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97話 メイド

 いろいろあった。

 そろそろこの商館を去りたいが、このままはさすがにマズいな。

 俺は廊下に出て、商館に務めているメイドを探す。


「誰かいないか?」


「はい。御用ですか? ――――ッ!?」


「水を持ってきてほしい」


「か、かしこまりました」


 メイドは顔を赤らめつつ、立ち去っていった。

 水を取りに行ったのだろう。

 少し様子がおかしかったが、何かあったのだろうか?

 俺は応接室に戻り、メイドが戻ってくるのを待つ。


*****


 そしていろいろあり、俺はメイドとも楽しんだのだった。

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