表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

249/307

249話 竜の加護-2

「ああ。竜というのは、人間よりも魂の次元が高い存在だ。『竜の加護』を得れば、ただの人間よりも一段階高いステージに上ることができる。素材となった連中の薄汚い魂の声なんて、聞き流せるようになるだろう」


 俺はそう説明する。

 リリアによれば、俺は既に中級竜と同じくらいの力を持っているという。

 俺から見て、そこらの人間などネズミのようなものだ。

 例外があるとすれば、俺がS級スキル【竜化】を活用して『竜の加護』を与えた連中だろう。

 さすがに俺と同格には程遠いものの、そこらの人間よりも魂のステージが高いと言っていい。


 元奴隷で、今は全軍指揮官のレスティ。

 ブリケード王国において俺の親衛隊隊長を務めており、今は近衛騎士団団長となったロゼリア。

 俺の弟で、エリクサーの副作用により女体化したガルド。

 元ストレアの冒険者ギルド職員で、今は宰相のアイシャ。

 山村で俺と出会い、子を生んだサテラ。

 盗賊被害のあった村で俺と出会い、子を生んだミルカ。

 ストレア商会の娘のスピカ。

 冒険者キーネと、そのパーティメンバーたち。

 Bランク冒険者のシャオ。


 これらの者については、俺が『竜の加護』を与えて、魂のステージを上昇させた。

 それなりに付き合いも長いし、多少の愛着は持っている。

 俺の幼なじみにして最愛の少女であるルーシーにも、『竜の加護』を与えた方がいいだろう。

 彼女の魂のステージが上がれば、素材となった連中の声に惑わされずに済むはずだ。


「魂……? 聞き流せるように……? ライル様、いったい何を……?」


 ルーシーが首を傾げる。

 どうやら『竜の加護』についてピンとこないようだな。

 どことなく怯えているように見えるのは、気のせいだろう。


「とりあえずやってみよう。さぁ、股を開いて」


「えっ……?」


 俺はルーシーをベッドに押し倒すと、両足を掴んで左右に開かせる。

 そして、その間に割って入ったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ