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ラ・ラガス~創造魔法で異世界を生き抜く~  作者: タツノオトシゴ
水天一碧の広大な場を駆け巡る
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いつしか開拓された道に後から来る者も同じ事をするだろう:上

下から押し上げてくるのがなくなったのにそのまま上がってくるのは不思議だと思っていた…勝手に自分の戦いやすい場所にするために動かしている蝶かと思っていたが何度も溶岩の上で魔力を制限なく使って暴れまくってしまったことが原因で自然に起きた自然災害(小規模な噴火)だと言うことが分かった。ここの自然はなんでも感知してしまうなんて組み込まれたみたいでなんか嫌だな…


「それで?一発槍の一撃を喰らって体調はどうですかね」


今現在目の前で体という形を留めていない影が蠢いているのを見ながら蝶が攻撃をしてくるのでそれの対処をしながらになっているけど見ている感じちゃんと武器の性能は起動していることが分かった。

『黝危槍デリュティー』は初めから持ち合わせている強力すぎる怨念を利用した物でありそれが過剰反応を起こすと勝手に触れた物質に()()()()を起こすというとんでもない能力を持っている、今現に影に起きているのがそれであり特に力強い気合の入った一撃を入れたことによりその破壊衝動を入れ込むことができたのでこうして影の機動力を奪えたことを起点にして毒玉を大量に飛ばしてくる蝶に攻撃の矛先を向けられているのである


『これは…体の細胞を勝手に崩していく何か?急激に発達するこの有害物質を切り離そうとするとそれに反応して回避行動を起こすとは中々な物ですが…これは正直言ってヤバイですね』


「いいプレゼントだと思ったんだがお気に召さなかったか?それならもっと強めの入れてやりたい所なんだが…蛹野郎、いや今は海闊天空の暴蟲と呼んだ方が良いかな?今こうして敵意を持って攻撃してくるってことは言った言葉が響いたようで十分だ。ガドマ、イオルンド!」


「あいよ!」「御意!」


自分が後ろに引いたところで入れ替わるように二匹が飛び込んでいって体に切り傷を入れ込んでいくのだが影が致命傷を負いながらも影を飛ばすのだが流れるようにシグマリからの願いを聞き届けた精霊達がそれを遂行していく。

とてもチームバランスが取れれて蝶の方は三人に任せておいて自分は地べたに寝転んでいる影に向かって槍を向けると影は笑うように顔を動かして破壊衝動を瞬時に沈めて立ち上がってみせた


『大丈夫ですよ?起きて久しぶりの戦いですけどこうやって窮地に追い込まれる方が私としては楽しいですし本体の方も覚悟が固まったみたいですので契約込みの決闘そのものっていうのが本格化していることでしょうね』


影はゆっくりと床に放り込まれていた斧を手に持って地面を力強く踏みつけて槍の先端が斧の柄腹の部分に衝突する。すぐに引いて何度も連続して突いていくのだがこのままでは一撃ではこちらの方が負けることは分かっているので動かなくてはいけない、深呼吸して魔力を十分に回して間合いを取りつつ強気の三回攻撃を繰り出す


「【三穿跳】!!」


穿つ穂先は飛ぶように跳ね相手の持つ斧の耐久をどんどんと減らしていく。相手にとっての負の連鎖を断ち切るべく素早く上下に切り上げて自分に向けてくる斬りつけてくる際に見えた残像は槍にとてつもないくらいの衝撃を吸い込んでいった。柄にも伝わってくる振動を振り切って相手の首に向かって刺すように一点振り切る


『これだ!これを待っていた!さっきまでの戦いの中でも紅く燃える剣や風を断ち切るほどの両手剣のあの威圧力が引き立てるあの戦いでさえも燃え上がらずにただの作業だと思っていたのだが…この緊迫したこの空気感での差し合いが臨場感を生み出すとは!』


「今までの戦いが不十分だということを目の前でこうやって刃を向いて神経すり減らしながらやっているのにそんなことを言われたらすぐに倒してやりたいって思わしてくれる魔法の言葉じゃないか、その言葉を放ったことを後悔するんだな!」


槍を縄に括り付けて自分の左手首に繋げておいて【宝物庫】から追加のブツを用意しておく…すぐに廻りに廻るあの擬似洗濯機を用意する。すぐに【恒久】を行なって体の遠心力をどんどんと力強くしていく、地面を削ってしまうのがなんてんだがここからが正念場だからここで決めれる所はちゃんとしておきたい変光星のランダムすぎる攻撃が影が生み出した刃をどんどんと相殺していく。

影も決心が付いたのか手に持っていた斧を握りしめて体を削りながら突っ込んでくるのを見計らって自分も損傷(ダメージ)覚悟で槍を相手の体に向かって連続で穿ち続ける。その分変光星の精度が落ちるのでその部分は気を張り巡らすようなギリギリを攻めていき槍での攻撃を計六回当てることに成功した


「これでお膳立ては終了だがそろそろ病気のレベルアップしたろ?ここからは持病となってからお前に牙を剥き始める【W.I.E.R.D(ウィアード)】!」


魔力を媒体にして動き出した怨念が言い渡された使命を果たすべく影の溶け出していた体をどんどんと蝕んでいくのが自分の魔力を通して感じ取れた。そのままかなりの量の魔力が怨念に吸い取られていくが今になってはどうでもいい、このまま押し切って倒してやるのみだ!何度も変光星が飛ばしてくる影を弾いていき気づけばあと少しのところで首元を斬ることができそうだった


『Graaaaaaa!!!これだ!この痛みで気づくことができた!これこそ初めて私が生まれて初めて敗れた時に似て仕方ない淵源の竜と戦っていた時の高揚感!何故忘れてしまっていたのだろうか!』


影は自分一人で頭の中で何かを考えていたのだろうか…考え事を自己完結をしながらだというのにさっきまでとは倍近くの威力を平然と出すあたり名乗るほどのやつだってことは分かっていたのだがここまでとはな、全く呆れるけど自分もこの戦いがどんどんと楽しくなってきたからその分楽しむためにはまずは火力が必要だな!


「今は(デバフ)のレベルはIになったばかりで何にも変わりようがないのは使っている自分がよく分かっている!」


槍には魔力を媒体とする不思議な結合する組織する呪術が存在するのだが全くジェバル・ユーストは知らずにただガドマがそのように仕組んだと思い込んでいるのである、それに普通は交わることさえも難しく使いこなせる人間は数少なくここまで流暢に使えること自体あり得ないのである。

ジェバルは呼吸をするように結合させて巧みに槍を回転させつつ相手から溢れ出てくる何十ものの影を裂きつつ隙あらば攻撃を当てていくという考えを持ちながら行動しているのだが斧を地面に置いて両手で頭を抱え込んでしまった影は隙を晴らしているように感じるのだがいつでも射程距離内に入り込んだらいつでも切り刻むと言わんばかりの強調されてまるで触れてしまってはいけない何かを目覚めさせてしまいそうな感じがした。


(あの黒曜の竜よりかは弱く感じられるのだが絶対に斬るという絶対的な何かを感じられるのにここまで出る物なのか?恐ろしくて前に進むことさえも出来なさそうだ…)


『会えないかもしれない…本体だけでも生き残らせてあの人に会わせるつもりが子守としての役目…しかし自分の意志だけで生き延びて二人で会いに行くのが目標だ…やり切ってみせる!』


言葉を残した途端自分に数多くの影を向かわせてきた、自分も後ろで戦っている三人に被害を負わせないためにも踏ん張りどころを見せないといけない…変光星と黝危槍の先端を器用に動かし飛ばしてくる影を弾き、叩き落として対処する

自分の体に数本弾き逃した短剣がザクザクと差し込まれるのだが気にしないで両者共に手負いの状態での戦闘は続き拮抗が続こうとも武器同士の殴り合いは止まらずに熾烈を極めていた。

痛い…身体中がとんでもないくらい悲鳴をあげているし変光星の動きもだんだん鈍ってき始めた。このままではすぐに相手の方が優位に立ってしまうのは一番それを阻止しなくてはいけない!突発的に動き出す影に多少翻弄されつつも変光星と槍の動きを止めずに進み続ける


「ウオオオォォォ!!!!踏ん張れ体!」


『まだここの戦いで生き残るために!この身を擦り切っても体が悲鳴をあげようとも闘うのみ…唸れ我が人体よ【天影累々(ブルテンペル)】!』


地面から飛び出すように出てくる影の集合体達が形作って所々歪だが竜のような姿に変わっていった。影が模した竜は自分のことを食べるように襲いかかるのだが動きに合わせて弾いて(パリィして)竜の頭に乗り移る。

足場は不安定だがしっかりと槍で差し込んだ場所は怨念がくっついてなんとか立てるって感じなのかな?時々体が沈む感じがするけど問題はないのでそのまま魔力を流し込んで武器の性能を解放させると急に苦しみ出した竜が足を滑らして岩から転げ落ちていった、槍を刺していたこともあったのだが影に()()していた所を無理矢理引き抜くと同時に【W.I.E.R.D】を発動させる


『GaaaaAAA!!!体が侵食される…変な何か入り込んでくる!?』


「クソ…このままだと溶岩に落とされる可能性があるし真ん中は火山が急激に魔力を吸収したことで小規模だが噴火し始めている…危うく吹き出している溶岩に当たる所だった…それよりもこのまま放置したら溶岩に突っ込むことになる!」


壁に精一杯近づいて手から【氷結世界】を出し続けて滑り止めのために必死に出し続けるのだが影はそうはさせてくれなく体の体勢を持ち直して口から瘴気のような良からぬ物を吐き出しながらこちらに飛び込んでくるのが見えた。

やりたいことが見つかったからって自我を忘れて飛び込んでくるなんて大層な輩だよな…それでもここまで戦いを楽しむ何かを見つけたのなら動き切るまでだ!

噛み付く攻撃を黝危槍と変光星が互いに武器の性能を引き出すために武器が元々あり得ないくらいの魔力を流し込んで槍にははち切れそうな怨念がグツグツと煮え滾っていて変光星は多くの場所に当たりまくったお陰で今じゃこんなにも回転している


「足元から常時【氷結世界】を出すように心掛けながら変光星の遠心力に耐えながら槍から溢れ出す怨念を気に掛けながらトチ狂った竜の姿をしている影みたいな奴と戦うなんてこれから生きる中であるかなぁ!?」


『もっとだ、この祖である竜の体、魔力を模すためにはもっと力がいるんだ!この火山の荒れ狂う魔力を自分の体に取り込みつつ魔力を力へと還元してこの小さな勇敢な少年にぶつける【影は頂に向かう、彼の祖がそうしたように】』


竜が開き切った口の中に入った所で両手に持つ大剣と槍が溜まりに溜まった魔力を解放した瞬間にボクシングで例えるならアッパーのような尖りに尖った一撃が腹に連続して刺さり口いっぱいに血が満たされるのが身に染みて分かる。口を大にして血を吐きながら槍に括り付けていた縄を引き千切る、変光星に関してはどんどんと重なっていく【恒久】が限界を超えていくと空気がどんどんと圧縮させていき発火していく、火花は赤く煌めきどんどんと剣身に広がっていきまるで【爆発型】のようになっているようだった


「まずはその歪すぎる根性に見合った治療代わりに焼き切り刻んでやってから(怨念)を処方してやるよ【全て廻し全て動かす(オールディフェディル)】!」


口の中は中で全方位からの攻撃が身を包むのだが一つゴテゴテになっている斬撃を変光星が触れると軌道を変えて近づく斬撃達を相殺していった。次に変光星の矛先は取り敢えずここから一度脱するために真上と真下に手痛いのを連続して叩き切る、その間にも体全体に痛みが走るがこの時にはあまり感じずにただこの状況を面白おかしく楽しんでいた


「廻れぇ!そして刻め!いつしか古傷になって見せつけられるようにな!」


体に眠る本能が――と叫んでいた

世界の法則をまたしても何も知らないジェバル・ユースト(18)

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