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152話 ミルカの村へ飛んで向かう

「ひいいぃっ! た、高い! 落ちちゃいますよう!」


「問題ない。俺がそんなヘマをするかよ」


 俺は竜形態になり空を飛んでいた。

 眼下にある風景を眺めると、凄まじい迫力を感じられる。

 それは認めよう。

 だが――


「……キーネ、少し怖がりすぎじゃないか?」


 俺は少しだけ呆れた声で、同行者に語り掛ける。

 彼女は雌奴隷のキーネ。

 かつて山岳部に巣食う盗賊団の討伐に失敗し、メスタとかいう冒険者と共に捕まっていた。

 そこから俺が救い出し、俺の雌奴隷として連れ回すことにしてやったのである。


 助け出される前と後で、雌奴隷という立場は変わっていない。

 ただ、汚らしい盗賊団の奴隷とS級スキル竜化を持つ俺の奴隷ならば、後者の方が良いに決まっている。

 俺はコイツの恩人と言ってもいいだろう。


「そ、そんなこと言われましても……。私はただの人間ですよ? こんなの怖いに決まってます!」


「そりゃあそうだろうが……」


「うわああああああっ!!!!」


 キーネが絶叫を上げ続ける。

 せっかく連れてきてやったというのに、ここまで怖がるとは。

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