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97話 メイド
いろいろあった。
そろそろこの商館を去りたいが、このままはさすがにマズいな。
俺は廊下に出て、商館に務めているメイドを探す。
「誰かいないか?」
「はい。御用ですか? ――――ッ!?」
「水を持ってきてほしい」
「か、かしこまりました」
メイドは顔を赤らめつつ、立ち去っていった。
水を取りに行ったのだろう。
少し様子がおかしかったが、何かあったのだろうか?
俺は応接室に戻り、メイドが戻ってくるのを待つ。
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そしていろいろあり、俺はメイドとも楽しんだのだった。




