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ラ・ラガス~創造魔法で異世界を生き抜く~  作者: タツノオトシゴ
水天一碧の広大な場を駆け巡る
100/180

水天一碧に飾れ、幾万天の星々 其の一

祝100話!!!結構時間がかかりましたが約半年かけての百話に到達することができました。


ここまで続けて来られたのは読んでくださった皆様のおかげです。時々意味不明なことを書いていたりする未熟者ですが、今後とも拙作をよろしくお願いします。

走りに走ってやっとのことで柱にしか見えない塔の近くに辿り着くことができた。懐中時計を見ればまだ三分も時間を残すことができたのでかなり遠くからの移動だったが全力ダッシュで来れてよかったと言えるだろうな


前に来た時は何も入り口がなかったというのにどう入れば良いのだろうか…と考えつつ近づくと一人の着飾った魚人族が立っていた。数日間ここで生活していてここまで装飾品が大量に付いている服装を着ている奴を見たことはなかった。


「空から降りてきた『お星様』火付け人か…待っていた。今から扉を開けるので少し待て」


すぐに気づいた魚人族は塔に向かって歩き始めて塔に触れたところから扉が造られ始めた。もしかしたらさっきグリエさんが言っていたイプロの会って情報をいくつか貰った高位職の魚人族なんだろうな。


「健闘を祈る」


魚人族の言った言葉に頷きながら扉を開けて中に入ると上に続く螺旋階段だった。肇に驚いたことを言うのなら人二人ぐらいしか入らないだろうと思っていた柱の中が結構広かったぐらいかなと思いつつも螺旋階段を登り続けるも全然進んでいる感じがない。


そこで自身の脳内から一つの考えが導き出されたのである。


それはいつも攻撃を避ける際に使う風魔法を使って真ん中を移動することだ。なんで始めからこんなことをしなかったのが不思議なくらい楽になった。途中壁から火が出てきたり矢が飛んできたりと変な仕掛けが多かったがそこまで気にすることなく上がることができた。


塔の頂上に辿り着いてすぐに目に付いたのは荘重的でこの塔に出てきた扉よりも大きかった扉というか壁に近い何かだと思う。扉だから何回か押し込んだのだが微動だにしなかったので手に魔力を集めて吹き飛ばせるくらいの【水嵐】をぶつけると壁は吹き飛び広めの部屋が現れた。

魔法による外部からの力によって瓦礫は奥の方に吹き飛んでいったが何かとぶつかって一瞬で木っ端微塵となった。どうせならと空気中に佇んでいた【水嵐】も一緒に飛ばしてみるとそれ相応の魔法が【水嵐】にぶつかり破裂した。


「いい、とてもいい!!これも運命と言うのなら喜んで受け入れようじゃないか!!」


部屋に入ってみれば丁寧に修復されるし結構高度な魔法を付与しているのだろうな…それに部屋全体にまで響くこの声とさっきの魔法を相殺するときに感じたのは厄介すぎるあの鰭の防御を所持しているのは今までで戦った中で一人しかいない。


「ジェバル・ユースト!!『お星様』のなかで戦いたかったお前と再度戦えることができてとても幸福だなんせお前との戦いは戦闘を好む者が少ない海底都市では過去一番に素晴らしいものになるだろう……なんと言っても爆発するあの魔剣は掠るだけでも身体に異常なほどの痛みを与えてくるのだ」


よりにもよって自分が戦いたくないと思っていた相手となってしまった。今の懐中時計を見てみるとしようか…今新しい一日が始まったのだがまだ何かブツクサ言っているのか


長々しく続く守護者の話を聞き流しながら【宝物庫】から新星を取り出して「お前とお喋りなんかするつもりはない」ということを予め見えるように新星に四つ魔法を入れ込んで置いて表現する。それを読み取った守護者は話を中断してこちらに向かって魔力を高めて無数の鰭を後ろに構えを取っていた。距離としては十メートル弱、ここから届くような攻撃をすると窺える。

ここから動くとすれば戦いが終わるまで止まることがないのなら…こちらとしても好都合だ。




守護者(ガーディアン)、お互い死ぬ気でぶつかり合おうぜ」




「【流転:朔】」




円を描くように空を斬った斬撃は新星に阻まれて弾き返される。キーンと甲高い音が鳴り奥の方にいたはずの守護者は目の前に現れ強烈な一撃を横腹に当ててきた。吹き飛ばされている中で静かに思っていたことがある…こいつに本気を出させたらマジで死ぬ

壁に正面衝突する前に風魔法を使って防いだがそれを関係なく飛び込んでくる拳に対して頭を屈めると頭上に一周回る鰭が通過し、体を捻って前に脱出してすぐに体勢を整える。

日付が変わって五分弱…俺と守護者の戦いの火蓋は今をもって切り落とされた。






















「ぬははは!!あの強靭すぎる刃はどうしたぁ!!こんな攻撃、弱々しくて痒すぎるわ!!」


こいつ…今さら気づいたことなんだが強襲かけられたときに片腕一本吹っ飛ばしてやったというのに治っているし菫鉑蟷螂とかと同等な硬さと素早さを手に入れてやがる…さっきから攻撃に踏み出そうとしているのだがそれを断じて拒否するかのような連撃を繰り返すこいつにただただぶん殴りたいと思った。


「あいにくまだ使いたくなくてな…それにしてもどんな魔改造をされたんだ?」


「マカイゾウ?また新しい言葉を覚えることができた、感謝する!」


「チィ!!【解放する(リリース)】」


ニコニコな笑顔で言う言葉と裏腹にえげつないパンチを繰り出してくるその腐った根性には頭が狂っているという最高評価を贈呈してやろう。

体を振り切りながら目の前に飛び込んでくる鰭に対して土魔法の【岩石弾】をぶつけて辛うじて勢いを和らげることに成功して新星に格納(ストック)しておいた魔法を守護者に向けて放つ。

蛇のように動き回る鎖は相手の動きを止めるべく一心不乱に飛びつき地面と同化して動かなくなる。


「ぬお!?これは生き物のように動く鎖…全く面白い魔法があるものだが……しかし〜?俺にそんなもの効かぬわ!!」


知っているからそういう風に魔法を応用しているんでしょうが、と内面愚痴を吐きながら地面を蹴り込み新星を片手に持ち勢い良く剣を振りかざすのだがそれよりも早く拘束を解いた守護者は拳に力を入れて自分から距離を置くようにした。

当たらないためにも水魔法で生み出したクッションを使って相手からの攻撃をできるだけ抑えているのだがそれでも当たってもいない新星に衝撃が走るほどである。


「それにしても【束縛の蛇(レストブルネーク)】って言う魔導書面白そうだったから買って試して遊んでみたなりにはまぁまぁな使い勝手だからいいと思ったけど実戦には全く通用しないな………」


新星に入れておいた三つのうち一つが【束縛の蛇】、道中の魔物の動きを封じたり前持って毒と麻痺とかの状態異常系の魔法を付け加えることができるとか通りかかった行商人の言葉を信じて使ってみれば対して使い方が合っているかすらも分からなかったしそもそも毒とかの魔法は使えた試しがない。

だが、三秒は動きを止められる点では妥協点としておこう…


「あとなんか名高い傭兵がこれ使って竜とタメ張ったって聞くけど、さっきの言葉は撤回する!この魔法利用価値がある!」


間髪なく飛び込んでくる攻撃に神経を研ぎ澄ませながら避けて、避けて、避ける。その攻撃のない一瞬を覗き込むように近づいて剣を振ったり、魔法を打ち込んで攻防という二文字を必死ながら作り出している。


「その細すぎる剣でも魔剣は魔剣か…随分と面白い能力を持っているおかげでこっちもたても楽しく遊べる。さぁ…もっと楽しもうぜぇ?」


「……!?」


急に自分が守護者に腰に向かって攻撃を向けたところを合間縫って地面に拳を叩きつけた直後後ろから四、五枚の鰭が自身の首に何回も一閃が来るが回避に成功する。

ならばこちらも【風刃】をいくつか守護者に向かって放つが先程の鰭がすぐに防御に徹した為残念に終わった。やっぱりあの鰭が邪魔だな……最高火力の変光星だったらざっくり斬れるのか?

悩むことさえも許さない。戦いに集中しろよ、とでも言っているかのような前方からの高速鰭が腰と脹脛に向けて飛ばして来るが脹脛のは魔法で、腰のは自身の剣で払い除けるのだがその後に近づいてくる守護者は拳を振り翳す。


「【流転:白河】」


「頼む、新星耐えてくれ【溜めよ(コレクト)】」


一点集中で送り出された打撃はメキメキという音を立てながら魔剣の中に内蔵されている一つの魔石という名の格納庫に保管されても、冷や汗は止まらなかった。どんな攻撃手段してくるんだ、こいつ。


「その魔剣、面白いな!!力一杯殴った攻撃を吸収できるのは驚きだ…ならばもう一発【流転:白河】」


「【微塵嵐】」


初見だった一点集中は二度目になれば少しは対処は可能になる、手元に集中させた魔力をすぐに形に変換させて焦点を強制的にずらす。さっき新星に無理したこともあって今振ると粉々になってしまいそうな感じがしたのでクールタイムが必要そうなので魔法を使ったがそれでも相殺することができない威力ってどんなものなのだろうか






















戦闘時間は体内時計で測るともう一時間は立っているのではないかと思えるほど長く感じられる濃密な()()なのだが一つの山場を迎えようとしていた。

それまでは攻撃を必死に躱すか受け流すか、弾き返すかなどこの三つ以上にも色々と攻撃を受け続けたが守護者は急に止まった。不自然すぎたので近寄ろうともせず後ろで息を整えていたのだが、元々狂っているとは思っていたが守護者は急に拍手をし始めたのだ。


「やはり、最高だ。ここまで攻撃を躱しそれでも尚一矢報おうと攻撃するのは芸術展がとても高い……がなんだ弱々しい姿は前に戦った時は勝利を勝ち取るために人間離れした動きをして圧倒して見せたのに…何故!?」


頭を抱えながら思考する姿は滑稽なのだが一つの解答に辿り着いたのか少し深呼吸を挟むとすぐに攻撃をし始めた。


「動かぬのなら動かせばいい【流転:放】」


それまであまり動かなかった鰭達が一斉に動き始めて一人しかいない自分に対して攻撃を始めた。自分も負けじと水魔法や地魔法を利用して動きを遅くさせたり強力な魔法でわざと防御に回して攻撃に移ろうとするが近くに待機している鰭が攻撃を受け止めそれと入れ替えに守護者が攻撃をする。

悪循環とも言える中で【宝物庫】から変光星を取り出して全方位に散りばった鰭に対して【起爆】をすぐに使い吹き飛ばした。


「そう、それだ!この爆発力での戦いを待っていたんだ【流転:破】」


変光星を使わざるおえない状況になってしまったのだが鰭から連続して波動のような魔法を繰り返ししてくるところから脱するには【起爆】を起点(トリガー)とする。【超煌弾】を地面に叩きつけて爆風を意図的に起こして離れるのだが暴れ狂う鰭から出てくる弾幕みたいな攻撃が一秒間隔で起きていることの方が多いのに当たれば死ぬのが確定してそうなのがおかしすぎる訳であり足場にも張り巡らされて必死に土魔法を土台を利用して回避仕切る。


「変なの撒き散らすな!」


どうにかして回避仕切ろうと思っていたが所々変な挙動をしている鰭に次の足場にする予定だった物を壊されて片足を既に前に出している状況だった為どうしようもなかった所を追い討ちかけるように合間を縫って殴り込んできた守護者の攻撃を優先する、【水盾】を使って受身を取り即興で弾幕ゾーンからの脱出に成功する。変な吹き飛ばされたせいで頭がゴワンゴワンするしふらつくが、余裕を与えようとしない守護者は鰭を投げつけてきやがった。


変光星を床に刺して勢いよく二回【起爆】、床が破裂して動けない体を一時的に宙に浮かせて一直線にしか飛ばなかった鰭を避けることに成功する、【宝物庫】から魔石を取り出して砕いて必要なかった二回分の【起爆】の回復。

着地と同時に【水球】と【疾風】を利用して軽減をしてフラフラな足取りだが地に足をつけて首に掛かっている〔秘華の炎導(シラフップバンルート)〕から通じる微量な自然回復を祈る。


「あの追い詰められた状況での最適な判断…尋常じゃないな」


すぐ〔秘華の炎導(シラフップバンルート)〕に魔力を注ぎ込んだおかげでだいぶ楽になってきた。今の時間は……まだ一分しか経っていないじゃないか。後四分死ぬきで頑張ればもう少し楽になれるのだが……


「普通にキツイな」


「“キツイ”?『お星様』がこれくらいの壁でヘマを出しているようじゃ大役なんて務まらねぇな?」


確かに勝手に突きつけられた称号とも言える『お星様』それがどんな基準で言われているか分からないけど策はまだ数個ある。それまで死ぬ気で戦いの自分の中の高揚感(ボルテージ)上げてかないとな

鰭が守護者の周りを軽快に回りそして飛びつくように攻撃してくる。火花散るほどの攻撃を押し込んでも弾かれるような圧倒的な硬さ…しかし全部の鰭を相手にするなんてことは考えないでただ本体を攻撃することが今の目標だ。もう一度【起爆】してどんどん刃に熱を帯び刺していき自分の首を狙ってきた鰭を熱し斬り、守護者に向かって攻撃を入れ込む。


「今度はお望みの変光星の戦いだ…本当はもう少し新星を楽しんで欲しかったんだけどな」


「……………熱い。が、しかし根性でカバーーーー!!!!」


変光星の刃と守護者の拳と衝突して拮抗状態になったところで守護者のデカすぎる声で鼓膜がなくなったと思った。音もなく…正確には音が聞こえず変光星にぶつかってきた鰭が邪魔をして後ろに引かざる追えなくなってしまった。

しかしさっきの数秒で拳は比喩でもなく真っ赤に燃えていたがあれだけ熱した刃で切り掛かったんだ多少の効果はあるだろう。必死に我慢しているようだがここで身動きが止まっているこの時こそが勝機、もう一度地面を踏み込み斬りかかろうとすると足に違和感を感じた。


「牙……なのか?」


すぐに近づくのを止めて後ろに下がると足元から大きな刃のようなもの無数と現れてさっきまでいたところが牙に囲まれた後、牙が無くなり残ったところがカッポリと消えていた。


「そうだなぁ…もう少し反応が遅れていれば終わりだったのに惜しかった、まぁ…でも戦える相手が消えないのなら楽しめるはずだからな!」


「だからそれはなんだって聞いてんだよ!」


返答もなく突っ込んでくる守護者に戸惑いつつ変光星を握り締めて【起爆】した後にぶつかり合う、その時の守護者はやはり笑っているのが気に食わないがその顔にならないように攻撃しなくちゃな

100話目記念、設定ただただ吐き出したいだけのコーナー


ちょくちょくと出てくる竜なんですけど実はあの中には数体特殊個体がいます。


遥か昔に生まれて知恵を多く持っているような奴ほど悪知恵が働いてやることがえげつないので危険度が増していく。逆に知能がないほど人間に狩られてしまうか、同族にいいように操られてしまう可哀想な種族です。




実はもう出ていたり…

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