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<78>調理
いくら素晴らしい食材があっても調理が拙ければ、舌鼓を打てず寛ぎの気分は味わえない。要するに、寛ぐには食材より洗練された調理が重要なポイントとなる訳だ。
シナリオ風だと、こうなります。^^
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一瞬、皿に盛られた臭気の白身魚に気づき、手に取って臭う信長。
「光秀っ! この魚、腐っておるわっ! そちゃ、徳川殿の御前で、この信長に恥をかかせおるかっ!!」
叩きつけられた皿と白身の魚。
「いえっ、決してそのような。目通ししておりますゆえに…」
慌てて装束より取り出した懐紙の上へ白身の魚を手に取って乗せる渋面の光秀。
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などという事態にでもなれば、寛ぎ目的で設けられた饗応の席が台無しになる訳です。
調理は寛ぐために完璧な確認が条件となります。^^
完