表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

262/307

262話 vsライル-1

「グルオオオオォッ!!」


 1匹のドラゴンが咆哮を上げる。

 そのドラゴンの鱗は赤く、神々しい輝きを放っていた。


「くっ……! 若様を……お救いできなかった!!」


「完全な……竜になっちまった……。これじゃ、もう……!!」


 ロゼリアとレスティが叫ぶ。

 彼女たちの目の前には、赤いドラゴン――ライルの姿がある。

 これまでの一時的な『竜化』と様子が異なることは、一目瞭然であった。


「グルルル……」


 ライルは喉を鳴らして、彼女たちを睨みつけていた。

 ロゼリアとレスティは冷や汗を流す。

 彼女たちは、ライルから竜の加護を与えられた強者だ。

 元々の戦闘能力と合わせ、ライル一味の中でも上位の戦力を持つ。

 そんな彼女たちを持ってしても、わずか2人ではライルの暴走を止めることは難しい。

 だが、ここには他の面々もいる。


「嘆いている場合かよ! ――おらああああぁ! 【迅雷剣】!!」


「はぁっ!!」


「おおおおぉっ!!」


 ガルド、キーネ、シャオの3人が、ライルに攻撃を繰り出す。

 特に、A級スキル【剣聖】を持つガルドの剣技は強力だ。

 竜の加護により強化されたその一撃は、竜の鱗に傷をつけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ