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ラ・ラガス~創造魔法で異世界を生き抜く~  作者: タツノオトシゴ
犬猫の仲
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行き先

ゆっくりとしていた中で部屋にズカズカと入ってきたのはガドマだった。頭をかきながらあくびをして暇だったからついでにここにいるかの確認を合わせてきたのだそう。


「またイーパスが面倒なもん連れてきたもんだよなぁ…確かお前等もいたんだろ?賞金狩りの奇襲にあったけどすぐに返り討ちにしたって親父から聞いたぞ…首掴んでたの見て嫌になってここに逃げ込んできたのもあるけどさ」


「はぁ…桜鉑蟷螂(ブラディレッド)と戦ったからかなり体力消耗していたけど今はなんとも無いから大丈夫だけどな」


さっきまでのべーとしていたガドマが立ち上がり手を出してきた。なんだ?何も今持っていないけどめんどくさいなぁ…一応手を乗せたら頭殴られた。すぐに人のこと殴るのは良くないと思うけどね、そう言うのはあまりよくない気がするので我慢はしよう。


(あん)ちゃんさぁ…素材だよ!素材!そんな大物倒しているなら素材くらい持ってるだろ!早出してみ!」


【宝物庫】に死骸ごと突っ込んでいるけど今出したら部屋がなくなるのでガドマの鍛治場の隣にある倉庫にやってきた。見るからにいろんなものが入ってそうなもので中を開けようとしたら金槌が飛んできた危ない。ちょうどいいくらいのスペースを発見したので【宝物庫】から桜鉑蟷螂(ブラディレッド)の死骸を出したら直立不動になって固まったんだけどガドマの奴、ウケ取ろうとしているのかな?


「ハッ!こんな素晴らしい対して損傷が少ない桜鉑蟷螂なんてみたことがない!すごいなぁ…あれ?核はどこにあるんだ?」


「さぁ…知らない。捨てたのかもっておい!どんだけ金槌持ってんだよ!当たると骨砕けるから!」


素直に核も出したら舐めようとしたから再度【宝物庫】に入れたら土下座までされた。そこまでするんだったらそんな変な真似しなければいいのに…核を再び出すところで静かに入ってきたイーパスに王の元へ連れてかれた。今度はなんだ?


場所が変わって王様のいる部屋にやってきました。入ると奥に王様が夜に見た賞金狩りの首根っこを掴んでいた。ものすごい手慣れているのが不思議なんだがこうやって自分やシグマリのことを守ってくれるのなら心強いよな…


「おう…来たかジェバル。オメェさんには感謝しておかないとな、イーパスを護衛につけておきながら虫に致命傷を負った上にこんな賞金狩りに娘が危険な目に遭わせられるところを助けてもらったんだぁ…後でキッチリ礼はする…しかし、こいつを動かした監視員(スポッター)がちょっと稀なもんでなぁ…まずはそいつを()()()ここに連れてきて欲しいんだが頼めるか?」


「是非とも…ここに住まわして貰っている身ですからできる限りのことはしようと思います」


王様から貰える礼が何かは気になるがまずは監視員(スポッター)のディベトルリンだっけ?そいつについて調べないとな…そのまま王様は隣にいた猫の使用人を僕の方に向かわせて箱のようなものを差し出してきた…中身を開けると瓶?なんだこれ


「それはぁ…とある深淵…まだ言えねぇがそこにいる人間から貰ったものだ…大事に取っておけばいいことがあるからなぁ」


「…ありがとうございます」


一応【宝物庫】に入れておこう。何なのかは後でじっくり【鑑定】でもしておくとしよう部屋を出てまたすぐにガドマの元に戻った。


「あいつも栄誉のある人間…まぁ…人間か。うまく使って貰えばまた会った時にこの話を聞かせれば喜んでくれるだろうな」


目を閉じて頭の中で思い出すのは隣の馬鹿と共に世界の果てに行こうと旅をしていた時だった。他の世界から来たとかいう男と一緒に潜った洞窟で見つけた集落…今でも鮮明に思い出す。


「これも時の流れって奴かぁ…今はしょうがなく()()を監視してねぇと眠っている奴がまた怒るから頑張らねぇとなぁ…」


重い腰をゆっくりと上げて畳を強く踏みしめる。今はウチの娘に手を出したことを後悔させるようにしねぇとこっちのケジメをつけて行動しないと危険が来ても対処がつきようがないからな


「ちょっと外に出る…少しの間いないがなんかあったらアルフェかグザリのところに行くように伝えておいてくれ…」


「いやーお疲れみたいだけどお仕事そんなに疲れたかな?初めてだからなるべく簡単なものにしておいたんだけど駄目だった?」


乱暴に麻袋をカウンターに乗っけておいて側にある椅子に座り目の前でまた男を誑かして金を取っているのを見て溜め息を吐く。


「お!こんなにも取ってくれたんだ…いやー助かる助かる!他の賞金狩り(リペアハンター)なんてあんまし命令(オーダー)しても必要最低限のこれの半分しか持ってきてくれないから本当に助かるよ…それで何人来た?結構意気込んでいたやつがここに多くいたんだけど」


「行きに三人、帰りに六人程だな。骨のある者とない者の差がありすぎるな冒険者の方が質が良かった」


「まぁ…あっちは魔物が多少こっちよりかランクが高い物しかいないからね…私も情報屋として色々と行き来しているけど…君が言う何だっけジェルド・バーストだっけ?」


「ジェバル・ユーストだな。あいつはこっちに来ていた、上の方はなんて言っていた?」


目の前にお金とお酒をおいて簡易的な椅子に座って葉巻に火をつける。あれだけ健康に悪いから止めておけと言ったのに…すぐに取り上げ火を消す。あぁ…と嘆くが健康が一番だからなこういうところも先生から教えてもらったことだ。


「んーと、獣人族連れてた人間から真正面から突撃した初心者が馬鹿やったから多分影響がくるかもしれないからその対策として派遣されるんじゃない?南にある不思議の多い猫の国だからねウチ等みたいな荒くれ者を取っちめに」


猫は見たことはないが面白いやつがいるのだろうか…気にすることはないくるようだったら打ち返すだけだからな


「そういやあのデラントは?あいつに新しい物を作って欲しいのだがどこにいるか知ってい るか?」


「あんなの知らないわよ、急にフラっと出てきてすぐ消える死んでるのもおかしくはないやつのことなんて探していたら仕事に手がつけられないよ」


あいつならしょうがないよな…酒を飲んで深呼吸をした。まだこうやって生きることができるが消えてしまった先生を探すために強くなろうと思ったが…まだまだ強いやつがいたなんてな…頑張らないとな


戻ってガドマの奇行を見てドン引きしているのだが…置いておいた武器一式をじっくりと真剣な目で見ていた…こういうのがいつもだったらいいのに…そう思いながら声をかけると変光星をぼったくられた。桜鉑蟷螂(ブラディレッド)の素材で輝かしい道を生み出すとかなんとか言ってるけど自分にはどういう事なのかは分からないのでそのまま任せておこう。そのままシグマリと合流して外に出たのだがどこに向かえばいいのかやら


「それで上手いことするように言ったけど…どこに行けばその賞金狩り(リペアハンター)の所にいけるのかね、すぐに突っ込む訳ではないけどさ」


「ここから北にある場所が賞金狩りがよくいるというかそこに多くいるだけの場所なんですけど…この格好だと私は動けなさそうなので内部までには行けませんけど着くまでの間だったらついていくことができますが…ジェバルさんだったら往復も可能そうですよね」


一応変光星も屋敷に置いているしなんか事件が起きたらすぐに飛びつけると思うからねそんなことがなければいいのがベストだけどな。一旦シグマリと別れて僕はその賞金狩りの多い場所に走って移動でもしようかな結構距離が離れてるから【身体強化:高速】を使用しながら動こう面倒な魔物にはできる限り遭遇したくないからね

行くまでに直進で八十キロ以上、山とか洞窟込みで百キロ強…いやそれ以上くらいだけど身体能力だったら化け物に変わり果てているから平気なんだよね

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