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マーメイドスパイラルジェットMSS  作者: 亜井下茶女
9/9

、、再出発、、


下城女子学園

新学期が始まり、しばらく休止していた部活も再開する。


マリン部の部員全員を集められた。


「何か部長が話しがあるんだって?」

「なんだろうね、」


其処へ部長と会長がやって来る。

「みんな集まっているね、それじゃ、サチ、」

収納庫のシャッターが開くと、、、

「あっ、新品のマリンジェットだ!」

「それに、チームカラー、ショッキングピンク!」

「ピッカピカ!」「うぅ~輝いてる、、」

「どうしたんですか?これっ、、」「会長が買ってくれたん?」


「はーい、みんな静かに、」

「これは、卒業生の寄付とその会社がスポンサーになって、新車を購入してくれました、」

「なんで?」

「全国大会で、エンジントラブルで不戦敗になったことで卒業生たちの呼びかけで寄付が集まって、部費ができたので買っちゃいました。」笑

「わぁ~凄い、「うん、嬉しい、「ありがたい、、」


「これで来年は、優勝、」「優勝は無理でしょう、」汗

「そして、もう一つ、サチお願い、」

奥のマリンジェットのカバーを外すと、ゼッケン1番のキャプテン艇。


「なに?あのバズーカ砲見たいの!」

「それじゃ、サチ、撃ってみて、」

ドンッー、、バン!

バズーカ砲から球が、、発泡ウレタンの的が粉々になる。


「うわぁっ!凄い勢い、ビックリした!」「ほんと、」

「はい、これが新兵器だよ、球はラグビーボールを使っているよ」笑

「これなら、やっぱり優勝!」

「この新兵器の発案は、軽井先生がやってくれました。」

「へぇー、軽井先生、やるじゃん、」

「さすが、工学部の顧問、、」


「はい、静かに、これだけじゃないよ、サチ、」

部長のサチは、おもむろにジャージを脱ぐ。

「ジャン、ユニホームも新しくしました。」笑


「えぇー、ハデっ!」「これまた、スゴイ!」

「あの胸元の、、、ヒラキ!」

「Eカップの部長だから、似合うんじゃない?」

「イェイェ、わたしFカップだから、、」笑

「私、Cカップだけど大丈夫かなぁ?」

「えっ、あんたBでしょう、」笑

「ちょっと、エロくない?」

「このデザインは、軽井先生がやってくれました。」

「また、軽井先生!どんなセンスしてんだ!」


「いゃ~これぐらいしないとファンが喜ばないから、」笑

「そりゃ~会長は着ないから、、」

「まぁまぁ、もう作っちゃったから、文句は受け付けないよ、」

「作ったの!仕方ないか、、」

「会長はみんなの意見聞かないから、」

「いつものことだけど、、」汗

「それじゃ、ユニホームに着替えて練習するよ、」

「はーい、部長、」


部室でそれぞれのバストサイズで騒がしいことになっていた。

「ナミちゃん、その腹筋凄いね、」

「うん、毎日 筋トレは欠かさないから、」笑

「わたしも、筋トレしょうかな?」

「わたしも、最近 脂肪がついて、」汗

「もしも、おっぱいが豆腐だったら、、」

「なに、それって、、、」

「それは、、モメン、モメン、」笑


みんなは嬉しそうに新車に乗って、練習を始める。

いよいよ、次の目標に向かって鍛える。


部活が終わって、ナミはMSSに寄ってみる。

虎雄が作業をしていた。

「ねぇ、トラオさん、相談があるんですけど、」

「うっなに、相談って、ナミちゃん」

「チームのキャプテン艇なんですけど、ゴムボートを引かないで済む方法がないかなって、」

「あぁ、バズーカの球のことだね、」

「そうなんです。スピードが落ちるので、、」

「あれは、ぼくの発案だからね、うーん、そうだな、球の空気を抜いて収納するとか?マイクロコンプレッサーなら、そんなに重くないから出来るんじゃない?」

「あっそれがいいですね、直ぐに用意できますか?」

「明日の帰りにでも寄ってみて、、」

「はい、分かりました。明日寄ります。」


「そう言えば、玉子に聞いた?オリコンのこと、」

「はい、19位って聞きましたけど、」

「そう、凄いよね、インディーズなのに!」

「あのゲリラライブの映像を見てる人が多いからかなぁ、?」

「それもあるけど、やっぱり二人の実力だな、さすがだよ、ナミちゃん」

「いや~オトちゃんのおかげかな?きっと、」笑

「あぁーオトちゃんのギターは大したもんだよね、」

「前にバンド組んでたっていうだけあるよね、」

「いやいや、ナミちゃんもさまになっていたよ、」

「そうですかね?それじゃ明日寄ります。さようなら、」

「あぁ、さいなら、」


この日、、、

ナミとオトハは、部活帰りであった。

「もしもし、ナミちゃん、ジヨウク発令だよ、」

「はい、オトちゃんも一緒なので、すぐ向かいます。」

「はい、準備しとくから、よろしく、」


二人は、MSSに自転車を走らせる。

「おまたせ、玉子さん、」

「いつでもいいよ、ナミちゃん」

「それじゃ、行こうか、オトちゃん、」

「了解、ナミちゃん」

MSのエンジンをかける。

「発進します。」

爆音と共にすべるように発進する。


「ジヨウクは、房総沖に向かってるようだね、」

「了解です。」

ナミのパールのイヤリングが光り戦闘スーツに変身する。

オトハのイヤリングも光り戦闘スーツに変身する。

「ナミちゃん、新しい機能を付けたから、左下のZのボタンを押してみて、」

「了解です。それじゃ押します。」

横から羽根のような物が出てくる。

「操縦桿をゆっくり引くと飛べるから、ナミちゃん」

「分かりました。やってみます。」

MSは少しずつ浮上していく、海面から30cmほどだが、、、

「飛んだ!」

今までよりも速く房総沖に到着する。

「あっ、いた、」

「ナミちゃん、チャージOKだよ、」

「了解、それじゃ、ジヨウクの前に出るよ、」

オトハは、ジヨウクにロックオン。

「それじゃ、爆裂キャノン砲発射、、、」、ドッカーン!

前よりも迫力ある音が鳴り響き渡る、、、

水柱が立って、ジヨウクは消滅した!

「やったよ、ナミちゃん、」

「ほんと凄い迫力!!」


「玉子さん、任務完了しました。」

「そうだね、こちらのレーダーもジヨウクの反応無し、お疲れ様でした。」

「それじゃ、戻ります。」

「気をつけて帰ってきて、ナミちゃんオトちゃん、」

「了解です、、」「ラジャー、、」



MSS


「凄い迫力だね、トラオさん、」

「そうだろう、名付けて、マーメイドジェットスパイラルZ!」


「なにそれ?ただ最後にZ付けただけじゃん!」笑

「まぁいいんじゃないですか、トラオさんらしくて、」笑


「これで、秘密武装組織らしくなったね、」笑笑

「これまでより、ジヨウクは怖くなくなったね、ナミちゃん」

「そうだね、オトちゃん、」

「オトちゃん、大好き、だからボクと交尾しょう、、」


ボコっ!


「もう、小次郎は、、、」

「ダメなら、ナミちゃんと交尾する?」

ボコっ! ボコっ!!!


「さて、おふざけはそれぐらいで、解散しましょう、」

「はーい、玉子さん、」


「それじゃ、さようなら、」

「バイバイ、」

「部活も頑張ってね、ナミちゃんオトちゃん、」

「はーい、ガンバリますっ、」笑


「それじゃ、片付けて撤収しましょう、トラオ、」

「そうしょう、玉子、このあと冷えたビールで、どう?」


「あぁーいいね、トラオの奢りで、」笑笑


、、、、、再出発、、


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