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259話 反逆者-4

「ご主人! もう終わりだよ! 諦めて王座から降りてくれ!!」


 レスティが叫ぶ。

 他の面々も追従した。

 いや、それだけではない。

 いつの間にか、一般兵たちが王座の間になだれ込んできている。


「な、なんだ……?」


 俺は混乱した。

 一体どうなっている?

 なぜこんなにも大勢の者たちが俺に逆らうのか?

 そんな俺の疑問に、1人の女が答えた。


「ライルよ。ちょっとばかり想定外の事態といったところかの?」


「……リリア?」


 リリアが王座の間に、優雅に歩いてくる。

 彼女は、誰も寄せ付けないような雰囲気を醸し出している。


「余としては、全てが筋書き通りじゃがの」


 リリアはそう言って、俺の前までやってきた。

 彼女からは濃密な死の気配が漂ってくる。


「どういうことだ……? なぜ、みんなは俺の味方をしない?」


「簡単じゃよ。お前さんと奴らは、住む世界が違いすぎたのじゃ」


 リリアは優雅に微笑む。

 そんな彼女の言葉の意味を、俺はしばらく理解することができなかった……。

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