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<48>泰然自若(たいぜんじじゃく)

 どんなときでも泰然自若(たいぜんじじゃく)という心が備わっていれば、どうしよう!? とか、どうするっ!? などと慌てることなく、渡りに水と受け流し(くつろ)ぎ気分でいられる。まあ、これは、人それぞれで、誰でもそんな気分になれるとは限らないが、程々に心の鍛錬をしていれば、泰然自若とした気分にはなれるようだ。^^

 いつものように買物に出た谷田は、行きつけのスーパーの店中へ入った。ところがである。ふと、店の陳列を見ると、レイアウトが変更になっていることに気づいた。いつも買う食品がその場になかったのである。ないぞっ! と怒っても仕方がないから、谷田は品出しをしている店員に泰然自若として(たず)ねることにした。

「あの…ないんですが…」

「はあ…何が?」

「この前、ここにアレがあったんですが…」

「ああ、レイアウトが変わりましたから、アレはアチラに…」

「ああ、どうも…」

 谷田はアレで分かったことに驚いたが、まあ、あったんだから…と納得すると、アレがあるアチラの方へ移動した。谷田の性分は、思っていた買物の品が揃わないと心が落ち着かず、寛げない・・というものだった。アレがアソコにあったことで、谷田は満足して店を出た。家へ帰ると、全ての商品が買えているかをチェックし、それを終えると、ホットした寛ぎ気分が谷田の心中へやってきた。谷田は若い頃の自分をふと、思い出した。あの頃は、ドタバタしたな…と。若い谷田に泰然自若とする心は備わっていなかったのである。谷田は思った。泰然自若とコトに処すれば、必ず寛ぎの道は開かれると…。


                   完

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