PHASE-3 (眷属に導かれた出会い—前編)_part_B
『・・・ウエエエ~ごめんなさい°(°ˊДˋ)°』
「いったい…何回…言えば…耳に…入って…くれるのか!…この!…この…うん?!」
そう言いながらリシアは、手を摑まれたマルコとぐるぐる回り、逃げようとする妹のお尻を何度も叩いていました。だが、こういうの時に…
二人がどこかで召喚の儀式を行った瞬間、揺れる大地と激しい音が同時に現れたので、姉妹は戸惑して顔をしかめた。今は従者たちに監視されているトリーでさえ、この時も遠くから激しい振動を感じていた……
トリー「?!なっ…なんだよこれ、地震?」
「?!ちょっ…これって、今何があったのか?」
リシアもそこで気づいて手を止めた
「うわあぁ~!姉ちゃんの怒りが、地震を引き起こした!そこまで怒ったの?ねぇ…いい子になると約束しますから、早く止まってよ~QAQ」
マルコは姉の手を軽く振って頼みました
「馬鹿を言え、これはわたしのせいじゃない!!くそっ、なんでこの瀬戸際で地震が……?!もっ…もしかして…これは火山が爆発するっていう予兆か?」
「えっ?!…じゃ~今は大変じゃないですか!」
「……なんだか嫌な感じが……とりあえず、先に撤退しよう!…なっ?!…」
『うん?うわああああぁぁ——!!』
二人がうしろをふりむきますと、目の前のたくさんの黒い影が、だんだんはっきりしてきました。それは今まで見たことない、この地方特有の野生動物たちが、今はびっくりしたように、熱気の荒野を逃げ惑っています。二人はまずいと思って、大きな岩の陰に隠れました。
抱き合った姉妹は、大きな影を見つめたまま、太い足を揺らしながら横を通り過ぎていきます。幸いなことに、息が詰まる数分後に、すべては再び平和に戻ったようだった。ですが……
「とっ、止まった……あいつらも、すっかり逃げちゃったみたい…ねぇお姉ちゃん、今ならここを出てもいいんだよね(´;ω;`)」
「え…えぇ…たぶん大丈夫かな……さぁ、早く行こう!…あっ、あれ…(• ▽ •;)」
と言いかけて、二人が起き上がろうとしたとき、なんと目の前の地面に、巨大な黒い影が映っていることに気がつきました…
==【・・・ウゴオオオォォォ・・・】==
次の瞬間、彼女たちは故障した歯車のように、ゆっくりと身をひるがえし、後方に巨大なものを目の当たりにして、唖然とした。そしてその時、二人はようやく、さっきの動物たちがあわてて逃げていった理由を知っていた……
「あっ、あの……初めまして、ゴーレムお兄さん。何かご用でしょうか~∑(^言^lll)」
リシアは唾を飲み込むと、震える声で先方に挨拶した
『・・・・・・』
けど、後に立っている巨大な石像が動かずに返事もせず、ただじっと彼女たちを見ていました…
「…えっと…言葉が通じないのでしょうか……ねぇマルコ、こいつにちょっと声をかけてみませんか?」
「へえぇ?!……うんん…じゃ~……ハロー~(☆≧▽^)♪」
==【ウロオオオオォォォ——o(☆Д☆)o!!】==
==『逃げろおぉぉ——!!』==
相手の高い吼え声に、二人は気が動転して、やみくもに立ち去りました。目標が動き始めるのを見ると、相手の体の表面のあちこちの隙間から、昂奮の烈火が燃え上ってきて、重い体を振りながら、追いかけていきました!
「?!だっ…だめだ!やつが本当に追いかけてきた……お願いだから、もっとスピード上げてε=(#>д<)!!」
「えっ?!うわあぁ~どうしてこんなことになっちゃったの…ただの挨拶なのに……(╥﹏╥)」
慌てたマルコは姉を連れて、行く手の高原火山群をあてもなく全速力で進みますが、追っ手から逃げることはできなかった
「…チッ…こうなんじゃいけない。ねぇマルコ、もしそいつから抜け出せないとしたら、まずはどこか安全な場所を見つけて、しばらく身を隠しましょう!」
「えっ?!安全な場所って……うんん(あたりを見回す…でも、今あんまり速く飛んでしまって、ちゃんと探すことができないよ……」
「気にするな。このまま前の道に気をつけていればいい、そのことは私が……?!マルコ危ない、早く止まってくれぇっ!!」
「えっ?!うわあああぁぁ——!!」
姉が緊急の注意をしてくれたおかげで、周りを見回していたマルコは、あっという間に着陸し、悲劇を回避することに成功した。
何故なら——その先には活発なマグマに囲まれた高地があり、その少し向こうには神秘的な古い塔が立っている。おそらく、この全ての秘密を解き明かす『鍵』は、あそこに潜んでいるだろう……
そうは言っても、前にはもはや進むべき道はない。しかも燃える緋色の烈炎と飞び散る火花が、時折目の前のマグマの海から噴き出てきて、命中すれば必ず肉体と骨がなくなるので、遠くからそれを見るだけでも恐怖を感じていた……
「あの塔は一体……くそ、こうなったら、引き返すしか…?!」
熱いマグマがどんどん噴出している光景を目にした姉妹は、別の道を探そうとしていた。しかし残念ながら、その考えはうまくいかなかった。だって、後方からの追っ手が、既に……
「はぁ~…もいいわよ。これでいい……ほらマルコ、私を降ろしてください。」
思いがけず、この窮地に追い詰められる状況で、リシアは逃げることをあきらめたようだった…
「えっ?!……待ってよお姉ちゃん、何をするつもりなの?」
その言葉に、マルコは内心ためらいましたが、指示に従って地上に降り、そして姉の体に巻かれていた絹を解き、自由に動けるようにしました。
「…あたりまえでしょ?今なら…この突然現れた『でっかい物』と、ちゃんと交流を必要があるみたいねっ!」
相手がさっきからずっと追いかけてくるの姿を見ながら、リシアは後ろの武器【双姫】を振り上げ、戦う覚悟を持つ!
「ゴオオオォォォォォ——!!」
この時、敵も威勢のいい叫び声を上げ、まるで彼女その灼熱の意志に応えているようだった…
リシアは武器の先端を、前方に振った
「おい、お前!なぜ私たちを追いかけてきたのかよくわかねえけど、失礼な話を先に言っておこう!……姉さんわね、今あんまり体調が良くないから、必要のない動きはしたくありません…だからさ、『カチカチな兄貴』よ、もし空気が読めるなら、こっちが暴力をふるわないうちに、さっさと道を譲ってくれ!!」
「・・・・・・」
しかし、相手は撤退する気配はないようです。それから、両方が睨みあっているうちに、あたりには熱風が吹きつけた…
「えっ?えっ?Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)……さっき言ったの『交流』って、そういう意味ですか?ほらお姉ちゃん、むやみに喧嘩しちゃだめなの、自分の体を傷つけるから!しかも今回の相手はあんなに大きいなんて…」
「…あぁ~もちろんそんなことしたくないけど…でも、今は他に選択肢がなさそうだ…」
「うんん~じゃ、まずはあの『カチカチお兄さん』に、もう一度善意を伝えましょう!だって今度は理解してもらえるかも~」
そう言いながら、マルコは姉の前に向かった
「…善意を…伝えって…ほら、あんたまた何を考えているの?」
「ゴホン、ゴホン!!…それじゃ、行くよ♪せーの—」
「優しいマルコは天使の子、」
「悪いことは絶対しないよ、」
「『友達になる』ボタンを押すと、」
「このハートはあなたにあげるよヽ(*≧ω≦)ノ❤」
こうして、マルコはテレビで聞いた『キャラソン』を口ずさみながら、軽快なステップで踊り出しました
「…ゴウホオオオォォ——!!」
しかし、その歌を聴いていると、相手はまるで大きな刺激を受けたように、全身から炎が燃え上がり始めた
「うわあわぁ~——Σo(Q﹏Q)o!!失敗しちゃった……じゃ、姉ちゃんがやっちゃえ…」
相手が怒っているの姿を見て、マルコはすぐに姉の後ろに隠れました
「なるほど…それがあなたの計画ですか…(。-`ω´-)」
リシアは顔を背けて妹を見下ろしました
「うむむ…だって、相手は『萌えは正義』であることを理解してもらえると思ってたのに……?!うわあぁぁ~あいつがこっちにきた——!!」
==【…グゴウオオオォォ~——!!!】==
敵は何も言わずに、二人の方へすすむと、その強力な腕を振り出して、上から下へと、ためらいもなく打ちつけた!手のひらをゆるめると、ひび割れた地面になんと大きな穴が開いた。幸いにも二人はその前に急ぎ足で横向きに回避して、咄嗟の一撃をまぬがれた!
「…チッ~本当にやったわね、あいつ……うん?!…そうだ!ねぇマルコ、あなたは魔法でそこのマグマを動かし、敵を攻撃できますか?ほら、このあいだ湖にいたときのようにな!」
すぐ近くの溶岩湖を眺めながら、リシアの脳裏には、いきなりかつての危機に直面した時のイメージが浮かびました。
「えっ?!でもでも、あれは水じゃなくて、マグマだよ!もし失敗したら……」
「大丈夫、信じているから(•̀∀•́)و✧!(たのむだ、必ず成功してくれよぉ~(>﹏<。)…)」
「うん!じゃ、やってみるしか……行けぇ~!!o(>口<)o」
マルコの必死の努力のおかげで、前方の『赤い海』にやがて動きが現れ、目標の位置に向かって攻撃してきた!しかし、相手は彼女らの動きを見抜いているように、勢いよく太い鉱の右腕を振り、熱々のマグマを簡単に払いのけた。それから、灼熱の溶岩が飛び散って、いまこの姉妹のところへ襲いかかっているんだ!
【えっ?!うわあぁぁ~——!!マルコ、早く何とかしてくれ!】
「?!氷の壁よ…出てきてください!!」
このピンチで、マルコは巨大な壁を召喚して防御します。ところが、その氷の盾がマグマに接触する瞬間、『ジュージュー』と音がし、壁に大きな穴が開けられた…
しばらくして、目の前のマグマが完全に止まったことに気づいた時、妹は息をついて、少し気をゆるめました…
「ハーアァ~危なかった…しかも今度は本物のマグマなんだ…さっき止められなかったら、体がきっと焦げていました……ほらお姉ちゃん、危ないって言ったでしょ٩(> 3 <)۶」
「えへへ~ごめんごめん…?!待って、これやばい……逃げろ!!」
「えっ?うわあぁぁ~——(叫び声を上げて大股で逃げる」
この時リシヤは、大きな穴を開けた氷の壁の中から、相手が目の前の障害物を打ち破ろうと、再び腕を振っているの姿を見ていた!そう言いかけて、敵の手刀が切ってきたかと思うと、堅固な氷山はあっけなく割れてしまいました。切り裂かれた氷岩のかけらが空中をぐるぐる回り、そして煙が立ち上る溶岩湖に落とされた!
あれだけじゃない。突然、相手の全身から猛烈な炎が燃え上がり、それから体に巻きついた炎が巨大な渦を作り、二人を自分も含めて、その炎の檻に閉じこめます。
「あたりが燃えてきた!!こいつ本当に怒っているようです…ゥウウ~どうしよう?マルコはこんなところで死にたくないよ……」
「馬鹿を言え、私たちはきっと無事にここから逃げられるんだ!ですが、さっきの対処方法はやっぱ危険だわ……こんなたら、今から何とかして、やつをどかせる。それから適切なタイミングを狙って、あいつに後のマグマに一撃で落として、その『特製温泉』に浸かって楽しんでもらおう!」
「えっ?でも、どうやって……」
「……ねぇマルコ、いま着ている絹で、しばらくあいつを縛ってくれるのか?」
「えっ?………ぇええええっ~——!!」
「…ゴウオオオォォ~——!!」
すると、敵が地面から岩をつかんで投げつけてきた!それを見たマルコは、再び氷の魔法で防御します。傾いた氷の結晶の先端が岩にぶつかってから跳ね返り、そのまま相手の頭に当たって重心を失い、地面に倒れてしまいました!
「ぉお~よくやった!その調子だ、マルコ。よし~今のうちにあいつを縛ってくれ、頼むわよ!」
「えっ?でも……わかった…でも、いつまで持ちこたえられるか保証できないからね!」
『ぁあ~わかてる……今度こそ…それじゃあ~どんどん響け、我らの戦曲——!!』
背囊を下ろしたリシアは、真剣な表情を浮かべました。そして一気に両手の武器の持ち手の先端を合体させ、再び『双姫』の第三形態—†【閃雷双頭槍】†を切り替える!
「・・・グウオオオォォ~——!!」
この時、倒れていた敵は、まるでこちらの闘志に気づいたように、その不屈の巨体を急に動かし、再び立ち上がって戦う準備をした!
「?!まだ起きちゃダメ!お願い、前の『カチカチお兄さん』をしっかり縛ってください~行けぇ!(>◇<)」
指示を受けた宝玉は、絹と一緒に地面にもぐりこむと、次は敵の側から飛び出し、その周囲を素早く動き回り、何とか敵の働きを封じて、地面に押さえつけました。しかし、身動きが取れなくなったことに気づいた相手は、自分の体に巻かれた絹を必死に振り払い、妹を窮地に追い込むんだ!
「?!くうっ~…何とか縛っちゃったけど……とんでもない力だ…姉ちゃん早くしないと、もう我慢できないよ>A<」
「ぁあ…頼む!もうちょっと頑張ってみな、今こいつにエネルギーをためていたから」
「?!…グゴウオオオォォ~——!!!」
次の瞬間、相手は知らないエネルギーが、今は徐々にリシアの武器に集まっていることに気づいた。それから本格的に動きだし、全身から火が出てくると、燃え上がる炎が全身を包み込んで、触れたの絹も一瞬で……
「うわあぁぁ~!!…マルコの絹はもう一度燃え上った!!前に遺跡の時と同じことが…QAQ」
「くそ!今なら…まだ足りない……もう少し、あと少しだ……」
自分いま握った武器の状態を見てると、リシアも思わず焦ってきました
「姉ちゃんどうしよう……もう縛れなくなりそうです~」
「ウゴゴゴゴゴ!!」
敵の力はどんどん上昇していき、その動きを封じる絹も、もはや持ちこたえられなくなりそうです。それだけじゃない、相手そのエネルギーを爆発するの真剣な姿が目の当たりにしたマルコは、いきなり暴走したロイとの交戦した記憶を思い出してしまう…
「…首を振る)うんうん、ダメ……怖くてもあきらめてはいけない!だって…これからの日に、マルコはお姉ちゃんと一緒に戦って、私達をいじめている悪者に立ち向かって、それから一緒に幸せに生きていくなんて、そう誓ったから——!やあああぁぁ~——!!」
いま思い出した断片的な映像が、マルコを恐怖に震えながらも、これからは姉とずっと一緒に生きていこうという決意が、彼女を支えていく推進力になった。ところがこの瞬間、姉から安堵の言葉が、彼女の気持ちをなだめるように耳に入ってきました……
「…もういいわよ、マルコ。今までありがとう~」
今のやる気満々の発言とともに、後ろに立っていたリシアも、やっと準備ができたようだ…
「?!はい!お姉ちゃん、頑張ってね!」
その電光を放って、エネルギーに溢れた【双姫】を見ながら、姉が次の行動をうまく実行できるように、希望の光を見えたマルコはすばやく相手に縛ってあった絹を回収した。だけど、行働制限を解除したばかりの敵が狂ったかのように吼えて、次の瞬間、相手は真っ赤な体で、勢いよく二人に突進してきました!
「たいへん、こっちに来る!!」
「…待たせたな、お客さま…今から姉さんがご招待させてもらおう~さあて、我がこの一撃・・・その体で存分に味わえぇぇ——!!」
反撃の時がついに来た!リシアは一歩前に出ると、それから構え、電光の交じった【双姫】を思い切り放り投げた。それを見た敵は、とっさに両手をのばして、その猛烈な攻撃を正面から受け止めました!
両者の激しいぶつかり合いは、この一瞬で拮抗しますが、エネルギーをみなぎらせる【双姫】は侮れません。この技をさえぎるために、敵はかなりの体力を消耗した、しかも攻撃をうけつつ後退して、よく見てなら、こっちの方が優勢になっていく……
____________【グウオオオオオォォォ~——!!】____________
『この癇癪持ちのかまどめ……さっさとマグマの中に落ちて反省しろ——!!!』
「・・・ググゴロゴロロ~——!!」
互いに数十秒の抵抗の末、相手はやっと【双姫】その凄まじい威力には敵わず、そのまま体のバランスを崩して、後方の溶岩湖に撃ち落とされた。敵を倒すと同時に、彼女たちを包んでいた炎の渦は散っていきました。
ですが、双頭槍はものすごい沖撃力で白い蒸気霧を貫き、むこうに謎の塔へと続く石段をまっすぐに突き進んだあと、このまま石の隙間に挟まってしまた…
「…すっ、すごい~姉ちゃんやりましたね!!…?!あっ、マルコの……ふうふう~(。>ω<)33===」
回収した絹と宝玉が煙を上げている状態に気づいた妹は、腹ばいになって、宝玉に息を吹きかけ、温度をいち早く下げようとしました。
一方、背囊を拾い上げたリシアが腕を上げると、先ほど遠くの石段に挟まっていた双姫が、持ち主の意識を感知すると、内部に設定された復路モードを発動させ、すぐに彼女の元へと戻ってきた。自分の武器が無事に回収されると、彼女はほっとしたように腰を抜かしました…
「はあ~どうやら成功したようみたいね……なんか体がいきなり空っぽになりそうだった…さっきは本当にびっくりしました」
「もぉ!いいから、早くこっちに手伝ってよ!さっき姉ちゃんの無茶な計画のせいで、こんなことになっちゃったんだ……」
後ろの妹が姉に文句を言った
「うん?!∑(゜Д゜ノ)ノ…わっ、分かったから、怒らないで…(慌てて駆け寄って冷却を协力した)…ふうふう~ふうふう・・・?!いや待って、こいつ氷系の魔法が出せるでしょ?じゃ~自分を少し凍らせればいいんじゃない?」
それを聞いて、マルコハッとしました
「あっ?!そうだよね…(よいしょ)…あはは~あわてすぎて、こういうことを忘れてた……?!」
【侵入者…発見!】
【なんだよ~もうここまで来たのか…人間界の『ハエ』を探すなんて、ずいぶん大変だったなぁ!】
…突然、ふたつ知らない人の声が、彼女たちの耳に入ってきた!
「…?!いっ、今のは…人間の声?」
「お姉ちゃん、あそこを見て!(指す」
「?!…あっ、あれは…」
ふと顔を上げたリシアは、横の高い岩の上に、二人の子供の後ろ姿が見えました。そして二人は背を向けて、なんと空中から飛び降り、見事に彼女たちの前に降り立った!
**『不滅の【紅炎】が、荒波を鎮める—』(男)
**『燃える【蓮華】が、世の闇を溶かす』(女)
「紅」、「蓮」、今ここで…侵入者を排除する!!