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236話 お前と同じ血の流れる奴

「大人しく王位を譲るのが身のためだぞ?」


「断固として認めん! どこの馬の骨とも分からん奴に、国王の座を譲ってたまるか!!」


「どこの馬の骨ねぇ……。その点は安心しろよ、父上」


 俺はバリオス王の耳元で囁く。


「お前と同じ血の流れる奴だよ」


「なにっ!? ど、どういうことだ?」


 バリオス王は目を見開いて驚く。

 俺はニヤリと笑った。

 そして、玉座の間の入り口あたりに向けて叫ぶ。


「おい! 入ってこい!!」


「は、はいっ! 失礼いたします!!」


 謁見の間の入り口から、一人の少女が入ってきた。

 彼女は俺の前で跪く。


「お、俺をお呼びでしょうか?」


「ああ。お前を呼んだんだよ、この俺がな」


 俺はそう言って笑う。

 そして、少女の腹に蹴りを喰らわせた。


「がはっ!?」


「呼んだらすぐに来いよな。2秒の遅刻だぞ」


 俺は彼女の髪を掴む。

 続いて、彼女の顔を俺の股間前へと持ってきた。


「いつも通りにしろ。そうしたら、今日のところは勘弁してやる」


「は、はい……。畏まりました……」


 少女は俺の命令に従い、俺の股間に顔をうずめる。

 そして、奉仕を始めた。


「き、貴様らっ! 伝統ある玉座の間を何だと思っている!」


 バリオス王は激昂して叫ぶ。

 俺は再び彼の足を貫いた。


「があああああっ!?」


「うるせぇなぁ。お前が文句を言うから、ブリケード王家の血を引く者を呼び出してやったんだろうが」

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