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270話 ライルとの思い出 レスティ

「アイシャもキーネもやる気だな……! アタシも行くぜ!!」


 レスティが闘気を解放する。

 彼女の脳裏には、ライルとの記憶が流れていた。


『ち、畜生……。くそ……分かった……。好きにしろ……。その代わり、母さんにだけは手を出すな……』

『分かっている。……服を脱げ。尻をこちらに向けるんだ』

『…………ッ! こ、これでいいのかよ?』

『ああ。それでいい。……痛いかもしれんが、しっかり耐えるんだぞ』

『え……? どういうことだ……? ――ひぎぃっ!!! いだいいだいっ!!』


 あのとき、ライルは容赦なくレスティを蹂躙した。

 幸いだったのは、約束通り母親に手を出さず、それどころか命を救ってくれたことだろうか。


「今のアタシと母さんがあるのは、あの時のご主人のおかげだけどよ……! 恨みだって忘れちゃいねぇんだ! 竜化して終わりなんて、このアタシが許さねぇ!!」


 レスティが闘気を解放し、ライル――レッドドラゴンに跳びかかる。

 それと同時に、ミルカやキーネの攻撃も始まった。


「グルル……! グオォッ!?」


 S級スキル【竜化】を持つライルが、ダメージを受ける。

 畳み掛けるなら今だ。

 そう判断したシャオやロゼリアは、攻撃準備を素早く整えていくのだった。

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