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264話 vsライル-3

「いくぞっ! 俺たちの国を守るんだ!!」


「国王の暴走を止めろぉ!!」


聖竜帝国ホーリードラゴン・エンパイアよ! 永遠なれ!!」


 彼らは大きな壺を担ぎ、ライルに向かって走り出す。

 ライルは興味なさげに、彼らのことを腕で弾き飛ばした。


「ぎゃっ!?」


「うわあああ!!」


 そんな彼らの犠牲によって、壺の中身がライルに付着する。

 壺の中身は――


「グルオオオオォッ!!??」


 ――何らかの劇薬だったらしい。

 ライルがもだえ苦しみ始める。


「今です!! 【竜滅薬】の効果が出ている今がチャンス! 全員で攻撃して、無力化しましょう!!」


「「「おおっ!!」」」


 スピカの指示に、レスティやロゼリアを含めた全員がライルに向かって走り出す。

 果たして彼女たちは、S級スキル【竜化】を持つライルを止めることができるのだろうか――。

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