表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マーメイドスパイラルジェットMSS  作者: 亜井下茶女
5/9

、、MSS出動、、


下城女子学園チームは、予選決勝で静岡学園チームに1点差で勝ち上がる。

あとは全国大会の抽選会を待つだけであった。


この日ナミは、MSSに来ていた。

プリプリ(魔法獣)がジヨウクの気配を感じるということでメンバーが集まっていた。

探知器を積んだドローンで捜索することにした。

「あっ、反応があったわ、弓ヶ浜沖だわね、」

「えっ、ここからすぐじゃない、玉子さん!」

「虎雄、シャッター開けて、」

「了解です。玉子、」

ナミは、MSのエンジンをかける。

「それでは、発進します。」

MSの爆音と共に滑るように海に向かって行く。

途中、パールのイヤリングが光り、戦闘スーツに変身する。

「プリプリ、どの辺か分かる?」

「まだ先、沖の方だね、ナミちゃん」

「あっ、あんな所に釣り船が、、」

「いたよ、ナミちゃん、あの船の先、、」

MSは、釣り船の横を通ると!

「あっ、ナミちゃんなの?」

「あれっ、オトちゃん、なんでここにいるのょ、」汗

ナミは、プリプリを掴み釣り船めがけて投げつける。

「プリプリお願い、オトちゃんを守って、、」

プリプリは乙羽にぶつかり、乙羽は気絶する。


光の結界を張るプリプリを見たナミは、ジヨウクに挑んで行く。

機銃では撃退できないと思い、ジヨウクの嫌いなガスを放出する。

それを浴びたジヨウクは、退散して行った。

プリプリは、力尽きて乙羽の胸元に倒れ込む。

結界を張っている間は船の人たちは気絶しているのであった。

それでMSの機密を守られた。


翌日の朝

「ナミちゃん、バレちゃったね、」

「そうだね、オトちゃんにどう説明しょう?」

「ところで、あの時オトちゃんの谷間で、ナミちゃんと同じ波動を感じたんだけど、」

「えっ、そうなの?」

「僕も行こうか?」

「大丈夫、わたし一人でなんとかする。」


学園登校

「おはよう、オトちゃん、」

「おはよう、ナミちゃん、昨日のことなんだけど、」

「うん、ちゃんと説明するから、放課後付き合って、オトちゃん、」

「うん、分かった。放課後ね、」

それから放課後になり、乙羽をMSSに案内する。


「ここが秘密武装組織MSSだよ、」

「へぇー、こんな所にね、あれっ玉城先生!」

「うん、私もメンバーの一人、それにあちらも、」

「あっ軽井先生!」

「僕は、技術開発担当、マーメイドジェットスープラスティションにようこそ、」

「ながっ、、」汗

「まぁ、通称MSSってこと、」

「これが、ナミちゃんが載る。MSだよ、」

「へぇ~、意外と大きいんだね、しかも派手な赤!」

「うん、これは2人乗りだから、ワインレッドは私の趣味、」笑

「僕は、ビキニ姿の女の子がいいって言ったのに、玉子が、、」

ボコッ!

「それはそうと乙羽さんもメンバーに入らない?」

「うーん、、でも、」

「強要はしないけど、それなりに危険もあるからね、」

「玉子さん、それはまだ、ねぇオトちゃん、」

「ゆっくり考えて決めてちょうだい、乙羽さん」

「じゃこれ、友達の印に、」

「なにこれっ?」

「パールのネックレス、わたしとお揃い、」


「ところで、なんで釣り船に載っていたの?」

「うん、わたしの親、民宿をやっていて、釣り船も出すの、」

「へぇ~そうなんだ、」

「わたし船舶免許を取得しているもんで、たまに親の手伝いしてるの、」

「そうなんだ、偉いね、オトちゃん、」

「そんなこと無いよ、ナミちゃんの方が大変だよね、」

「うーん、そうかな?」

「ところで、あの小動物はなに?」

「コレのこと、」


ナミの谷間から顔を出している。

「うん、プリプリっていう人魚属の異性体動物かな?」

「へぇ~でも可愛い、」スリスリ

「ところで、敵って誰?」

「それはわたしから説明しましょう。巨大サメ型怪物、ジヨウクって呼んでいるんだけど、撃退するMSを開発して、その操縦士がナミちゃんってこと、」

「へぇ~そうなんですか?玉城先生、」

「あっそうそう、ここではみんなが呼んでる玉子でいいわ、」

「僕は、トラオって呼んでいいよ、オトちゃん、」笑

「えっ、軽井先生はトラオっていうんですか!」

「それで乙羽さんに協力して欲しいって訳、考えてみて、」

「それはちょっと、、、」

「とにかく今日のところは、解散しません、玉子さん、」

「そうね、ナミちゃん、」


ナミと乙羽は、MSSを出て行く。

「ナミちゃん、ウチ寄って行く?」

「いや~今日は、、今度にする。」

「そう、じゃバイバイ、」

「さようなら、オトちゃん、」


「ナミちゃん、やっぱり同じ波動を感じる。」

「そうなのかなぁ、あのイヤリングが発動するか分からないよ、」

「間違いなく、発動させることができる。」

「うーん、そうだといいね。」

「お腹空いた、ナミちゃん」

「そうね、わたしも、帰って晩御飯にしましょう。」


それから、、、

今日はリーグ戦抽選会。

部室に部員たちが集まっていた。

部長が大会会場まで行っている。会場視察を兼ねて、抽選会に参加する。

スマホで連絡する手筈でした。


会長がスマホをとる。「うん、分かった。」

「1番だって、」

白板に書き込む、

「1番だって、縁起がいい数字、」笑

「2番は、どこになるんだろう?」

「1回戦は、どこと当たるかな?」

「聖パルパル学園じゃないならどこでもいいかな?」

「何言ってるの、シード校は1回戦は無しよ、」

「えっ、シード校は、パスなのか!ずるい、」

笑笑、みんな笑っていた。

「はいはい、2番決まったよ、」

「どこどこ、、」

「えーと、京大附属高校だって、」

「京大って、強いの?ナミちゃん」

「大会常連校だから、強いよ、」

「そうなんだ、強いのか、、」

それを聞いて弱気になっている部員たち、

「でも、作戦しだいで、なんとかなるよ、みんな」

ナミは部員たちを励ますつもりで言ってしまった。


それから、部長の連絡が次々と入る。

そのつど白板に書き込んでいた。

「2回戦は、長崎学園か香川高校、どっちだろう?」

「もう1回戦、勝ったつもりでいるの!」

「とにかく、1回戦突破、みんな頑張ろう。」

「おおー、「やるぞ~「よっしゃ、「ガンバンベ、「なにそれ、

ナミは、部員たちがやる気になっているので何も言わなかった。



翌日 、、会長と部長がモニターとビデオカメラを抱えてくる。

部室に集まっている部員たちに見せながら説明してあげる。

「公式戦では、60分前半と後半で競い合う、ハーフタイム15分で球の補充、作戦の練り直しなどが許される。」

「何これ?」

「これは、氷山に見立てたブイで衝突しても安全なところ、これを使って守り攻撃に使うらしい、」

「これは、なに?」

「これは、ドローンのカメラと救助船のカメラで撮影したのを大画面で放映してる。これは、観客席から見るもので私たちには関係無いけど、」

「他に質問ある。それとルールブックをコピーしたので各自暗証しててね、」


「質問は無いようなので、ナミちゃんに作戦内容をお願いします。」

「はい、わたしたちは、起動力を使ってスピードのある方法でいきます。必ず2艇で相手チームの1艇を仕留めてください。もし1艇がやられたなら他の仲間と合流すること、わたしの2号艇は1号艇に張り付いていますから、他の人と合流してください。」

「そうですか、ありがとう、ナミちゃん他には何かありますか?無いようなので練習再開としましょう。」

「よし、やるぞ~」「頑張ろうね」

各自 与えられたメニューをこなす。


「あの男の子 また見に来てるね、」

「あれ、従兄弟の剣くん、気になるナミちゃん」

「いゃ~ちょっとね」

「剣くん、、試合見に来てね~」

「おぉー、絶対見に行くから、ガンバレよ、乙羽」

「仲良いんだ、彼氏?」

「違うよ、なんなら紹介しょうか?ナミちゃん」

「うん、お願い、、」


、、MSS出動、、


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ