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279話 想い

 サテラ、スピカ、アイシャ、ミルカ、キーネ。

 レスティ、シャオ、ロゼリア、ガルド。

 全員が最後の力を振り絞り、ライルの前に立ちはだかる。

 そして、彼女たちはそれぞれ魔力や闘気を解放した。


「今こそ、私たちの思いを一つにするときです! さぁ、行きますよ!!」


 サテラが叫ぶ。

 そして、最大の声量で続けた。


「ライル様に届け! 私たちの愛の――」


「「恨みの――」」


「「崇拝の――」」


「「感謝の――」」


「「「「「想いよ!! 届けぇええええっ!!!」」」」」


 彼女たちは、ありったけの魔力と闘気を解き放った。

 ライルへ抱いている感情の方向性こそバラバラだったが、その感情の大きさはそれぞれ大きい。

 彼女たちの体から光の球のようなものが無数に飛び出す。

 それらはライルに接近すると、彼の体内に吸い込まれていく。

 そして――


「グルルオオオオォッ!? オ、オオオオオオォ……!!!」


 ライルは激しく苦しんだ後、その場に倒れたのだった。

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