死累人と監視員
「君、なかなかに強烈な魔法を撃てるなんてすごいね、その強さから見て絶対名前持ちでしょそれしか考えられないのだが違う?」
「さっきも言っただろう名もなきただの【死累人】だ」
何度か攻防を繰り返しながら戦っているがこちらの方が優勢であるが全く力を使っているようにしていなくて何か本命を隠しているように感じる。 何かしら世界からの贈り物をもらっている可能性もあるので気をつけないとな
「……君、何か感じ取ったのかな?何気に優勢なのに突っ込んでこないところから見ると中々の高位の【死累人】何だろうね」
やはりか…特定の基準に達しないと手に入らない武器…自分専用の武器に近い物を所持しているのならこの戦いに対する怠慢の原因はこれなんだろうな…ただ攻撃をすると時にして防御する時には防御というようなただの繰り返し作業をしているようで白熱するようなあの感じを彷彿させないようにしているのが相手の狙いなのかもしれないが面倒だな
「それじゃあそっちの方で戦ってあげようか、僕専用の武器の登場としようかな?」
空中に手を伸ばすと段々と姿を表して出るのは小さな一つの短剣だった。滑らかな曲面が特徴的な短剣でそれに触れた人間は何かを唱えた時に二つに増えていた。
「なるほど、合わせ鏡のようにして増やしているのか全然同じ能力を持っている魔剣とは珍しいな」
「すごいね一君、出した瞬間で気づけるなんて相当なもんだよ、やっぱり気になるなぁ…君の生前が」
空中に短剣を置くようにして両手で今の感じたことに対して拍手しているようだった。しかし生前は知らないこれは本当だし何者かも分からないがここにいるのは主から生み出された ただの【死累人】であることには変わりない。
深呼吸しながら『燦澹』を構えて目の前にいる人間に対して闘を体に回して身体の動きを向上させる。 そして互いに剣を交じり合わせようとする時に間に赤く燃える一本の大剣が刺さった。この魔力と圧迫するような気配は!
「はい、そこまで」
私を生み出した主だった。
◆
一階のところで戦わせていた死素人の回収のため来た道を戻っている最中に侍と魔法士には会わなかったし糸を使ってくる女もいなかった。はてどこに行ったのやら、かなりの致命傷を与えたのは糸女の方だが抜け出すのが困難な鎖をぶら下げておいたのに破られるのはなんか癪に触るが気持ちがスッキリしたことだし関係ないか。はい、この話おしまい!階段を降りる前に魔力の流れが変わったのを感じたので【身体強化:高速】で素早く駆けつけ【宝物庫】から変光星を取り出して斬り合いが始まる寸前のところで投げつけ一緒に到着するように立って両方に魔力を当て続ける。
「はい、そこまで」
見た感じ死累人の方は全く怪我なんて見えないから大丈夫そうだし、相手の方というか見た感じ…実力的に考えるとこいつもディベトルリンと同じ監視員に近い存在なのかな?宙に浮かんでいる短剣からは不思議な感じがするがまずは二人の衝突を止めることに成功したなら相手の出方を見てみようじゃないか…実際さっさと帰りたいしここで足止め食らうなら変光星であらかたここを吹き飛ばして精一杯の邪魔をするが…
「君がそこにいる死累人の主かな?」
「はいそうですが何の御用でしょうかね。そんなにも敵意を向けているということはそれほど戦いたい人間なのか?」
「君のおかげで本部がぐちゃぐちゃになって復旧するのにもかなり労力をかけるっていうのにただ逃すわけにはいかないのだがどうするつもりかな?」
刺さった変光星を引っこ抜いて子供位の小さな監視員に向かって変光星の燃えたぎる炎を向ける。こっちはやりたいことをやっただけだがあっちにもあっちの言い分というものがあるだろうしこれだけは言っておくか
「どうもしない、ただもうやりたいことは終わらせたから邪魔をするならもっとここを壊すことはできるが」
「さっきも言うが、そんなことをして簡単に逃がすことなんてしないけどどうする?周りは一応戦闘に特化している賞金狩りがたくさんいるのだが」
チラリと目を回すが見た感じ危険視するような人物がいないが…遠くで見ているルウェーがこっちの邪魔をするのかが気になるがこちらの目線に気がつくと両手を手を上げていたから参加しないことが伺えるな…だったら問題はない素早く展開した魔法陣を下に展開する。
「すまないが構っている暇はないんだ、また会った時は全力で賞金狩りを潰すことになるかもしれないからな…そうならないことを祈っているよ」
光が溢れ出し景色が変わる展開した魔法は【固定転移】を模範した【転移】を使って猫の国の近くにあるあの洞窟に転移した。こっちにやってきたことでゆっくりと深呼吸することができるが…多分もう偵察のようなことができないだろうな、もうあそこに寄るつもりはないからいいけどね。まずそれよりも目の前で正座している死累人を何とかしないと何とも言えない空気が漂い始めた。
「主よ…命令の通り果たすことができました。次はどうすればよろしいでしょうか」
「えーっと……まずは今抱えているシグマリを背負って自分に付いて来てくれ」
今シグマリはこちらを見て悲しそうな顔をしているが素早く戻るにはこの方法が一番な気がするんだ、それに【宝物庫】にいるディベトルリンがいつ目を覚ますかわからない状況にある今も魔法の圧で強制的に眠らせているのだが…そっちに集中できる方が得な気がするからなすまん一旦はそこに移ってくれシグマリを死累人に渡して背負っている時にはもう目が白目になっていた。
「承知しました。それではついていきます」
こんな時には全く蟷螂の野郎はこないんだな…まぁそっちのほうが楽だからいいか、すぐに体を動かして猫の国に走った。
■
「はー…あんなのが首謀者というかたった一人であんなにも力を持っているなんてとんでもない奴だったんだな…やりたいことはディベトルリンの殺害か拘束して連れ去ること…だけどどこかに隠している訳でもなかったからな多分殺害だと推測できるな…」
今回現れた人物は一回賞金狩りの上位昇格試験でフラッと現れて何十人もの相手に一人で渡り合って尚且つ試験官に対しては全く歯が立たないようだったし対抗できたのは監督長の魔導師ホディル・バーンドさんがギリギリ何とかしたという訳だしな…名前はわからず並大抵この魔法士ではなく魔導師以上の力を持っていることを想定しないといけないだろうなぁ…後また会うのがいつだか知らないし完全に分が悪いのは賞金狩りの方だからどうしようもない
「大変でしたな、私がいない間にとんでもないことが起こっていて久しぶりに慌てましたわ」
「ホディルさん、今回は怪我の治療や【咎める鎖】に捕われていた賞金狩りの解放などありがとうござました。こちらもかなり手を回すことができずに逃げられてしまったのが申し訳ないです…」
「いいや、あの魔力の使い方はかなりの手慣れだったからな…やはり継いでいるものがあるんだな…」
ホディルさんはかなりの魔法の専門であるから自分よりも魔法に関してだったら上なのだが…“やはり継いでいる?”この言葉が気になって言葉に出てしまったのだが…まぁ会ったことのない人間にそんな言葉が出ることはないはずだからな
「いいや、関係はないんだそれよりも壊されたところの復旧の方を急ぐとしよう」
そうだな…まずは本部の方の復旧について手を回さないとな…部下を総動員して次の日にはまた稼働できるようにしないとな…さーて忙しくなるぞー?
ジェバルユースト
称号:【水の化け物】:【???の子】【妖精と対談した者】【血の権力者に遭遇いた者】【水狼の泡沫】【甲飆竜に会った者】【死霊王の後を継ぐ者】
技術:【創造魔法】【統治】【???】【精霊魔法:神】【肉断骨断】【宝物庫】【移転:宝物庫】【送出:宝物庫】
魔法:【風魔法】【地魔法】【水魔法】【鑑定】【炎魔法】【氷魔法】【神聖魔法】【死霊魔法】【身体強化・高速】【静寂】→【探索】【索敵】【溜めよ】【解放せよ】
【固定転移】
昔、人間だった彼が何度も訪れたことで確立した転移場所。 死を拒んでもその脳裏に焼きついたあの景色は多くの友と見たあの記憶と一緒になっている
【死霊魔法】テト:幼き時に失った親友の竜…今では変わり果て見るに耐えない主を遠くから守る。それは主の生という呪縛を解き放った者についていく。
体術:【剣術】【闘術】
加護 【水の神ウンディーネの加護】【観測者???の加護】【妖精の加護】【死霊王の加護】
【観測者???の加護】の影響により相手からの鑑定に干渉されません。また、試練の強化が施されます。【血の権力者のベルレレト】に遭遇したため強化を施すため経験を積む量を増加します。




