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ラ・ラガス~創造魔法で異世界を生き抜く~  作者: タツノオトシゴ
犬猫の仲
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賞金狩り

「へぇ…面白い魔法持っているもんなんだな…まぁ私の方がすごいけど一気に三人もかかれば貴方だってどうしようもないって分かっているのに面白いわね」


近くもなければ遠くでもない…そんなところから女…魔導師の声がする右方向後ろだな…【淵明闘竜(レグリード)】は意気揚々と影から出ている竜は禍々しいオーラを放っているが闘気が剣を携えて伝わっていく。


「いいからこい、こうして戦いに来ているのならこっちも本望だからな」


魔導師が魔法を撃ってくるのだが…威力が弱いし練度も全然…どうもこいつには魔法の使い方が出来ていないのがよく分かる。しかし逆に闘気だけで魔法を斬るという練習ができるのなら文句は言わない、そのまま剣を構えて何十にも切り刻まれた魔素は養分として吸収してより大きく【淵明闘竜】が()()する。


「そんな魔法が!ちぃ!私が魔法だけ使える奴だと思わないで!」


それはただの自分の存在を肯定させるための逃げ道ではないのか?声として出そうだったが言ってしまえば動きを止めてしまいそうになるかもしれないからな…そのまま突っ込んでくる女の足元の地面を削り意図的に転ばせるようにすると隠れていた男が介抱して後ろに下がった。


「お前の方が楽しそうだ、なんの動きをする?」


後ろから音もせずに空気を斬る爺さんがいた。うまいこと奇襲をしようとしていたようだが対して痛くも痒くもない動きだが…こいつ魔素を使って攻撃するとは面白いな、【剣護絶:魔倒防(キャンセリー・ソード)】で受け流しつつ腹に向かって斬撃を飛ばす。爺さんは避けてこっちに仕掛けてきてそのまま剣同士をぶつける合う形になった。


「ヨッホゥ!楽しいのぉ…眼で見えているようじゃが流石に後ろの攻撃は対処できなかろぉ…?」


確かに後ろまでは対処はできないが【淵明闘竜】 がなんとかしてくれるのはいつもだった…のだがジェバルと戦った時は全く動いてくれなかったのが不思議だったが…後ろから振り落とされる大剣なんてものは背後にいる【淵明闘竜】が抑えてくれた。


「なんだこいつ!こんなにも力を入れているのに全く動かねぇ!なんなんだこの黒い物体は!硬すぎる」


「あれぇ?リーダーまだおままごとしてるのぉ?こんなのだったら殺すことくらいだったらいつもしているのに…」


「そっちはそっちで満足はしたのか?」


「そりゃぁ…吸い取れたから良かったよ。街の中にいる子達って性根が腐っているのしかいないから滅多にいない優しい娘の頭をこうやって撫で撫でして心穏やかにしてうっとりさせて何もできないようにしてから魔素を回収できるなんて一石二鳥よ」


聞きたく無いことを聞いてしまったな…そのまま前にいる爺さんの剣と後ろにいる男の体を極限まで下げておいて勿体無いが【転移(テレポート)】を使うとするか…


「子猫ちゃーん?じゃあねぇ…また会えるの楽しみにしてるよぉ」


奥の方にいる女はすごい嫌な顔をしていたが賞金狩りの強さはなんとなく把握できた…あの爺さんとはまた一回戦ってみたいと思いながら魔法書を起動させた。


着いた時になった時には朝日が登ってくるようなものでそのまま屋敷に入ってそのまま戻ったのだが…かなり体力が消耗しているが追いつける訳ではなかったがあんなに早く行けるなんて思っていなかった…洞窟行く時はかなり抑えながら走ってくれていたんだなありがたい…それはそうと屋敷に着いたのはいいがイーパスがすでに姿を消したのだがどうすればいいんだ?今は自室にいるのだが全く使用人のようにいつもいる猫達がい無いからな…


「そういや、シグマリはディベトルリンって知っているか?全く知らない奴なんだけど」


「ディベトルリンは賞金狩り(リペアハンター)っていう仕事(ジョブ)があって…ジェバルさんが言う冒険者とにたような奴だと思います。それで仕事の内容としては主に三つあるんですよ」


椅子に座っていた僕の前の席に座って指を三本出して賞金狩りについて話始めてくれた。


「まず一つ目は魔物の討伐ですね依頼主…というか仕切っているリーダー的な存在が何人かいてその人等のことを監視員(スポッター)って言ってなんかこううまいことやって仕事を指名制でやっているんです」


冒険者は指名制なんてものなんて無いからな、全くの別物だな賞金狩りなんてシグマリの話を聞いているのだがあまりにも違うのだった。机の上にあった無花果を魔法で浮かばせながら【風刃(ウィンドカッター)】で綺麗に分けておいて皿の上においてシグマリに勧めておく。


「うまいですね、この無花果。それで二つ目は採集…ここの国の周りでは取れる物が無いですけど他のところだったら沼地とか鉱山とかで採集作業とかしているみたいですけど…あの菫鉑蟷螂(コディートマンティス)の住む洞窟にはどうしても行こうとしないんですよね…なんでだろう」


そりゃ…あんな壊れない殻を砕くことのできる賞金狩りなんて全く…いや少ないのでは?多分今回の賞金狩りもおこぼれ的なのを取るために来たようなものらしかったからな、無理をしてあそこに行くのはあんまり聞く限りメリットはないだろうな。お、なかなかに無花果うまいな


「そして最後の三つ目は…暗殺の依頼ですかね…これに関してはあんまり知らないんですが三つが主な賞金狩りの仕事内容なんですよね!実力があれば上にいけてなければ生き残れないっていうですよね」


「今回来たのは二つ目の採集なのかな?それにしても人のものを取るとはあんまりよく無いとは思うけどそうやって生きて行くしかない場合もあるってわけだからなぁ…」


そう考えてしまうと前世の自分が出てしまうな…仲間には優しく、敵には徹底的に…これを守るようにしないと…なんでこれを守らないといけないのだが分からないがこれが基本になってしまったからな、 しょうがないのだろう…


外に差し込む光を見ていながら今は行くことのできないもう一つの大陸にいる女の人のことを考えていた…


(マディーさん、今何をしているんだろうか…)


「何故こうも冒険者の言うことには耳を傾けてはくれないのだろうかなぁ!こうやって色々と手 を回して経済を動かしているのはこちら側だと言うのに…本当に無実のマディーが可哀想だ!」


「落ち着いてグレン…まだあの子を助けられる方法はあるから…自由の追跡者(フリダム・トラッカー)にいる冒険者は何回もこっちの反論に賛同してくれているしアストラル王立国家の王も今回に関しては色々と手を回してくれている…それに中立国家を作り上げたジュダー・ユースト…消えたジェバルのお父さんも今も動いてくれているんだから…」


そうだなラステルの言う通りだ。俺がこんなに焦っていても駄目だな…国家の王や多くの冒険者にはこんなにも動いてくれていると言うのに何もフロティカ共和国に一泡吹かせることができないことにこんなにも腹立たしいのが何とも言えない…まぁ、あっちのしたいことは情報屋のおかげで丸見えになっているからいいのだが、机の上に溜まるに溜まる書類を捌いていく。床に二人寝転んでいるのがいるが今回の犠牲者だからな…何も言えないな


「フリーとニール…こんなことなんかに傑出者(プライド・メンバーズ)を使うことなんて滅多に無いのだが…これもアストラル王からの勅命でこうせざる負えないって奴なのか…」


「傑出者になるには大半は国が経営する学校に通うのが普通なんだから王の勅命となればしょうがないってことでしょ?というかあの事件から三日間ずっと気を張って周りのことやってくれたんだから後で酒場でも行ってストレス発散しないと私の魔法でも心まで干渉はできないからね」


あぁ…あの徹夜のように動いていた時にほんわかとかけて貰っていた奴か…確か精神の安定化だったっけか?そんな魔法があるだけかなり感謝するがラステルは全く疲れなんて見せないんだな…そうやって見ていると腹を殴られた。理不尽だ。あいつは今どこで何やってんだよ。

猫の少女と賞金狩りの話しながら無花果食べてるよ

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