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ラ・ラガス~創造魔法で異世界を生き抜く~  作者: タツノオトシゴ
間章
137/180

Next!Next!Next!Next!

 商業国家ファークトの広大な土地の中で三分の一を占めるほどの土地の中に荒地が存在するのだがここが結構楽しめる場所で色々と建物を利用して攻撃をしてくるような人間にとって補助的な物がないとなると普通だったらそもそも近寄ろうとしてこないし俺の考えからすると強い人か石を奪いに来るような人とかがここには屯っていると読んだ。


「やぁ、残機はいくつかな?」


「【神出鬼没】か!逃げっ」


 【亜空間】から素早く取り出した短剣で相手側に向けてきた攻撃を軽く弾き返してそのまま流れるように背後に回って首に刃を持っていき身動きが取れないように身体強化もして近くにあった露出した岩に顔面をぶつける。


「他の石を所持している奴の場所とか知っているかなって思ったけどこれ死んでないよね?」


「ガボダァ!!ブレディ!デメェ俺のガオを!!」


「あーあー喋らない、まずは回復魔法で自分の顔を治そうよ。ほら、回復薬あげるからさ」


 顔面岩との激突でとんでもないことにしたのは申し訳ないけどそれでも声を上げて喋ってこようとするその意気込みは百点満点だ。彼も俺の持つ賢者の石を奪いに来た人間なのか、それともポイント稼ぎにやって来たただの挑戦者なのか…ちょっと仲間と離されちゃったからゆっくりでもいいから今日が終わるまでに誰かしらと合流したいところだけど…


 たった今目の前にいた名前も知らない挑戦者(ポイント)の姿が消えた。この手口はよく知ってる残機は一個も捨てたくないし賢者の石を失いたくもない状況で逢いたくない奴は無慈悲にもやってくる。


「開催前ぶりだね【錬金導師】の人工人間君」


(マスター)から賢者の石を奪い返せという命令が下り、ここにいる』


「人工人間君には申し訳ないけどそのポイントは俺がそこまでやったんだから最後位は渡そうか人工人間君」


『私は(マスター)からビージェクトと名を貰っている半端な名を言わないで貰いたい。そして(マスター)からの言伝だが…『持てる全てで殺せ』と言われている』


 人工人間君…ビージェクトの名を持つ彼は回復薬のお陰でだんだんと顔が元に戻りかけていた挑戦者を首を搔き斬って絶命させて契約通りバラバラになって地面に吸い込まれていった。まあ、自分の獲物を横取りをされたわけだ、当然のことだが心から湧き上がってくるこの怒りは手に持っている短剣を砕き手元に何もない事を見せつけた所で転移魔法で背後に回って思いっきり蹴りを放つと反応が出来なかったビージェクト君は吹っ飛んでいった。


「人の獲物を奪うとどうなるか、その頭に詰まっている魔力回路に徹底的に叩き込んでやる」


 【亜空間】から取り出すは愛用の武器の一つ、【首裂き(ショーテル)】を取り出し地面を駆け突然の動きに戸惑っているビージェクト君に刈り取るように手先と腕を動かしながら長さが足りないようだったら柄の握る部分をギリギリまで先端の所で切り裂きに動くが圧倒的な速さで動く選択を取らなかったビージェクト君…長いからビージェで済ませるか。


 防御の選択を選んだビージェはそのまま力強く押し込めようとするがそういう熱烈な反応は好きじゃないけどこのまま一点集中の連続攻撃を目指して【首裂き】の刃先を押さえつけようとする試みる右腕に一呼吸で当て続け反撃として左腕を俺の体を吹き飛ばそうとする仕草が少し視えた。


 良い所で後退して攻撃を躱して左足を後ろに伸ばして地面で減速してこっちに駆けつけてくるビージェを見ながら【首裂き】を足元に刺して置き近づけさせないように少し魔力を余分に持たせて絶対に強力な魔法を繰り出すと見せかけて()()()()()()【水球】をその場に生み出して相手の動きが鈍くなった所に足元に集中させておいた【追風】で推進力を稼ぎ突っ込む。


「おぉい!たかが魔力の塊にビビってんじゃねぇ!」


『推定魔力量過大…【物質倉庫(ストレージ)】から【殲滅戦闘機:『凱風』】の展開』


「いいねぇ!初めからそういうの待ってた!」


 見た感じ、というよりも変な技術持っている位だから【錬金導師】もこういうの隠していたんだろうな。前に【炎獄】を単発…連発してくるような機械染みたことをしてくる時点でパワードスーツ的なのも考えられるわけだ。ビージェの背中にズッシリと装着させられた付属品が動く前に【亜空間】から細剣で斬るという面に関しては全くの合っていないように感じられる『斬雨』を取り出して相手の動きに合わして突きを放つと放った真後ろ以外は信じられない程抉れていた。


 避けられたというわけではないが前からとんでもない風が吹き込んで来て足元を少し抉れた。回復魔法は既に掛けているから気にしないで戦いに飛び込むこと出来るが…結構危ないな。あの付属品というより魔法道具…魔技装ってやつか?錬金魔法が使える奴じゃないと制御するのが難しい代物だからノーマークだった。その一端がこれだけでも結構造りとか精密そうだから完全に模倣するのは時間が掛かるような感じはするけど出来ないわけでない。


 連続して撃ち込んでくる真空砲のような物は剣一本で何とか対処できるほど余裕はなさそうだな…【亜空間】からお気に入りを取り出して呼吸を挟んで動きが止まった瞬間を狙ってビージェの懐に強制的に入り込んで真上にお気に入りを肌に滑らせる。


『……!!』


「こんな俺でも認めてくれる物は結構多くてね」


『早急に討伐しなくてはならない。人間の皮を被った化け物…!』


「犯罪者やってんだ、魔物呼びされても気にならないね」


 それまで無機質で自らの魔力回路とか色々と踏ん張っているような気がしたけど人工人間に人の皮被った化け物扱いされるのは少しお門違いじゃないかなってね!背中の魔技装が自動的に風魔法を全身に纏わせる素敵な機能のせいでさっきの奇襲は無事失敗に終わったけどもう少し魔力の流れを目とお気に入りに回した方がいいと判断して再度突っ込むが爆発的に増えた魔力が一点に集中するのを感じ取れたのを狙って前もって『斬雨』を前に出しておく。


『早急に対処を開始…『凱風』の出力を拡大…【微塵嵐】』


「【双地乱舞】」


 ビージェが背負っている魔技装とか放たれる魔法は広範囲全般の魔法と見せかけておいて一点に集約させて攻撃するようになっているから平気で圧縮しているから真空砲とか風圧で体が吹き飛ぶ可能性があるからそこは今まで以上に警戒させてもらって勿体ないけど破壊を前提に攻撃をすることがいいな


 一旦攻撃を対処できなかったことを考えてお気に入りは【亜空間】の中に放り込んで『斬雨』を構えて相手の出方を窺う。多少離れても地面を抉りながら俺の元へと追い続けてくる【微塵嵐】は少し対応に困るがこっちにもまだまだ策は大量にある、死因が大量にあるのと同様にね。


 地面を滑るように駆け回りながらも牽制を続けるビージェをチラ見しながら体内時計に信頼を寄せてタイミングを合わせて呑み込まれそうだった【微塵嵐】に向き合う時に丁度状況が動き始めた。


『!?』


「やぁ、ビージェ君。高みの見物とは少し戦闘を馬鹿にしていないかい?」


『もう一人の【神出鬼没】…?【幻想】は使われた形跡はないはず…!』


「そんなちっぽけな事は気にしないで遊ぼうぜ?争奪戦中バチバチな戦闘してなくてさ」


『今も【微塵嵐】で追われているのにそれでも足りないのか!?』


「Yes!let's ke(どんどん)ep going(行こうか)!」


 並列的に物事が進んだとしても今『俺』がやりたい事は一貫して目の前に忽然と現れて人の獲物を横取りするような奴に色んな手を使わせて手数を枯らして何もさせない所まで戦い尽くして完璧な勝利を…!


 視界が澄んでいて遠くで俺が【微塵嵐】を対処しているのがよく見える。手持ちは【首裂き】と少し心許ないがそこは大量の魔力で補いつつ暴れるとしよう。目の前で警戒に警戒を重ねて機動力がさっきよりも桁違いになっているビージェ君が飛んでいるからねぇ!


「機動力の欠点は突拍子のないことに対応不足が定石!そっちが速くなっていくならこっちは手数増やそうか【白ヰ薔薇】」


 『俺』の手元から何色も染まっていない薔薇が大量に生み出されるとポロポロと花弁が散っていき遠くから吹いてくる風に後押しされてそのまま空気の流れに沿って移動していく。一瞬の動きが命を…争奪戦は仮初だけどそれは今は無しとして判断を躊躇う動きを見せたビージェ君に速度で対処しようとした作戦は潰えた。


 【白ヰ薔薇】が一瞬でも『俺』の思い通りに動いてくれたら一回虚構だけど膨大な魔力を得られ虚構の魔力は変幻自在に化けられる。だからこの権限は『俺』から俺に渡してただ白い薔薇を手元から落として何事もなかったようにビージェに斬りかかる。


『【微塵嵐】が…!?』


「騙して、盗んで、増えて、暴れて、消えて、目まぐるしいけどこういう必死が大好きなんだよね」


『……何が起きているんだ!【『凱風』の追加起動…『暴旋風』シリーズの展開】『颶』を限定解放…数秒毎に――――】』


「他の部品か…?それとも同系統の何かを…」


 魔力が【微塵嵐】を放つときと同様に一点に集中していたが知らぬ間に体が横に三等分に断ち切られていた。痛みは無効になっているが血が大量に出る中『俺』が終わるのを確信して【白ヰ薔薇】を巻き散らしてやる事だけやって元の水に戻る。


「視界の半分を気を散らす真っ白な薔薇が埋め尽くしていたら当然見ちゃうよな、俺もそうだからね」


『今確かに刃が三回当たった感触があったはずだが…【『颶』の冷却を短縮優先…戦闘を続行する】』


 さっきの『俺』が最高の贈り物をくれたんだよね、もっと楽しめるようなに戦える魔法が一つある。


「【自己創作(ドッペルゲンガー)】」


「日が暮れて日が昇るまで踊り続けようぜ。夜通し暴れ回れるからさ」


 再び不発弾として背中の魔技装が稼働していてこちらにさっきの最高打点が飛んでくることはないと確信をもっての行動が大きな魔力弾が地面に溶け込み何事もなく終わりこっちに攻撃を仕掛ける際に見慣れた影が現れた。


『【神出鬼没】はそういうことか…!』


「Next Game!」

【自己創作】の見分け方としては本物は俺でそれ以外は『俺』です。

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