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288話 最後の激突-2

「【氷竜の息吹チルブレス】!!」


「ぬわぁああっ!?」


 リリアが咆哮すると、その口から極低温のブレスが放たれた。

 そこらの魔物や一般民衆が受ければ、即死は確実だろう。

 ライルにより竜の加護を受けているルーシーやロゼリアたちでも、大ダメージは必至だ。


「お、おい! よせっ!!」


 そんな叫びを無視し、リリアはブレスを吐き続ける。


「クソがっ! 【火竜の息吹ボロブレス】!!」


「ふん……」


 ライルが火属性のブレスによって対抗する。

 だが、その攻撃にリリアの氷ブレスほどの出力はない。

 リリアのブレスは、ライルのそれを押し返していた。


「くっ……!!」


「ほれほれ! もっと頑張らないと、お前さんの大切な者どもが氷像になってしまうぞ?」


「このっ! クソがっ!!」


 ライルは必死にブレスを吐き続ける。

 だが、リリアのブレスが勝っていた。


「ち、ちくしょう……!!」


 ライルは竜化した状態のまま、膝をつく。

 そんな彼を見て、リリアは笑った。

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