表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
230/260

警備官って、


 走り出そうとしたザックはがくんと衝撃をうけ、すぐに浮遊感が来て、《前転》しながらころんだ。

 その間に自分がだした音とはちがう音と怒声がまじってきこえ、体勢をたてなおしたときには、ロビーからはなれて立つルイと、さっきとはちがうナイフを持つロビーが、むかい合っていた。



「 なんだかずるいなあ。さっきコルボクを呼んだのは、ぼくの視線をはずさせるため?いまぼくの足にあてた石のはいった雪玉といい、《警備官》て、ずいぶんずるいことをするんですね」


 そうか、ひきとめたのはケンが雪玉をなげたからか、とザックは納得するが、後ろでコルボクと小声で何かはなしているケンの顔つきがけわしい。



「 ―― まあ、いいですよ。ぼくいま《クスリ》がきいてるんで、痛くないですし、あんたたちに抵抗するのはやめておきます。話し合いましょうよ」



「・・・ロビー、潔く罪を償え」

 まだ座ったままのライアンが命じるのに、『相棒』だった男はナイフをふってわらった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ