ガラの悪い人達
昼ぐらいの時とある賞金狩りと会った…
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今は地図で言うこの辺りか…今こうして歩いているけどかなりの面積あるんだな猫の困って隣の国も同じくらいだと思うしそんなに立地も悪くないところばっかしだよな。それにあの蟷螂がいる洞窟ってかなり歩いたところにあったから賞金狩りがいるのも頷ける。
「よし、少し休憩したし動くとするか…」
体のストレッチも終えて動き出そうとした時にだ 横から矢が飛んできた。昔の眼光の猿みたいに感じたけどそこまで正確な狙撃ではなかった避けてそのまま矢が飛んで来たところに向かって目星のつくところに新星から【風刃】を三箇所飛ばしてみる。木々に当たるとそのまま何も変化がなく静まり返ったので勘違いだったようだ。切り替えて進むとするか…後ろで大剣を振りかざす男にはあえて気づかないで過ぎ去った振りをした。そのまま当たらずに避けて相手の首に向けて新星を突きつけるのだが色んなところに気配を感じた。
「また面倒なやつに当たってしまったようだけど…今回は違うぜ!やれ!」
木の影から現れる人影が一人、二人、三人…まだまだ出てくるなこれ、始めからいたやつの首をうまいこと足で強打して吹き飛ばす。近づいてくる男が剣を振り回すから素手で腕を掴んで背負い投げをする。
「そのまま突っ込めぇ!相手は一人だけなんだ!数で押し込め!」
それにしても身動きが取りづらいな…地面を強く踏んで空中に飛び上がるのだが木々に隠れていた弓兵に狙われた。新星を取り出して体を一捻りを加えて飛んでくる矢は全て弾き返した、空中で体を起こしてもう一段足を踏み込んでみる。
「風魔法を極薄にしてうまいことできないか色々と試行錯誤していたけどこうやって実践に使えるとなんとも言えない感情に包まれるもんだな…」
そのまま葉に当たるくらいまで高低差を取るくらいまでにはうまいこといけるもんなんだな、次に飛んでくるこの黒い魔法は…
「これはやばいやつだな…どこから飛んできた?」
すぐに新星で反射してなんとかできたがどこから飛んできたか分からないやつだな、そのままありったけの魔法を飛ばしたら下にいる賞金狩りを潰すとするか。
「【氷結世界】」
あらゆる木々から冷気が伝っていき触れたものから凍っていた。【白銀世界】はただ凍らせることに特化していただけなのだが【氷結世界】はただの冷気を出すだけではなく冷気を操作…操ることにに特化したものだった、階級が変わるだけでここまで違うとはな…さっきの黒い魔法を飛ばしてきたやつはどこにいるかは分からないがそのまま着地して賞金狩りの真ん中にフワッと降り立つ…新星はあまり攻撃が得意な武器ではないけど素はかなり強いんだぞ?
「囲め!そのままやっちまうぞ!」
深呼吸して闘気をゆっくりと新星に纏わせると少し長さが伸びたようになる。そのまま剣が動きたいように動かせる。
「剣闘舞奥義『廻転烈風斬』」
周りにいた賞金狩りの急所を狙いながら切りつけていきそのまま倒れていく。蟷螂の方が骨があるのになぁ…こんなんじゃ上達しようにもできないのがこれからの課題になりそうだよな。頭の中で勝手に結論付けようとすることを止めるように闘気を飛ばしてくる侍のような人間が出てきた。ワオ!ジャパニーズ侍?
「今のは先祖代々に伝わる剣闘舞の技…何故それを…そんなことはどうでもいい!剣闘斬【漣斬り】!」
懐かしい技出すなぁ…ならこっちは【剣護絶:魔倒防】を使って さっぱりと切り刻んでいく。そのまま【一礫】で足元を狙おうとしたのだがジャンプして避けられてしまった、そのまま新星を体のところに向けて投げる。
「危ないではないか!しかし、それほどの物ならまだまだだ!」
うまいこと弾かれてしまった。素手のまま突っ込んでいくがやはり相手の持つ刀が厄介だなおかしな構えをしておきながら狙ってくる場所は急所か…当たるつもりはないけど闘気とは違う何かの攻撃が針で刺されるような感じで痛い。
「何かしらの物があるのか?しかしあまりこっちに攻撃は来ていながあんまりそれを喰らいすぎると不味そうだな」
「直感でわかるとは剣の子か?しかし、こんなところにいるのはおかしい…それよりもこそここで何とかしないと仕送りが!」
そう言うことで賞金狩りしてるのか…なんか可哀想に思えてきてしまったな…ならそのままうまいことしてやらないとな…手に創造魔法で小刀を創り出して我流の型を通してみる。
「【燕返し】」
素早く下に置いたところで思いっ切り振り上げたところで後ろにいる魔法が飛んできていました。魔力の練りが細かすぎて解こうとしたのだが全く消せなかった。地魔法で地面を浮き上がらせて防御をすることができたのだがそのまま刀が首に当たる所で矢が間に刺さった。
「あれ?賞金狩りの特級試験の対戦相手かと思ったら違うのか?」
知らないよていうか特級ってなんですか?場所を変えて色々と話を聞いたら賞金狩りの昇格試験らしいのにまさかテクテクと歩いていた自分のことをその目標だと勘違いしたらしいのだが目標以上の力でおかしいと思った試験官が何度か攻撃をしていたのだがそれすらも受け流されてしまったらしくて戸惑っていたのだが監督長である魔導師に抑えてくれたというわけだった。まぁ…賞金狩りの上位者の腕どころを体験できたからいいんだけどさ…張り紙とかしておこうよ…今はこうして酒場でどんちゃん騒ぎなのだがどうすんのこれ
「お前さんすごいな!こんなにも上位者の賞金狩りをばったばったと捌いていったらしいな!ど うやったか教えてくれよ!」
「乾杯」
「「「かんぱーい!!」」」
こんな感じなんだよね…面倒なことはこうして凌いでいるのだがこんな感じを繰り返しているけどその内このお祭りモードは続けることはできないだろうな…お水を飲んでゆっくりとしていたのだが隣にやって来たのは若い人だった…誰?
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「そういえば、昇格試験だったな今日はクレバがいないから気が乗ってそこら辺歩いていたから分からなかったが確か魔導師が監督だったよな…」
魔導師と言っても色々と種類というか得意分野に分かれているものが多かった。知っている中でも青い炎を使ってくる先生の友達が印象的で前に教えを受けようとしたの だがその前にどこかに行ってしまったからな…最後になんと言ったのか…
「『私は…なんでも照らす』だったか?印象的だったとか言っているがこれしか覚えていないなんて情けないな…」
いつもの決まり文句のようだったからこれしか記憶にはないのだが、忘れ癖は止めておきたいな…そのまま森の中で彷徨っているのだが迷った。どうするか…切り株の上 に座って考えるが魔物に囲まれているな…すぐに【淵明間竜】を出そうとするが止めておいた。久しぶりに素手で戦うことも悪いわけではないからな
「鳥と蛇…コカトリスか…後ろの蛇に気をつければ問題ないが地中にいる悪虫がいるなあいにく魔法担当がいないから面倒だがこれも訓練と思えば何も苦ではないな」
「闘気の他に剣気も混ぜておかなければ研ぎ澄まされた力は出せないからな…それに魔剣を使う身としては振り回されるような人間はそれこそ自分の命を削るようなものだ。これさえ気をつければ多少は剣の実力が上がると先生も言っていた。深呼吸して精神を落ち着かせ剣を構える。まだ軽いがいつかは使いこなしてみせる…今はまだ故郷に置いてきた先生の剣を使えるようになるまでこうして技術を磨くだけだ…
「あとは自然と一体化している猿に気をつければなんら問題はないはずだ」




