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159話 一体何の騒ぎだ!

「ははは! やはり人族は弱いな! 卑怯な戦法さえなければ何もできねぇ!」


「く、くそぉ……」


 勝者はレスティだった。

 まぁ、希少種族として元々高い戦闘能力を持っていたところに、俺の竜の加護が加わったのだ。

 山村の門番ごときが勝てる道理はない。


 門番を撃破した今、俺たちが入村する障害は何もなかった。

 俺は堂々と村の中へと向かう。

 しかし――


「一体何の騒ぎだ!」


 村の中から、老齢の男が姿を現した。

 男は杖を突いており、足腰は弱っていそうだった。


「そ、村長!」


 門番が老人を見て叫ぶ。


「こいつらが勝手に入ってきやがったんです。何とかしてください」


「むっ、侵入者か……。って、貴方様は……!!」


 老人が俺の顔を見た瞬間、目を見開く。


「おお……。おぉ……!! なんと……なんということだ……!!」


「村長、あの連中を知っているのですか?」


 門番の男が不審げに問いかける。

 だが、老人は答えず、俺に駆け寄ってきた。

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