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ラ・ラガス~創造魔法で異世界を生き抜く~  作者: タツノオトシゴ
食べ尽くせない命のやり取りは戦いで
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甲飆竜③

アバババババ…圧力が頭や体にぶつかって来る。 甲竜に警告してもらった通りに王様の元 にすぐ駆け付けようと思って風魔法【暴風】(ストリーム)で体の周りを風で縫い呼吸をできるようにしつつ、足からジェット機のように噴出することによって普通ではありえない運動力を得た訳だが…代わりにGが思いっきりかかるので体勢を整えながら空中下山をしている。

しかし、急には止まることは出来ずに石みたいなものが目の前に。あ…死んだわ…そこでギュッと目を瞑った。


「くそ!こんなところで賊に遭遇とはついてないな…マディーとラステルは牽制しつつ王の元に急げ!」


「わかったわ。あんたも気をつけて!」


ラステルは大声でこっちの指図を了承しこっちの心配をしながら王の元に向かっていった。マディーは静かに頷き賊たちを凍らせて退けていた。


「おい!ボリトルはどこにいった?!」


辺りを見渡しているがどこにもポリトルの姿が見えない… 多分どっかでと戦っていると考 え、目の前にいる強過ぎるオーラを纏う人物が俺に立ちはだかる。


「お前…名前は?」


「ちょっとしたようでここに来ている用心棒だ…お前に名前を言うほどの者ではない…まぁ…【覇権の剣術者(ブレード・マスター)】のグレン・リチューに対面できるだけでも僥倖か…」


こいつ昔の二つ名を知っている人間か…数少ないが、ということはコイツまぁまぁできる人間だな。多分腰の所にかけている魔剣が隠し玉だな。元より隠すつもりなく帯刀しているが…手に持つ剣を正面に向け深く息を吸い【力戰突破(バーディリー)】を放つ。その時世界は一瞬ゆっくりと時計の針を動かすようになり周りにいる賊を素早くと斬りつけていき最後の重い一撃を異様なオーラを発している奴の首に集中して打ち込む。大きな音が木霊する中、今俺はコイツの強さにすごく驚いている。


「コイツ、受け止めやがった…」


全くこちらの方を確認するわけでもなく感覚だけで俺の剣を止めやがった。顔を変えずに止める相手は不気味に見え素早く剣を戻し間合いを程よく取る。


「今のは…【力戰突破(バーディリー)】…出身は…剣の構えとそれを見て中央都市ウェガルボに昔いた剣豪に鍛えてもらったのだろう…」


今ので出身もバレるとはな…コイツ何者だ?今までであったことのない注意人物だな…ゆっくりと隙を窺いながら戦いは続く。


「今のは…グレンの…」


あいつが短期戦の場合では中々使わない技を使うってことはかなりの強者ということね…そしてこっちもめんどくさそうなのが出てきたわ…目の前にはヒョロッとしながらクネクネと体を揺らず女がマディーと戦っている、何度も動きを止めたりと援護しながらやっているが全く効果は薄い…


「あらぁ~お姉さん諦めちゃ私悲しんじゃうわぁ〜頑張ってここまでやってきたのだからもう少しは楽しませてねぇ~」


一々語尾を伸ばすのがイラつかせるが我慢だ、素早く無詠唱魔法を唱え【火炎球(ファブリルボール)】を数発飛ばす。 しかし、圧倒的な剣で真っ二つに切られるが最後の魔法の後ろにマディーが追撃しにいった。しかし、()()()()()が攻撃を防ぎそれを跳ね返した。マディーは攻撃を喰らってしまい森の木に叩きぶつかり動かなくなってしまった。


「マディー!」


「行かせないよぉ…私たちはただ邪魔しているだけだからそのまま退いてくれればいいけど貴方はそうは行かないんでしょ?」


わかっててこんなことを言っているのか…すごく嫌な気分になるがそれを押さえつけて状況を確認する。彼女は攻撃をしない限り反撃をしてこないのならこちらにも秘策はある


「無魔法【振り出し(リスタート)】」


「あぁ…そういう方の魔法が使えるのねぇ…」


場は戻る…マディーが吹き飛ぶ前の魔法が飛ぶところまで。私は、攻撃系の魔法はあまり使えないけど場所に関したり補助などのそっちの方が優れている。だから普通だったら出来ないこういうのもできる。


「先生…迷惑かけてすいません…」


「いいのよ、まだ動けるわね?」


戻したのは場だけではない冒険者として活躍していた昔のように戦っていた体に戻した。


□□


「フッ…こんなところで賊と出会すとは中々の度胸をしているじゃないか…」


今、森の茂みの中に隠れ息を潜めている。何故そんなことをしているのか…それの回答としては単純に「怖い」のだ。彼は生まれながらのビビリで不意打ちや奇襲、そんなようなことをされると泡を吹いて気絶するのが恒例となっているのである。しかし、彼は気絶してから本領を発揮するのではなく本当に弱いのだ。実際Aランクに上がれた理由は数々の高難易度の依頼をパーティーで受けては味方が全滅して自分だけが生き残るのを何回も繰り返していた。普通だったらこんなのでAランクに上がるなど到底不可能なのだが…例外があった。逃げ足が早いから囮として動くことで罠に嵌めてなんとかやっていたので二つ名が【神速の雷鳴】…雷のように素早く、目で見えないほど速さで行方を眩ます…そこからついたものだった。逃げてきたことを正直にばらすと最悪の場合借金地獄で地下労働行きになってしまうので、 こうして逃げているのだが…


「(やばいやばい…また、こんなことが起きるなんて!飛竜が現れた時も隠れていたけどさっきまでいた【水浪の泡沫(バルブリル・ウルフ)】はどっか行ってしまったしどうすればいいんだ!)」


茂みが揺れて何かが現れて確認するまで意識が限界を迎えてしまうほど追い込まれてしまいそのまま気絶してしまった。近くに寄ってきた賊に捕まり…とある場所に連れて行かれる。


□王様□


「王よ、あと何分待てば来ますかね」


馬車の中にいる自分と外でと対しながら話すドゥーンは自身の敵としては物不足とでも 言うように余裕の顔をしながら何十人ものと戦っていた。


「さぁ…知らんなぁ…もしかしたらもう来ているのかも知れんぞ?お前が言うジュダーの血が流 れるのなら知らず知らずの内に来ているなんてことは何百回もあっただろう?」


「そうですね…それにしても肩慣らしにもならない者と相手をするよりジェバル殿と戦っている方が楽しいですからね…」


指を天井に上げるとは次々と倒れていくが一人だけそのまま立ち続ける男がいた。その男は全身黒く暗い中では全く見えないのだが着ている服は真っ白で逆に目立っている。


「さすがはアストラル王国の王様…綺麗な魔法を使うものですね」


「お主が戦う相手は我じゃない、目の前にいる男ではないのか?」


ククク…と静かに笑いながら体を揺らしている様は不気味だがそれに何か意味があるものではない、王を守る騎士は大剣を構えて目の前の男の首を吹き飛ばした。


「今の人間は努力をする者としないもので差がついてしまう。これも昔の自分と見るのも悪くはない」


頂に立つ者は下にいる小さな者たちがこれからどうなるかを子供が遊戯で遊ぶように見ていた。

【力戰突破】

居合斬りで剣を抜いてから攻撃を終わらすまでに1~2秒で終わる技。一瞬世界の時の流れに呼吸を合わせて動くことができ三人称視点から見ると早すぎる何かを斬っているように見える。達人クラスは零コンマ位だけでもそのようなことができる。普通にできたらすごいけど。

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