表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

256/307

256話 反逆者-1

「……これはいったい、何の真似だ? 全軍指揮官レスティよ」


 俺はそう告げる。

 王座に座る俺の前で、レスティが剣を構えていた。


「ご主人には、王座から降りてもらう。もう限界なんだ……」


「ふむ? お前の目的は王座か。そんな野望があったとはな」


 俺は感心する。

 彼女は紅猫族であり、強さを至上とする民族だ。

 だが、それはあくまでも個人単位での戦闘における強さだ。

 集団のトップになることを重視はしていなかったはず。


「……いいえ、違います。これは私たちの総意です」


「みんなで相談したのさ。ライル様を止めるってな」


 冒険者のキーネとシャオが、そう付け足す。

 彼女たちもレスティの側にいた。

 油断なく武器を構え、俺を睨んでいる。


「どうしてだ?」


 俺は首を捻る。

 これでも、こいつらのことは評価していた。

 俺が与えた竜の加護により強化された彼女たちは、とても便利な駒として使えるからだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ