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280話 竜王リリア-1

「ふふ……。そろそろ頃合いかの」


 竜王リリアは呟く。

 彼女は今、聖竜帝国ホーリードラゴン・エンパイアの上空に戻ってきていた。

 今頃は、S級スキル【竜化】の真覚醒が済んでいることだろう。


「さて、愛しのライルよ。完全な竜と化したお前さんと余で、世界を統べに行こうではないか」


 リリアは竜たちの王だ。

 全ての竜の頂点に立つ。

 本来は、2番目に強い竜と結婚する予定だった。

 それを変えさせたのは、S級スキル【竜化】を持つライルの存在である。


 竜族は強いが、その強さは種族としての能力に由来する。

 スキルからの影響度は小さい。

 竜王リリアから見ても、S級スキル持ちの人族は特異な存在だったのだ。


「ふふふっ……。世界征服の前にランデブーをしてもよいの。どうせ、余たち夫婦の前に敵はおらぬわけじゃし……」


 リリアは竜の姿で、上機嫌に天を舞った。

 そして、ライルがいた玉座の間あたりに着地する。

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