表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
146/260

どちらを信じるか


「襲いかかってきたら?」


 ルイのもっともな質問に、こきざみに首をふる。


「ないよ、ない、ないはずだ」


「ないって思いたいんだろ?『サミーはそんなことしない』って」


 またしてもケンがにやけていうと、しない!とさけんだテリーがたちあがる。

 落ち着け、とライアンが寄って背をたたく。


 それにはげまされたのか、テリーが正面からみんなをみた。


「 この、《山小屋》だって、もとは彼のものだ。 サミーが、自分の家としてここにたてて、それを、おれたち先住民族が奪ったんだって・・・。 そうして彼は、あの教会にとじこめられた。 ・・・ だけど、それは、かあさんからきいてた話とちがうし、タタも違うって言う。 ・・・どっちを信じたらいいのか、おれはもう、 よく、わからないよ・・・」


 いいきったテリーの顔は、泣き出しそうなものだった。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ