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ラ・ラガス~創造魔法で異世界を生き抜く~  作者: タツノオトシゴ
犬猫の仲
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自由を求めて歩き続けるその先は 其の五

「おい…あのジェバル・ユーストってあんなとんでもない魔剣を持っていなかったよな?」


「あの事件の当事者なんだがあんな武器なんて持っていなかった!隠しダネなんて一丁前に持っていやがって!そのまま他の賞金狩りに便乗して畳みかけるぞ!」


俺らは賞金狩りの中でも趣味が合致して意気投合しているヨルデ、ウクェグリー、そして俺ことジョックリーの三人組で今賞金狩りに喧嘩ふっかけてきたから仕返し大作戦として犬の国にいるという情報を掴んでいたため四人の監視員と一緒にきたのだが…状況は最悪な方向に進んでいてボス先輩は元賞金狩りでかなり凄腕として動いていたルヴェーとクレバが反抗してジェバル側についていたし同期のフリデップなんてもう監視員になってジェバルの暗殺任務を託されているし…なんか自分の立場が危ういのではないのかと焦って何かしようと模索しているところなのだが


「おい、馬鹿だろジョックリー!こんな嵐に突っ込めるやつなんていねぇ!それにコジロウが一人で戦いに行っているけど俺たちがどうもすることができないのが現状だ!」


隣で魔法道具を持って戦いを監視しているヨルデに考えた案を潰されてしまってどうしようもなく突っ立っていた…確かにこんな嵐のような中に突っ込めるわけにはいかないがさっきっから攻撃しようとしていた奴らの姿が見えないのが気にかかるな、何も状況が動かなくなったところで救世主が現れたのだ…


「あれ?皆固まっちゃってどうしたの?それよりもあそこでごちゃごちゃしている状況を伝えてくれない?」


「フリデップお前生きていたんか?!作戦ではジェバル・ユーストに暗殺行動するって言っていたからもう死んだかと思っていたよ…」


フリデップは背中にルーナを連れていた…今は寝ているようだがこの二人のコンボはとてつもないことは賞金狩りの中でもかなり有名だからな…よく知らないけど反復魔法だっけ?昇格試験では何度も試験官に対して圧倒的な行動力を見せつけた


「いや一急に竜が出てきてね…召喚魔法で呼び出したのかと焦ったけどルーナのお陰で助けられたよ」


「む…フリデップはいつも弱音吐くから一緒にいるのに…むにゃ…」


竜と戦闘したというのにここまで空笑いができるなんてな…俺たちも必死に昇格しておかないと仕事くれないからな一頭の中で考えてもそこまで上手くいかないのが現実の難しさだよな…木の陰でゆっくりと話しているとフリデップが弓を構えて矢を射抜こうとするのだが止めて溜め息をついてぺたんと地面に座ってしまった。


「あれじゃ、当てようと思えば当てられるけど……戦っているコジロウに当たる可能性もある けど絶対にあそこで行われている戦いに手出しすることはしないほうがいい…直感じゃないから言えることだね」


「なんでだ?戦いが激しいのは分かるけどなんで狙えないんだ?一見隙だらけだと思うが…」


後ろにいるウクェグリーが魔法道具を使って戦っているところを見ているのだが、フリデップは木の上の方に指を差すのだが…あれはうっすら見えるが魔人か?うっすらと見えるのだが羽のようなものを飛ばしているのが分かった。あれが何の効果があるのかじっくり見ると触れたものを削り取っているのが確認できた…フリデップは軽く頷いて何故あそこの援護ができないかを話してくれた


「まず僕はルーナの補助魔法があって矢を増やしたり反射したりできる…だけどここなら一応自分でもいけるんだけど木の上にいる魔人が結構嫌な場所に立っていて戦いの範囲には必ず入れないぞっていう意志を感じる…多分あそこに入った賞金狩りは重症か死んだでしょ?あれほどの実力のある魔人を連れているってことはジェバル・ユーストもそれほどの力を持っているってこと同様ってこと、あれに入っていけるのはボス先輩とホディルさんじゃな い?」


「そこまで強いのに侍は大丈夫なんか?」


「コジロウは…あれでも僕よりも十分戦闘の経験は高そうだし監視員に上がれなかった理由がよく分からないっていうのがあるけど…まるで災害とぶつかっていられるのは大したもんだよ、僕だったら軽く三回ぐらい死んでるから」


ここで監視員のボスからの伝達があった…侍とフリデップとルーナの救出に目的を変更するということを聞いてそのまま魔導書を開こうとするのだがフリデップはそのまま地面に座り込んだままだった。


「おい、お前のことなんだからすぐ動かないと怒られるぞ?いいのか?」


「あの戦いにはいかないから安心して…せめて寝ぼけているルーナを起こしてからいくから」


その言葉を聞いて俺たち三人組は本部に戻ったのだが…あいつの目からは鋭い何かを感じた。相手を殺すまではいかないのだが何かを狙っているかのようなそんな様子だった。


「ルーナ…矢に音声って付けられるっけ、そこまでルーナの使える魔法のこと覚えていなくてさ補助魔法でできるんだったら頂戴、ジェバルに伝えたいことがある」


「いいの?監視員に昇格したのにこんなことしていいの?……まぁ、私はフリデップといれ ればそれで十分…


嫌な口ぶりをしておきながら僕の言いたいことが通じたようでよかった、そのまま貰った矢を木の上にいる魔人に射抜く。これで僕の仕事は終わった、すぐに魔導書を開いて転移する


相手の動きを筋肉の微かな動きを見極めるんだ、そこからどう体を動かすかを逆算しながら…憶測でしかできないがそこから動いて対処する、この作業も蟷螂野郎の時にでもじっくりと練習しておくんだった。こんな対人戦闘で急にやるのはよくなかっただろうけどここで経験値を稼ぐためにはこれが一番効率がいいのは前の僕がよく知っている!けどキツイ!

横に凪いでくる刀にはスライディングで避けてそのまま剣を昇らせるように振り上げると同時に突風よりも強烈な風を送り込んで体勢を崩そうとするのだが見たことない炎のような何かに邪魔されて風の流れに身を任せて後ろに下がる。いつ攻撃が当たるか分からない戦いが数分続いているため冷や汗が止まらない…蟷螂の時は取り敢えず叩きまくって何とか凌いでいたみたいな感じだったからこの技量の戦いは初めてだった…


「だぁああ!!あと少しで届くのにその少しが届かない!」


あと少し…もうちょっとで止めをかけることができそうなのだが、ギリギリのところで避けられてしまう。今でも羽が飛んでいることで動きはとても制限できているはずなのに、こいつこの状況の荒れ狂う流れに適応しているのか?どんな野郎だよ!

フルスロットルでこの状況に合わしていつか見えるその一瞬にかけているのだが上から降ってくる羽が止まった。何かあったのか?今ここで見ることはできないけど監視員みたいなのが出てきたらとても困る


「この状況を乗り越えてこその自分の求めていた形に近づける気がする!そのままこの風に呑まれずに行けるのなら!」


「主…一旦戦いを中断しましょう」


オッケー?剣の重心をずらしてそのまま後ろに下がって死累人の話を聞く…そのままここ一帯を氷に包んでおくか、その方が足止めになるっぽいからな…即座に展開した【氷結世界】で森ごと凍らせて一時撤退を行なってあの馬鹿の元に向かう、 侍は息を切らしてその場から動かなかったから良しとしてルウェーがそこまで手がかかる敵をあっちに回していたことは謝らないとな…氷に包まれた森の中を滑るように走っていく途中で魔法から逃れた賞金狩りが上から攻撃を仕掛けてきた。今度は何だ?


「ボス先輩には進めることはできないです!首謀者ジェバル・ユーストとその連れも!」


「まずは名乗れや…礼儀がなっていないんだな賞金狩りって者は」


目の前に出て来たのはとても体の発育が届いているようで目線に困るのだが…今はどうでもいいな、甲飆竜の終亡志刃を横に一振りしてそのまま体を捻ってそのまま魔剣に溢れ出す風魔法を放出するのだが…一切相手には届いていないな


「そっちこそ!名乗れって言っておきながら何食わぬ顔で攻撃するような野蛮人じゃないですか!結構体型とか性格とか良さそうなのにこんな事をする男なんて…もう良いです!私は監視員のフィンデル・ジュデシーですぅ!」


名前は丁寧に言ってくれた…だけどそれよりもさっきの魔法を通さない壁みたいなやつの突破方法を練らないとな…そのまま真正面から攻撃しても意味のないしもし相手には貫通するようなものだったら相手からしたら的のようなものになってしまう、そうならないために考えるのが一番の近道なのだがどうするかな…こっちには早く動きたいところあるのだが


「死累人…挟み撃ちの形で突破したい」


「良いですが、無視するのが一番の方法な気が…」


じゃあそうするか、地面に向かって少量の【暴豪風(レンチュリーストーム)】を放ってそ そのまま土埃を立てて気を逸らしたつもりなのだが鋭い剣撃が足元に飛んできた…待て、こいつは危ないやつだな


「ちゃんと言われた通りの事をしたのにそのまま通り過ぎるのひどいじゃないですか!さっき私はここを通さないって言ったじゃないですか!」


手に持つのは細剣(レイピア)か本当に多種多様だな監視員ってやつは…無視するつもりだったがあそこに剣先に塗られている液体が何か分かるまで迂闊に烏合ことができないな…魔法を通さない魔法も使えるみたいだし早く決着をつけて先に進ませてもらおうか


「いつもは互いに自らの力を誇張するのですがこの小鬼(ゴブリン)の異様な統一感…やはり魔物の群れですね、教授はこれを秘匿にして何をしたかったのか分かりませんがちゃんと現場に連れて行っている所から何とかしろと言いたかったのか…」


それより、ここで何とかしないと犬の国に被害が出るかもしれませんので私も動かないといけないのですが…私は一切戦うということができませんし逃げる事ぐらいですから身動きができませんけど賞金狩りからくすねた魔導書もありますしこれで何とか凌ぐしかありませんよね

自分の魔力を入れ込み魔法陣から魔法を出そうとした瞬間にそれ以上の魔法が上から飛んでいき小鬼を潰していった、上を見ると猫耳の少女二人が魔法を出していた。


「ハハ、お二人さん来てくださったんですか!」


「ん一弓を持った人と小さな女の子に状況を伝えられてここに来たわけだけどこんなに大規模の魔物の群れは初めてね…それよりもイーパスがここにいたら一人で壁としてここら辺の魔物ボコボコにできるのに.」


「イプロお姉ちゃん!このまま魔法を撃ち続ければ良いですか?!」


「そうそう、結構魔法の練り具合良いじゃない…ジェバルが教えてくれたの?」


慌てて首を振るシグマリを見たイプロは何かを悟ったようでそのまま魔物の群れに向かって【暴豪風】を放つと周りにいた小鬼を押し潰してそのままオルフィットの隣に移る。


「オルフィットさんって…魔法とか多少使えますか?このまま突っ切ってジェバルかルウェ一のどちらかと合流してこのまま王か特有の魔石を破壊しに行きたいんですが…」


「生憎私は魔法をあまり使えないのですが…それなりに魔法道具での戦闘はかなり慣れているんですよね…例えばこんな風に」


抱から取り出したのはただの石のようなものなのだが魔力を流してそのまま群れの中に投げ 捨てるとそこから三体の岩石人(ゴーレム)を生み出した、それに続いて何個も投げ捨てて魔物同士の戦争のような状態に変化させた。


「これくらいのことしかできませんが…元の性能がかなり高く造られているので数時間は保ちます…今の内に移動してジェバルさんかルウェーさんに合流しましょう…ここまでの規模は私も初めてでしてね…色々と調べたいところですが早急に何とかしないと不味いやつです」


「シグマリは無属性魔法は使えるっけ」


「もしかしてあの遊びを今やるの?!」


シグマリの尻尾が上がってやる気を上げたように見えますが…はて何の魔法でしょうか…無属性魔法はなかなか制御が難しいと言われるものですし遊びと題してできるものではないと思いますがね…二人が地面に手をついて魔法陣を構築して魔法として成り立ったことでやっと意図が分かった、透明魔法のことですか!

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