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192話 vsシルバータイガー -4

 みんなでシルバータイガーを囲み、タコ殴りにする。

 牙を傷つけないという条件があるため、チマチマとしか攻撃できないのがネックだ。

 シルバータイガーは必死に抵抗するものの、俺たちを押しのける力はない。


「グオオオオォォッ!!」


「くっ! しまった!」


「マズイぞ! 包囲を抜けられた!!」


 キーネとその仲間が叫ぶ。

 チマチマとした攻撃を受け、いつまでもされるがままになっているシルバータイガーではない。

 なりふり構わず暴れ始め、包囲網を破ってしまう。


「落ち着け。想定内だ」


 俺は後方で待機していたリリアに視線を向ける。

 彼女の力は、俺以上に強大だ。

 シルバータイガーに直接手を出す役割を彼女には任せていない。

 彼女の役割は――


「任せるが良い」


 リリアは詠唱を始めた。

 そして――


「【アイス・プリズン】」


「グルオ!?」


 突如として出現した氷の檻。

 本来、このように開けた草原では四方八方へ逃げ放題だ。

 しかし、今は違う。

 リリアの氷魔法により、シルバータイガーの逃げ道はなくなった。


「そろそろ仕上げだ! 牙を傷つけないように気をつけつつ、慎重にトドメを刺せ!!」


「「「了解っ!」」」


 俺の指示に従い、仲間たちがそれぞれ動き出す。

 ほどなくして、シルバータイガーは絶命し、その場に倒れたのであった。

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