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258話 反逆者-3

「申し訳ありません、ライル様……。私たちは……」


「可愛い娘サティの将来のために、ライル様には王座を退いていただきます」


 彼女たちはそう言って俺の命令を拒絶する。

 訳が分からない。

 父親である俺が王を務めていた方が、彼女たちにとって間違いなく都合が良いはずなのに……。


「……お兄ちゃん」


「ガルド? ……ああ、そうだった! お前がいたか! ほら、あいつらを皆殺しにしろ!!」


 俺はガルドに指示を出す。

 こいつは俺の弟だ。

 エリクサーの副作用によって女体化し、様々な拷問を経て今ではすっかり俺に従順になっている。

 拷問により刻み込まれた恐怖は、俺への反逆など許さないはずだ。


「お前は俺に逆らえないはずだろ? さっさとやれ!」


「断る。……お兄ちゃんはもう……人間じゃない」


「はぁ?」


 俺は唖然とする。

 まさか、ガルドまでもが反逆するとは……。

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