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277話 使わせてもらうぜ

「グルル……」


 ライルは咆哮する。

 そして、爪を振り下ろそうとするが――


「シリカ、アルノー、ジョナサン……。使わせてもらうぜ」


 ルーシーが力を開放する。

 ライルによって竜の加護を半強制的に与えられた彼女は、そこらの一般兵などよりもはるかに多くの魔力を持っている。

 だが、今はそれだけでは説明できないような、膨大な魔力が迸っていた。


「グルオォッ!?」


 ライルが爪を振り下ろす。

 だが、その攻撃はルーシーに届かない。


「あたいの中のみんなと……もう相談は済んでいるんだ。ライル様の暴走を、あたいたちの力で止めてみせる!! くらえっ!!!」


「グオオオオオォッ!?」


 ルーシーが凄まじい勢いでライルに接近し、拳を振りかぶる。

 その攻撃はライルの肉体に届き、彼を大きく弾き飛ばしたのだった。

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