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291話 結婚式-1

 数か月後――

 とある辺境の村で、一組の夫婦が誕生しようとしていた。


「新郎新婦の入場です! 皆様、盛大な拍手でお迎えください!!」


 司会が叫ぶと、村中が大きな歓声に包まれる。

 その中心には、幸せそうな男女がいた。


「ライル様……。あたい、今幸せだよ」


「俺もだ。ルーシー、愛してるよ……」


 ライルとルーシーが見つめ合う。

 今日は彼らの結婚式だ。

 聖竜帝国全体を挙げての盛大な式典をする案もあったが、ライルとルーシーはそれを却下した。

 思い出の場所で、慎ましやかに式を挙げたい……。

 2人のその思いを汲んだ配下たちが、この辺境の村で結婚式を執り行うことになったのだ。


「では、新郎ライル。あなたは妻となるルーシーを、病めるときも健やかなるときも……富めるときも貧しきときも、夫として愛し敬い慈しむことを誓いますか?」


「誓うよ。ルーシーのことを、一生愛し続けると誓おう」


「では、新婦ルーシー。あなたは夫となるライルを、病めるときも健やかなるときも……富めるときも貧しきときも、妻として愛し敬い慈しむことを誓いますか?」


「誓うさ。あたいはライル様を、一生愛すると誓う」


 ライルとルーシーは見つめ合う。

 そして、自然と口づけを交わした。


「皆様、新郎ライルと新婦ルーシーに盛大な拍手をお願いいたします!!」


 2人は拍手に包まれる。

 こうして、ライルとルーシーは夫婦となったのだった。

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