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187話 屈服したシャオ

「どうだ? 俺に忠誠を誓うか? シルバータイガー狩りに全面的に協力し、その後も奴隷として俺に従うと言うならば、この場では許してやってもいい」


「そ、それは……」


 シャオが言いよどむ。

 シルバータイガー狩りはともかく、しれっと追加した奴隷云々の条件に気づいているようだ。


「まだ調教が足りなかったようだな……。仕方ない……」


「も、もちろん従います! どうかアタイの無礼を許してくださいっ!!」


 シャオは必死な様子で言った。

 よしよし、これでいい。


「最初からそう言えば良かったんだ。次からは気をつけるんだぞ?」


「は、はい……」


 シャオは泣きそうな声で答えた。

 それを見た俺は、優しく語りかける。


「シャオ、お前は優秀なB級冒険者らしいな。優秀な人材は好きだぞ。この俺に仕えられることを光栄に思え」


「は、はい……。アタイみたいな女を拾ってくださってありがとうございます……」


「では、記念すべき最初の仕事だ。俺の”猛り”を鎮めてみろ」


「えっ……? あの……?」


 戸惑いの声を上げるシャオ。

 何やら不穏な空気を感じ取ったのかもしれない。

 しかしもう遅い。


「どうした? できないのか?」


「い、いえ! もちろん喜んでさせていただきます!!」

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