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ニコルは帰れ
ブルーナは保安官の統括指揮官で、森や山の自然保護区域を守る仕事を愛する退官も近い男だが、その歳でも机にはほとんど座らず、バーノルドの森の中や、そこにある保安官の監視所にもよく現れる。
「 ―― と、いうことは、お前らはこれを引き受けることになるな」
封筒を差し出されたジャンが、なんともいえない表情で、班員をみまわし、宣言した。
「会議室に移動だ。 ―― ニコルはもう帰れ」 いっしょについて移動しそうな男の肩に、手をかけてひきとめる。
「いや。でもなあ・・・」
ニコルはこころ残りがありそうな顔でレオンをみた。
「 これが、どうして《正規手順》じゃないかっていうと、『野犬』を狩るのに人手がたりなくて、それをおまえたちに頼みたかったんだ」




