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37話 興味深いな

「ら、ライル様……! そんな、ライル様にお手間をかけさせるわけには……」


「手間か。それを言うなら、さっさと先に進みたいのだが……。お前の精神力では無理そうだな」


「す、すいません……」


***************


「うーむ。興味深いな。これは」


「そうじゃの。脆弱な人族ならではの創意工夫といったところかの」


「うむ……。そうだな……」


 俺はそう答え、女性を見つめる。


「まだ足りないか……。仕方ない。もう一度だ」

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