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<96>焦(あせ)る

 早く寛ごう…と思うあまり、やっている物事を急いでやろう…と(あせ)るのは、返ってやれなくして寛げなくするからよくない。急がば回れ・・ぐらいの気分で、ゆったりと物事に臨む人は、逆に物事を早くやれてしまい、寛ぎ気分を得やすいということになる。皮肉な結果を生むのが人の世のようです。^^

 斎藤は焦っていた。あと一時間で昼になろうとしているのに、いつものティータイムが取れていなかったからである。別に取れなくてもどぉ~ってこともないのだが、斎藤にとって十時頃に取るティータイムは一日の生活で必須になっていた。

『もう、十一時半じゃないかっ!』

 斎藤は自分が自分に怒っていた。^^

 コトの発端は一日がかりでしようとしていた作業を半日でやってしまおう…と判断したミスにあった。よく考えれば、一日がかりで出来るか分からない作業を半日でやってしまおう…と思うのは土台無理な話である。それをやろうと意気込んだのだからどぉ~しようもない。^^

 焦る斎藤Vs.作業の一騎打ちは、ほぼ作業の勝ちと思われた。がしかし、斎藤が焦りながらも奮起したのが功を奏し、斎藤の逆転勝ちへと変化した。斎藤は三時前に作業を完成させ、十時の分も合わせて二倍の寛ぎのティータイムを取れたのである。よかった、よかった!^^


                  完

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