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ラ・ラガス~創造魔法で異世界を生き抜く~  作者: タツノオトシゴ
食べ尽くせない命のやり取りは戦いで
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鳩の対処法②

【血の権力者ベルレレトの加護】…これが何を意味するかは僕には分からないがこれは多分なんかしら大事なのだろう、詳細について【鑑定】で見ることができないのか?重ねて【鑑定】をする。


【血の権力者ベルレレトの加護】

当人の権限が閲覧する基準に足りていません。


駄目だった。そして、氷に包まれていた 【鳩】の方も氷を溶かし切り呑気に毛繕いをしていた。毛繕いというか体の血を吸っているような感じに見える、普通に気持ち悪い。それにそうしていることは多分舐められているってことだろう…苛つくなぁ…


「おい、さっきっから声が聞こえるぞ?なんか喧嘩でもしてんのか?」

「てか、寒くねぇか?すげー()えてる」

「おいお前ら…あそこにいるでっけぇ鳥みたいなの何だ?」


近くにいる住んでいる住民達が集まり始めてしまった。ここまで集まらせてしまったら被害がデカくなってしまう…それにこんな奴を放っておく訳にはいかない…こうなったら…無理やり吹き飛ばして…


「これは…どうしたの?」


下からやってきた青髪の冒険者であるマディーさんが目の前にいる【鳩】を凝視してすごく睨んでいた。すごく顔が引き撃ってますよ、マディーさん。


「【水浪の泡沫】!ボッとのでの癖に最近調子乗りやがってるからお前にプレゼントだ!ありがたく貰っとけ!」


何だか外が騒がしいわね…やっと頼まれた依頼を終えてゆっくりとしているのにお構いなしに近所迷惑なんて本当に全く無礼な奴らね…私はベットに寄りかかったまま机の上に乗せておいた魔剣を手に掴み心の中で唱える。


「【氷石(クリスタル)】」


手に氷を生み出し光に当てて輝きを見ていた。 綺麗だなぁ…美しいいつまででも見れるのだが…


「お前ら!例の物を使って逃げろ!」


(まただ…ほんとに煩い一回注意をしてそれでも言うことを聞かないなら…)


持っていた魔剣を握りしめ魔力を強めようとすると、大きな魔力が屋上で広がり屋根が完全に凍ったのだ、すぐに警戒し窓の外を確認するがいたって変わりがなかった。


(と言うことはさっきの近所迷惑野郎が…)


すぐに着替え窓を開けて屋上に登ると血で形成された【鳩】が【水浪の泡沫】が近くにいた。こちらを見て戦う意志を見たのか彼は素早く水魔法【水檻】を展開した。状況を把握して使う魔法を変えるなんてかなり貴重な人材じゃない…やっぱりギルマスの考えは間違っていなかったようね…


「えっと…マディーさん!こいつには氷魔法が効きませんでした!」


彼も氷の魔法が使えるの?それだったら私なんて何もできないじゃないの…いや、一個だけできる…時間さえあれば!


「【水浪の泡沫】 少し時間を稼いで!」


私は大きな声援を要求した。その言葉に同意すると言う意味でジェバルだっけ?彼が首を縦に振っていたのが見えすぐに魔法を打つ準備を始めた。



待てよ、確かマディーさんって氷魔法しか使えないって言う可能性が出てきたぞ?そうなると詰んだか…いや、さっき言ってくれた言葉に賭けよう。それはともかく時間稼ぎだ!【鳩】の方を向き魔法を唱えるようにした。


「Kurukkuuuuu!」


体から血が矢の形になり飛んできた。素早く新星を抜いて受け流していると周りに飛び散った血が集まり始めた…おいおい、ター○ネーターみたいな類はやめてくれよ?その集まってできた血は 【鳩】ではなく無数の小さな【雀】だった。おい、ちょっと待て小さすぎて攻撃を躱すことができなくなるぞ!


「Tyunnnnntyunnn…」


自分の周りをのように飛び回り突き始めた。僕は氷魔法 【氷槍】を小さく作り展開して素早く排除をする。プチプチと音を出して【雀】は消えていき残った血は蒸発し終わっただけになった。その頃にはマディーさんは魔法を唱え終わり魔法が発動した。


「神聖魔法 【神の天罰(パニッシュメント)】!」


「すいませんねぇ…そんな魔法をこいつに撃たれるとちょっとばかし迷惑になるので消させてもらいますよ」


魔法を構築していた呪文が全て消え去り残ったのは空虚だった、急に現れた仮面をつけた男が魔法を消したのだが近くにいた【鳩】を無力化していた。その無力化された【鳩】に関してはガン飛ばすように男を見ていて、何もしていなかった。


「そのまま動かないままで結構でございます。このベル…【鳩】はこちらで処刑しておきますのでご安心を」


仮面をつけていた為か分からないが自分を少し見た後何らかの魔法を使って【鳩】と一緒に何処かへ行ってしまった…残った僕とマディーさんは何も出来ずにいた。



■???■

「いやー。急にめんどくさい代物を呼び出しましたね。今の人間は…」


場は変わり真っ白な世界に変わっていた。仮面を外し素を出した瞬間コイツが誰なのか分かった。 そこから生み出されていく憎しみだけが己の心を支配する。


「Omaeeeeeeeee……」


「お、そんな身体でも喋れるんですね。あんな一瞬で依代の体を乗っ取った癖に」


くそ、まだ動けないのが痛に触る…あの青髪の女が出した魔法はどうでもいいと思ったがあの眼を持った奴の子供がすぐ近くにいたのが我の運の尽きだった。なぜ今になって我を目覚めさせたのか全く分からないそれにあの数分だったらもう何毎回も死んでいるはずなのだが、やはり子供は雑魚だな…ハハハハハハ!!


「おや、こんな弱っちい時にでもふざけていられるならこうしときますね」


体が絞り込まれその上に体が圧縮される。重い重い。我に呼吸器官はないが苦しいし“魂”にまでも影響が来るとは…!


「Kugyuuuuuuuuuu…」


早くここから抜け出してあの目をもつ餓鬼を殺して我が力に…しかし、気づいた時には意識が刈り取られた後だった。

実は【神の天罰】は食らうと直行である場所に連行されます。まぁ…食らった人間が何処に行ったか分からないんで誰も知らないんですけどね。

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