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271話 ライルとの思い出 シャオ

 ライルのS級スキル【竜化】が暴走してしまった。

 だが、彼の仲間たちは果敢に立ち向かう。

 サテラ、スピカ、アイシャ、ミルカ、キーネ、レスティが攻撃を仕掛けていた。


「グルオオォッ!!」


 ライルは咆哮し、爪を振り下ろす。

 だが――


「隙ありだ!」


 シャオが動き、ライルの懐に潜り込む。

 彼女の脳内には、ライルとの思い出がよぎっていた。


『その……まずはアタイの首と体を繋げてもらえませんか……? このままでは何もできませんので……』

『何もできないと言ったか?』

『え? は、はい……。首だけでできることと言えば、こうして話すことぐらいで……』

『違うな。他にもできることがある。さぁ、その状態で俺の”猛り”を鎮めてみろ』

『なっ!? ま、まさか……』

『できないなら、死ね。俺がこの魔法を切れば、お前はすぐにでも死ぬんだぞ。さぁ、頑張ってみせろ』

『うぅ……! わ、分かりました……』


 ――あの出来事は、まさに鬼畜の所業だった。

 首を切断された上、特殊な魔法で命を繋ぎ止められ、奉仕を強要されたのである。

 シャオは脳内によぎった思い出を振り払うと、ライルの懐で剣を振り上げた。


「せめて勝ち馬には乗らせろよな! 竜化暴走のままなんて、許さねぇぞ!!」


 シャオが叫ぶ。

 その隣では、ロゼリアが攻撃の準備をしていた。

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