、、MSS出動、、
下城女子学園チームは、予選決勝で静岡学園チームに1点差で勝ち上がる。
あとは全国大会の抽選会を待つだけであった。
この日ナミは、MSSに来ていた。
プリプリ(魔法獣)がジヨウクの気配を感じるということでメンバーが集まっていた。
探知器を積んだドローンで捜索することにした。
「あっ、反応があったわ、弓ヶ浜沖だわね、」
「えっ、ここからすぐじゃない、玉子さん!」
「虎雄、シャッター開けて、」
「了解です。玉子、」
ナミは、MSのエンジンをかける。
「それでは、発進します。」
MSの爆音と共に滑るように海に向かって行く。
途中、パールのイヤリングが光り、戦闘スーツに変身する。
「プリプリ、どの辺か分かる?」
「まだ先、沖の方だね、ナミちゃん」
「あっ、あんな所に釣り船が、、」
「いたよ、ナミちゃん、あの船の先、、」
MSは、釣り船の横を通ると!
「あっ、ナミちゃんなの?」
「あれっ、オトちゃん、なんでここにいるのょ、」汗
ナミは、プリプリを掴み釣り船めがけて投げつける。
「プリプリお願い、オトちゃんを守って、、」
プリプリは乙羽にぶつかり、乙羽は気絶する。
光の結界を張るプリプリを見たナミは、ジヨウクに挑んで行く。
機銃では撃退できないと思い、ジヨウクの嫌いなガスを放出する。
それを浴びたジヨウクは、退散して行った。
プリプリは、力尽きて乙羽の胸元に倒れ込む。
結界を張っている間は船の人たちは気絶しているのであった。
それでMSの機密を守られた。
翌日の朝
「ナミちゃん、バレちゃったね、」
「そうだね、オトちゃんにどう説明しょう?」
「ところで、あの時オトちゃんの谷間で、ナミちゃんと同じ波動を感じたんだけど、」
「えっ、そうなの?」
「僕も行こうか?」
「大丈夫、わたし一人でなんとかする。」
学園登校
「おはよう、オトちゃん、」
「おはよう、ナミちゃん、昨日のことなんだけど、」
「うん、ちゃんと説明するから、放課後付き合って、オトちゃん、」
「うん、分かった。放課後ね、」
それから放課後になり、乙羽をMSSに案内する。
「ここが秘密武装組織MSSだよ、」
「へぇー、こんな所にね、あれっ玉城先生!」
「うん、私もメンバーの一人、それにあちらも、」
「あっ軽井先生!」
「僕は、技術開発担当、マーメイドジェットスープラスティションにようこそ、」
「ながっ、、」汗
「まぁ、通称MSSってこと、」
「これが、ナミちゃんが載る。MSだよ、」
「へぇ~、意外と大きいんだね、しかも派手な赤!」
「うん、これは2人乗りだから、ワインレッドは私の趣味、」笑
「僕は、ビキニ姿の女の子がいいって言ったのに、玉子が、、」
ボコッ!
「それはそうと乙羽さんもメンバーに入らない?」
「うーん、、でも、」
「強要はしないけど、それなりに危険もあるからね、」
「玉子さん、それはまだ、ねぇオトちゃん、」
「ゆっくり考えて決めてちょうだい、乙羽さん」
「じゃこれ、友達の印に、」
「なにこれっ?」
「パールのネックレス、わたしとお揃い、」
「ところで、なんで釣り船に載っていたの?」
「うん、わたしの親、民宿をやっていて、釣り船も出すの、」
「へぇ~そうなんだ、」
「わたし船舶免許を取得しているもんで、たまに親の手伝いしてるの、」
「そうなんだ、偉いね、オトちゃん、」
「そんなこと無いよ、ナミちゃんの方が大変だよね、」
「うーん、そうかな?」
「ところで、あの小動物はなに?」
「コレのこと、」
ナミの谷間から顔を出している。
「うん、プリプリっていう人魚属の異性体動物かな?」
「へぇ~でも可愛い、」スリスリ
「ところで、敵って誰?」
「それはわたしから説明しましょう。巨大サメ型怪物、ジヨウクって呼んでいるんだけど、撃退するMSを開発して、その操縦士がナミちゃんってこと、」
「へぇ~そうなんですか?玉城先生、」
「あっそうそう、ここではみんなが呼んでる玉子でいいわ、」
「僕は、トラオって呼んでいいよ、オトちゃん、」笑
「えっ、軽井先生はトラオっていうんですか!」
「それで乙羽さんに協力して欲しいって訳、考えてみて、」
「それはちょっと、、、」
「とにかく今日のところは、解散しません、玉子さん、」
「そうね、ナミちゃん、」
ナミと乙羽は、MSSを出て行く。
「ナミちゃん、ウチ寄って行く?」
「いや~今日は、、今度にする。」
「そう、じゃバイバイ、」
「さようなら、オトちゃん、」
「ナミちゃん、やっぱり同じ波動を感じる。」
「そうなのかなぁ、あのイヤリングが発動するか分からないよ、」
「間違いなく、発動させることができる。」
「うーん、そうだといいね。」
「お腹空いた、ナミちゃん」
「そうね、わたしも、帰って晩御飯にしましょう。」
それから、、、
今日はリーグ戦抽選会。
部室に部員たちが集まっていた。
部長が大会会場まで行っている。会場視察を兼ねて、抽選会に参加する。
スマホで連絡する手筈でした。
会長がスマホをとる。「うん、分かった。」
「1番だって、」
白板に書き込む、
「1番だって、縁起がいい数字、」笑
「2番は、どこになるんだろう?」
「1回戦は、どこと当たるかな?」
「聖パルパル学園じゃないならどこでもいいかな?」
「何言ってるの、シード校は1回戦は無しよ、」
「えっ、シード校は、パスなのか!ずるい、」
笑笑、みんな笑っていた。
「はいはい、2番決まったよ、」
「どこどこ、、」
「えーと、京大附属高校だって、」
「京大って、強いの?ナミちゃん」
「大会常連校だから、強いよ、」
「そうなんだ、強いのか、、」
それを聞いて弱気になっている部員たち、
「でも、作戦しだいで、なんとかなるよ、みんな」
ナミは部員たちを励ますつもりで言ってしまった。
それから、部長の連絡が次々と入る。
そのつど白板に書き込んでいた。
「2回戦は、長崎学園か香川高校、どっちだろう?」
「もう1回戦、勝ったつもりでいるの!」
「とにかく、1回戦突破、みんな頑張ろう。」
「おおー、「やるぞ~「よっしゃ、「ガンバンベ、「なにそれ、
ナミは、部員たちがやる気になっているので何も言わなかった。
翌日 、、会長と部長がモニターとビデオカメラを抱えてくる。
部室に集まっている部員たちに見せながら説明してあげる。
「公式戦では、60分前半と後半で競い合う、ハーフタイム15分で球の補充、作戦の練り直しなどが許される。」
「何これ?」
「これは、氷山に見立てたブイで衝突しても安全なところ、これを使って守り攻撃に使うらしい、」
「これは、なに?」
「これは、ドローンのカメラと救助船のカメラで撮影したのを大画面で放映してる。これは、観客席から見るもので私たちには関係無いけど、」
「他に質問ある。それとルールブックをコピーしたので各自暗証しててね、」
「質問は無いようなので、ナミちゃんに作戦内容をお願いします。」
「はい、わたしたちは、起動力を使ってスピードのある方法でいきます。必ず2艇で相手チームの1艇を仕留めてください。もし1艇がやられたなら他の仲間と合流すること、わたしの2号艇は1号艇に張り付いていますから、他の人と合流してください。」
「そうですか、ありがとう、ナミちゃん他には何かありますか?無いようなので練習再開としましょう。」
「よし、やるぞ~」「頑張ろうね」
各自 与えられたメニューをこなす。
「あの男の子 また見に来てるね、」
「あれ、従兄弟の剣くん、気になるナミちゃん」
「いゃ~ちょっとね」
「剣くん、、試合見に来てね~」
「おぉー、絶対見に行くから、ガンバレよ、乙羽」
「仲良いんだ、彼氏?」
「違うよ、なんなら紹介しょうか?ナミちゃん」
「うん、お願い、、」
、、MSS出動、、