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SOUKI Adventure—気炎万丈編  作者: 吉川 富郎
気炎万丈編—SOUKI Adventure Burst【1—25章】
9/13

PHASE-3 (眷属に導かれた出会い—前編)_part_A

 リシヤは、目の前その中心がくりぬかれ、活気に満ちた煙の出る液体で通路が埋め尽くされた石橋に驚きました。


「なっ…なんだよこれ!!どうしてこの石橋の道が、熱いマグマで埋め尽くされているの?」


 マルコは目を輝かせて前を見ていました


「ぉお~すごい!泡がどんどん出てくるなんて…まるで温泉みたい~(*^▽^*)」


「あのさ…なんであなたは嬉しそうな顔してるの…」


「ウニャ?!えへへ~だってこんなものって、初めて見ただもん…」


「はぁ~この子ったら……っていうか、橋というのは、向こう側を渡る通路として使われるべきものではないのか!こんなものを置いて、いったい何をするつもりなんの!」


「…もう~怒らないでよ、お姉ちゃん。それじゃ、道を歩み続けましょう!」


「えっ?…ほら、この先の道が見えなかっ……あっ?!」


 妹が柔らかい絹で彼女を縛った時、リシアはやっと遺跡の下での似たような境遇を思い出しました。


「なるほど…あれを使うのか、ほとんど忘れてた……でも、やっぱ危ないでしょう…」


「ゲホンゲホン(咳…問題ない。マルコにお任せあれ~!(´ω`)」


【えっ?!いや、ちょっと…ほら…うわああぁぁ~——!!】


 妹は突然どこからか自信を得て、リシアに胸をたたいて安全を保証すると、そのまま彼女を連れて空から目の前の石橋を渡りました。


「えへへ~ねぇ、どう?マルコの『天使の翼』はすごいでしょう⁽⁽ଘ( > ᵕ < )ଓ⁾⁾」


「?!いっ…いいから、しっかりつかまって、姉の命はあなたの手にかかってるんですよ。ここで真っ黒に焦げたギョーザにはなりたくないからね!」


「ウエェ~…怒られた(┬_┬)…(しくしく」


「…ほら、ごめん。でも本当に怖いよ~もう……そういえば…あれって本当にマグマなの?だとしたら、どうしてその底はあんな熱いものに耐えられるのか…?!ひょっとして、この橋は何か特殊な石で作ったの……なっ?!」


 二人が途中まで飛んできたとき、橋のまわりには、なんと無数の三角形でできた、半透明の赤い結界がこまれて、そして両端の出口と入口をふさいでしまった!


「…ねぇ…これどういうことなの!」

 リシアは慌てた顔で妹に尋ねました


「わっ…分かんない……でも、なんか力が……あれ?!」


==【…えっ?!ウワアアアァァ~——!!】==


 すると、マルコの絹は突然消えてしたので、飛ぶことができなくなった姉妹は、空中からそのまま下のマグマに落ちてしまいました!

 …その絶望の瞬間、二人の心は一度止まり、今度は必ず灰になると思いましたが、まさか…


「……ぷあぁ~アツアツアツアツ……あっ、あれ?!こっ…これは…(⊙_⊙;)」


 浮上してきたばかりのリシアは、どろどろしたマグマを慌てて振り払うと、こっちのマグマがちっとも熱くないことに気づきました。彼女は不思議そうに手のひらについた謎な液体を眺めている時、妹の姿がすぐ近くに現れました!


「…ぷあぁぁ~姉ちゃん、助けて-・。(>口<-*)º•˚」

 マルコは姉の前でもがいていた


「?!マルコ─=≡Σ(((つ•ω•́)っ!!ほら、無事か?しっかりしろ!」


「コンコン!)…ねぇ、マルコ死んだの…あっ、まだみたい……うあぁー、お姉ちゃん~>口<」


 自分が生きていることを確認すると、マルコはすぐに姉を強く抱きしめる


「ほら、もう大丈夫だよ。しかも急に現れた変な赤い結界も消えたし……それより、さっきは一体どうしたの?」


「?!…それは、マルコもよくわかんない。ついさっき、いきなりなぜか力を失ってしまうので、だから……」


「そうか……じゃ、今の体調はどうだった?」


「…えっと~……?!(絹が再び現れました…あっ、力が戻った。じゃ、もう一度飛んでみよ!」


 元気を取り戻したマルコは姉の懐から離れ、ゆっくりと浮かんでいきました


「…いゃ、本当に大丈夫かしら^^lll)……いいえ、別にいいわよ。今このマグマが命取りにならないことが知ったから、いっそこのまま向うまで行ってしまったらいいよ」


「あっ?!だよね…あはは~…どころでお姉ちゃん、これマグマじゃないの?煙と泡が立っているのに、体が丸焼けになるかと思ったら、まさか意外とあったかいですね!」


 リシアは胸に浮かんだ液体を掬って遊んでから、推測しました。


「ぇえ……それだけではなく、このどろどろした液体には粘り気はあるのですが、触れていても意外に衣服にも髪にも体の表面にも付着せず、全身は今も乾いた状態ままで……まぁ、何のものかはわかりませんが、今のところは火山から流れ出たマグマによく似た偽物としか思えませんね」


「へえー~そうなんだ~……?!しょっぱい~!!」


 好奇心にかられての妹は、指についたオレンジ色の粘液を口に入れて味見をします。それを聞いて、リシアはふと振り返った


「?!ちょっと、コラッ!なんで急に口に入れたの?今すぐ吐きなさいよ、バカ!!」


「えへへ…もう食べちゃった……?!」


 リシアは背中のリュックを開けて、ピンク色の可愛い水筒を取り出し、妹にあげた


「ほら、いっぱい飲んでくれよ。ったく、この子ったら……さぁ、早く行こう!……うん?!…ねぇ、待って—」


「うん?…何かあったの?」


「…いゃ、いま何か触った気がした……」

 すると、リシアは身をかがめ手を伸ばし、かき回しながら、粘液の中から何かを持ち上げました


「?!こっ…これは、さっき摘んだ『カミオッケー』だ!」


「…えぇ…しかし、なぜここに……」


 手に握った黄色い果物を見つめながら、リシアはふと真剣な表情を浮かべました


「ねぇ…まさかこれは、トリー姉さんのリュックから落ちたのか?じゃ…?!もしかして、あの大きな鳥たちが、彼女をここまで引きずってきて、この場所で食べてしまったの?そんなこといやだよ~QAQ」


「……いいえ、いま結論を出すにはまだ早いだわ。どこかに連れて行かれた可能性もありますし…とにかく、今やつらのかくれ場所をさがさなくちゃ…さあ、行きましょう!」


「うん!!」


◇―――――――――――――――――――――――――――――◇


 こうして、緋色の空に高くかかった薄紅色の雲たちは、ゆっくりと石橋を渡る姉妹の姿を、のんびりと観察していました。


 そして同時に、橋の向こうの広い世界の中で、どこか見慣れた人影が、いま眠りから意識を取り戻しつつ…


 ==「…ぐうぅ……こっ…ここは……?!」==

 うつぶせに倒れていたトリーが目を開けると、ぼんやりとした視線の中に見知らぬ二人の人間が、先ほど出会った翼獣に餌を与えたり、撫でたりしている姿が映っていました。


 しかし、彼女が驚いたのは、顔を上げると、なんとすぐそばにもう一匹の翼獣がいることに気づき、頭を出しながら、間抜けな表情でこっちを見つめていた…


=【…えっ…(目を合わせ瞬き)・・・ウワアアアァァ~——!!】=


 その一瞬、トリーの思わず金切り声を上げると、あわてて逃げる姿が、前方に立って背中を向けていた二人を驚かせた!


『?!コラッ二号、やつを逃がすな、すぐに捕まえろ!』


 指示を受けた翼獣は爪を伸ばし、再びトリーをねじ伏せます!


「……ったく、どこに行きたいの?これ以上むやみやたらに走り回っていたら、こっちに迷惑をかけるんだぞ、泥棒。」


 二人はゆっくりとトリーの前に来てから、彼女にやっと彼らの姿をはっきりと見せました。


「泥棒って……?!いや、待って…彼らは人間?しかも……子供?こんな場所で?」


「ほら、どうしたの、その顔は…おっ?ひょっとして驚き過ぎて、言葉が出なかったのか?」

「…びっくりした?」


「…なあ、あんたたち…もう二度と逃げないと約束するから、まずはこいつに命令して、私の上にのしかかっている大きな爪を離してくれるのか?」


 男の子はしばらく考えてから、手のサインを出して、翼獣に足の下の女を放したように指示しました。


「これでいいんだろう…嘘をついたら、その足を斬ってからなぁ~?!何だよ…」


「その言葉…ひどすぎ…」

 隣の女の子が彼の服をそっと引っ張りながら言いました


「…ふん!こんな泥棒になんて、優しくする必要はねぇ!おい、あそこのかばん、確かお前のものだろう?」

 彼はその近くに落ちていたバッグを指差して尋ねました


「うん?…?!あれは…(すぐそっちに駆け寄って確認した)……そんな!なあ、中に入っていたものはどこに行った!」


「はぁ?持って行ったに決まってるだろう。そもそも、あれは俺たちのものですからなぁ~それ以外のものには触っていないから、安心しろ!」


「?!そうか……あんたたちが植えたものですか。勝手に摘んですみません…しかし、私は責任を取ってぐるから、その弁償の方法を教えてくれ!」


 謎の女「…意外にいい子……?!」


「そんなことどうでもいい…それより……さぁ、素直に答えてくれ!たった一人の普通人間なんか、いったいどうやって、この神聖な場所へ忍び込んで、物を盗むことができるのか!また他にどんな目的があるんだ!」


『…神聖な場所って…どういう意味だ……それにして、こいつらって…いったい何者なんだ。今の二人は変な仮面を半分ずつつけているので、顔はよく見えないですが、しかし身長から判断すると、どう見ても子どもだろう……?!いや待って、彼らの後ろに立っているのは…まさか『塔』なの?どうしてこんなところで、あんな建物がいるの?ぁあ~ますますわからなくなった……』


 トリーの頭には、いま疑問だらけでした。そして男の子はこの怪しい女が何も言わないことを見てから、イライラしたこぶしを振り回し始めた


「はぁ!どうやらこいつの口が固くて、勝手には開けられないようだなぁ…こんなったら……さぁ、拷問の時間だ!!」

「えっ?!」


 この時、トリーは何か大切なものを思い出したようです


「?!そうだ。もしかしたら、この二人……いや待って、答えしますから、だがその前に……ねぇ、あんた達は『フィニス』という男を知ってるのか?」


「なっ…(。⊙A⊙。)?!」


 その名前を聞いた瞬間、二人はびっくりしました。それからトリーは後頭部を掻きながら視線をそらし、話を続けた


「いや、だってさ…私と同行していた仲間が、いま彼に用があるらしいので、だからここまで来たんだ……」


「…ほぉ~やっぱ別の目的があったんだなぁ……そして仲間って…つまりまだ残ってるやつがいるってことか……」

 男の子はそう言ってながら、うしろにいる三匹の翼獣をにらみつけました。そのことに気づいた彼らは、怯えたように他の方向を見て、飼い主の視線から逃れようとした


「ねぇ…初めてだから…責めちゃいけない…」

 女子は再び彼の服を軽く引っ張りました


「?!うっ…うるせー、分かったから、手を離せ…ったく、どいつもこいつも……」


==【Σ(⊙—⊙|||)——?!】==

 この一瞬、二人はふと、遠くで何か起こっていることに気づいたんだ……


「ねぇ…ついさっき…『炎道橋』の結界が……」


「ぁあ~多分こいつの仲間だろう……まぁ、ちょうどいい!もう勝手に入ってきたので、ならば奴のほかの連中って、無事にここに辿り着けるの実力を持っているかどうか、確かめたいんだ!」

 すると、顔の上半分を隠していた男の子が、興奮した笑顔を見せました


「それ、どういう意味…」

「…まぁ、何でもねぇ……さぁ、そっちの大切な『お客さま』たちが、道に迷わないようにして、今回は俺たち二人で迎えに行こうぜ!」

「うん!じゃいま…彼らに乗って……」


「バカモノ——!!あんなでかい生き物が、また空中に現われているの光景を見せられたら、やつらはきっとすぐにどこかへかくれてしまうだろう!」

 男は即座に反論した


「そう…だよね……えへへ~ごめんなさい…」


 彼女がその純真な笑顔で『ごめん』と言われたあと、彼もこれ以上批判を続けるに忍びなくなった……


「?!まっ、まあ~いい……ほ…ほら、お前って、ずっと可愛くて強い足を持っているだろう?じゃ~今回は頼むだ…」


「はい!…ほら、早く上がって…」

 女の子はしゃがみ、相手を彼女の背中に乗せました


「乗る)……ほら一号、そして二号と三号!俺たちがここにいない間、あの女をしっかり見ていてくれよ!いいか、今度こそ絶対に逃がさないようにな——!さあ、行くぞ!」


 そう言うと、女子は彼を背負って、ものすごい瞬発力でジャンプして、すたすたと去っていきました


「なっ…なんと一瞬で飛び上がった……〣( ºΔº )〣?!いや、待って…おいガキども、一体どこに行くの?私をひとり置き去りにしないでよ!コラッ(#>O<)~——!!」


 結局、そこにはトリー一人と、彼女を監視する三頭の翼獣だけが残されました…そして……


◇―――――――――――――――――――――――――――――◇


==『おっ・・・お邪魔します・・・』==

 どきどきしながら、ゆっくりと長い石橋を渡ったあと、二人は橋の先で立ち止まり、まるで新天地を発見したかのように、目の前の風景に感嘆しました……


 草一本生えていないでこぼこの荒れた土地には、どこにもマグマが冷えて固まった結晶—火山岩が見られます。また、うねうねと流れる熱いマグマの中では、ときおり激情の炎が噴き上がっています。ですが、さらにその先には予想外のものがあった——


 長い鼻で溶岩を吸い取って、体に吹き付けて体温を保つ巨象、そして呼吸をしている時、体についた斑点の外側が赤く光る炎角羊……


 これほど生存条件や環境が劣悪な赤黒い世界の中には、どんな生き物も生きていけないと思っていたのですが、動物たちがこの地に生きている痕跡を目の当たりにした瞬間、彼女たちの認識は一瞬にして破られてしまった


「ぉお~すごい!さっき森の中でカラフルな鳥たちが見ましたけど、まさかこんなところでほかの働物に出会えるなんて……ねぇ、お姉ちゃんもびっくりしたでしょう?」


「えっ?!えぇ~(^—^;)……そういえば、ねぇマルコ、私たちがここに来てから、逆にそんなに暑さを感じなくなったと思わない?」


「あれ?!…うんうん!姉ちゃんに言われたら、確かそうだったみたい!!それにね、さっきその熱くない変なマグマに触れた後、肌についていたべたべたしたものもすっかり消えてしまった。乳液みたいで不思議ですね!一体どういうことだろう……」


「…まぁ、とても不思議な現象ですが、今はその答えを求めている場合ではないよね。だって、いま考えるべきことは……」


=『…こんなに広い場所で、どこからさがせばいいんでしょうか…』=


 そう。二人は今、進むべき方向で悩んでいます…


「まあ、実はそんなに悩まなくてもいいですよ!だってマルコは姉の『専用天使』なんだから、姉ちゃんを連れて飛び回ることができるんですよ^^」


「……いや、それはさっきも真剣に考えました。確か、今のあなたは謎な魔法の力を持っていますが、不安定なのも事実です。前にタルスでのことはともかく、あなたもほんの一瞬、その力を出せなかったでしょう。」


「…そうか…どうやらお姉ちゃんも、マルコを信じたくなかったんだ…(˘•ω•˘)」


「?!そっ…そういう意味じゃないって!あなたの力が大切だからこそ、このまま無駄に消耗してはいけません。それを失ってしまったら、危ない目にあったら大変じゃないですか!まあ、何とかなりますから。さあ~進みながら考えましょう!」


「…そうか…姉ちゃんはマルコのことを心配していたんだ……うん、一緒に行こう!」


 リシアは妹の小さな手をつないで、その先に一番高い山を目指して進むことにしました。たとえ険しい道のりでも、二人は確かな心で、目の前の険しい坂道を一緒に乗り越えていきました。


「…ほら~ゆっくり、気をつけてね!(手を伸ばす」


「よいしょ!ふう~疲れちゃった…(そばの岩に座って」

 道中はとくに危険はなかったが、でも二人は歩くだけでも体力を使い果たしてしまったようだった…


「そうか…じゃ今ここで、少し休憩しましょう!さて、水分補給水分補給~……」


 ぶらぶらしている妹は周りを見回します。そして…


「…あれ?!ぉお~見たことないのキノコだ─=≡(((つ>ω<)っ!かわいい~」


「あははは~ほら、何バカなこと言ってんの?こんなところに、そんなものがいるわけ……?!」


 リシアが再びかばんから水筒を出して、マルコに渡そうとした時、妹はすでに向こう側に走って行って、その岩の間に隙間に見つけた、奇妙な形のキノコに触ろうとしたことに気づきました!!


「?!触るなマルコ——!」

「…えっ?……うわっ?!」

 マルコが触れた瞬間、そのキノコはいきなり小刻みに揺れ、それからなんと徐々に大きくなっていきました!


==【ウワアアアァァ~——!!】==


 なんだかそのキノコが爆発しそうに見ると、リシヤはすぐ駆け寄って妹の手を引きながら、一緒にその場から逃げ出した。すると、『ドーン——!!』の音がして、キノコは一瞬で溶岩の火花を噴き出しました!


 ちょうどその時に、謎の男子と女子も『炎道橋』の前にやってきましたが、二人の姿は見えず……


「…いない……」


「チッ!おとなしくここで待っていると思ったけどなぁ~……そういえば、どうしてここの結界が急に解除されたんのか…」


「あの…彼らは…あそこに入った?」

 女の子は石橋の通路を指差した


「うん?ぁあ、多分あったはずだ。もしその液体に触れずに、そのまま進んでいたら、あのネズミたちはとっくに焼き肉になっていだぞ。こんなんじゃ、まだ我々の縄張りを跳ね回ってるわけねぇだろう?」


「です…よね。じゃ、これからどうする?」


「…今さら、迷っている余裕はなさそうだ…こうなったら、兄貴がまだ気づかないうちに、こちらの『切り札』を差し向けて、奴らの行方を探すんだ!」


「うんうん……?!いや待って、『切り札』って…まさか…」


「へへっ~……ぁあ~まさにあの最強兵士—『ゼロ号』だ。さあ、力を貸してくれ!(≖—≖)✧」


「分かった。お手伝いします( ̄^ ̄)ゞ!」


 すると、二人は手をつなぎながら、もう一方の手を前に伸ばし、目を閉じて式神召喚の術式に集中した


【不滅の灼炎が漆黒の道を照らせ、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し、永炎の聖域から生まれた勇猛な闘士よ、今すぐ我らの呼びかけに従って、火の海より姿を現わし、敵を排除せよ——!!爆岩神将——アイデン!!】

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