表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/100

<19>マッサージ

 (くつろ)ぎ気分を得るための方法の一つにマッサージがある。平たく言えば按摩(あんま)である。効果をより一層、高めるには風呂上りがいいようだ。

 一谷(いちたに)は疲れを解そうと、いつも通っているマッサージ専門店[HOGUSI]の店内で整体師に揉んでもらっていた。

「一谷さん、今日はいつになく凝ってますね…」

「だろっ! ここ最近、会社が業績不振で、その分、余計に動き回ってるからね…」

「…でしたか。…この辺り、どうです?」

「ああソコソコ…」

 整体師が凝りのツボを揉むと、一谷は有無を言わさず肯定した。しばらくアレコレと揉んでもらうと、一谷の寛ぎ感は否が応にも高まっていった。

「…ココが凝ってますな…」

「ああソコソコ…」

 一谷は、ああソコソコ…を繰り返した。

「景気は、どうです?」

「今一ってとこだね。うちの上層部も、もう少しツボを知らないと…」

「一谷さんがお疲れになられますか…」

「ああ…」

 マッサージは人だけではなく、ツボを揉まれることで楽になり、寛ぎ気分を得られるのである。^^


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ