表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
203/260

つくった《秘薬》は


「《変わっていた》と聞いてる。こどものころからずっと、いい土地があったらもう移動しないで、そこで畑をつくったほうがいい、と一人だけ言い続けていたらしいから」

 いいながら、ようやく三本目の指を折ると、『狼男』は争いを好まない、とまたいった。

「 ――《教会》に先住民族を集めて、『狼男』はきっとなにかする気だろうとダゲッドム族は疑った。交流するための場所をつくりたいと言い出したのもアマンダだったが、ダゲッドム族は信じなかった。薬草や知識をすべてわたすと言ってアマンダをとりあげたあと、教会にほかの先住民族をあつめて、ダゲッドム族を襲うつもりだろう、と疑った。彼らはけっきょく、『狼男』をおそれていた」


 おれたちとはやはり、考え方がちがう、とザックに被せた毛皮のフードをみた。


「 ―― だから、『狼男』はダゲッドム族に、《狼男が歳をとるための秘薬》のつくりかたをおしえ、それを自分に飲ませつづけるようにいった」

 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ