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社畜少女の異世界記録  作者: しろやま おおか
1/4

異世界では、楽しく生きると決めている

 

「も、もう無理、、、、、、、」 


 今日もボロボロになりながらも会社を出る。時刻はもう深夜を回っている。ボロボロなのは毎日と続く残業の所為だ、ここ一週間まともな睡眠をとっておらず眩暈なんてしょっちゅう起こる。上司は自分が仕事を終わりそうな時を見計らってここぞとばかりに仕事を押し付けてくるしそれを誰も咎めようとしない。みんな怖いのだ、自分の立場が悪くなる事が。出世の道を絶たれる事が。私も私だ、不満だけが募るばかりで口に出してこなかった。頭の中では反抗の言葉が沢山浮かんでくるのに上司を目の前にするとその言葉達は霧散してしまう。 

 昔っから自分の意見を言えない子だった、他人の意見に賛同するだけで自分からは絶対に意見を言わない。この会社に受かった理由も意見を言わずただ上からの指示に従ってくれそうとかだろう。


 会社から解放されたいと思い、無い勇気をなんとか振り絞って出した辞職届けは上司の怒号とともに目の前で破り捨てられ、私のなけなしの勇気は完全に砕け散った。

 

 (もうなんの為に生きてるんだろう・・・・趣味はないし、夢もないし、やりたいことも思いつかない。職場では上司のパワハラに耐える日々。これならいっそのこと・・・・・・)


 「楽になりたい・・・・・・」


 口から不意に言葉が漏れた


 その瞬間私を眩暈が襲った、それはいつものような軽い眩暈ではなく。視界は激しく揺れ、立っている体制を保てなくなり路上にうずくまる。脳が縄かなにかできつく締め上げられたように痛み、激しい吐き気と痛みで全身から脂汗が溢れ出す。生涯で経験したことがないほどの痛みが私を襲い、余りの痛みで意識がだんだんと遠のいていくのを感じる。そして・・・





















私の意識はそこで潰えた。 



 


 











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