表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

278/307

278話 反撃のチャンス

「グルルルゥッ!?」


 ライルが地面に横たわりながら、驚愕の声を上げる。

 彼は何が起きたのか、すぐに理解できなかったのだ。

 そんなライルの目の前では、ルーシーが拳を掲げていた。


「あたいの中のみんなと相談した結果だ。ライル様……あたいはあんたを止めるよ」


「グルルル……! グオオォッ!!!」


 ライルは咆哮する。

 彼にとって、ルーシーは最愛の存在だ。

 そのはずだった。

 しかし、竜化して暴走している彼は、彼女すら認識することができていない。

 今の彼にとって、ルーシーは排除すべき敵だった。


「グルオォッ……!!」


 ライルが息を大きく吸い込む。

 ブレス攻撃で、ルーシーを焼き尽くそうというのだ。

 だが、その姿は無防備だった。

 今こそ、反撃のチャンスである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ