表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/260

いい写真


 むかいのルイが顔を近づけて、赤いけど、まだ傷はひらいてはないみたいだ、という。


 ウィルが通路を挟んだむこうの班長たちに、どう思う?と意見をもとめた。


「あらっとけ」班長が命じ、

「手袋しとけよ」副班長がつけたした。



 半わらいのウィルが、携帯電話がつながらないかホームでためしてくる、と立ち上がり、ルイがケンに、痛いのがなくなる『おまじない』してやろうか?と優しい声できく。



 ザックが、おれはちゃんと心配してるからな、とカメラをとりだし、しかめっ面のケンを撮ってからいった。

「 ケンの手の傷が痛いってことは、ぜったい、このさき『なんかある』ってことだろ? だから、みんなが元気ないまのうちに、写真たくさん撮っておくから」


「ルイ、ザックからカメラをとりあげろ」

 通路のむこうの班長チーフが、フィルムの無駄遣いをするなと注意して、ザックはカメラをとりあげられた。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ