表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

殺人鬼仮面! 切り切りフランボーが現れるぞ!!! 

作者: 七瀬




僕の街で、殺人鬼が現れたんだ、、、!

街の人たちには、【殺人鬼仮面! 切り切りフランボー】と呼ばれて

いるんだ、、、!


どうして、、、?

そう、言われているのかと言うと、、、?


顔には不気味な仮面を被り、女性ばかりを狙って切り刻むらしい!


この殺人鬼に狙われた女性ひとは、、、?

誰一人、助かった女性はいないらしい、、、!


どの女性も、切り刻まれて顔や身体中にナイフの切られた跡が残っているんだよ!




殺人鬼仮面! 切り切りフランボーが選ぶ女性は、、、?

75歳~90歳までの年配の女性ひとだけなんだ、、、!


何故、、、?

こんなに高齢の女性ばかり狙うのか、、、?

そして、、、なんの為に女性たちを殺すのか?

不思議で仕方がないんだ、、、!


普通の殺人鬼なら、、、?

若い女性や子供を襲う事があるのかもしれない、、、!


・・・でも、コイツはそうじゃないんだ、、、!!!



僕は、どうしてもこの殺人鬼仮面を捕まえると心に決めたんだ、、、!!!


どうしてなら、、、?

僕は、唯一のこの街の警察だからだ、、、!


僕の名前は、『フライ・キルセン』

僕のお父さんも、おじいちゃんもみんなこの街の警察で、、、。

僕も自然とそうなったんだよ、、、!


おじいちゃんは、仕事中にマフィアに撃たれて殉職したらしい。

僕のお父さんも、仕事中にギャングの撃ち合いで流られ弾に当たって殉職した。


僕のお母さんは、僕を応援してくれているけど、、、?

おばあちゃんは、僕に直ぐにでもこの仕事を辞めてほしいと思っている!


『ねえ、フライ! いつになったら、、、? 今の仕事を辞めてくれるの?』

『・・・おばあちゃん、』

『私はね! フライの事が心配なのよ!』

『おばあちゃんが言ってる事も分かるよ!』

『じゃあ、直ぐにやめて!』

『ごめんね! それは、出来なんだよ!』

『どうして、、、?』

『僕は、警察だよ! 街の平和を守らなくっちゃいけない! おじいちゃん

やお父さんもそうやってきたんだよ!』

『・・・フライ、』

『今、この街にも殺人鬼仮面! 切り切りフランボーが出没しているらしい!

僕がおばあちゃんをどんな事があっても守るからね!』

『フライ、』



僕は、おばあちゃんが心配だったんだ、、、!

僕のお母さんは、まだ58歳だし、、、!


殺人鬼仮面! 切り切りフランボーに狙われる年齢じゃない!

でも僕のおばあちゃんは、84歳でこの殺人鬼に狙われる年齢にあるんだよ!


必ず! 僕がおばあちゃんを守ると決めたんだ、、、!






そう、僕が心に決めてから数日後、、、。

おばあちゃんの家に現れたんだ、、、!


あの、、、【殺人鬼仮面! 切り切りフランボー】がおばあちゃんの

寝ている寝室に、、、。



殺人鬼仮面! 切り切りフランボーがナイフを手に持って上から突き刺

そうとした瞬間、僕が布団から殺人鬼仮面! 切り切りフランボーが持

っていたナイフを取り上げて、奴は僕を見た! 殺人鬼仮面! 切り切

りフランボーは、逃げるように出ていったんだ! 僕もその後を急いで

追って行ったんだよ!


『待て!殺人鬼仮面! 切り切りフランボー! お前を絶対に捕まえる!!!』

『ハァ~ハァ~ハァ~ハァ~』


仮面を被っているからなのか、、、?

奴は、ハァ~ハァ~と息切れをしていたんだ!


僕は、後ろから殺人鬼仮面! 切り切りフランボーに飛びついたんだよ!


『コラッ! 捕まえたぞ! じっとしろ!!!』

『やめろ~離せな! 離せ!!!』

【ガチャ】


僕は、奴に手錠をかける事に成功したんだ、、、!


僕は、殺人鬼仮面! 切り切りフランボーの仮面を外すと、、、?


『えぇ!? なんで? ブラインドさんが、、、殺人鬼仮面! 切り切り

フランボーだったのか!?』

『・・・・・・』

『あんなに、僕が子供の頃から親切にしてくれた! お隣のブラインドさん

がなんで! 殺人鬼仮面! 切り切りフランボーになったんだよ!!!』

『フライ! お前には分かるまい! 俺はずっと一人で寂しかったんだ、、、!

だから、お前のおばあちゃんに告白をした事もある! その時の彼女は、、、?

旦那が亡くなって凄く悲しんでいたからな、、、! だから今ならと俺は想って

また彼女に告白して、、、俺を受け入れてくれるんじゃないかと、、、。』

『いつから、、、?』

『えぇ!?』

『いつから? おばあちゃんの事が好きだったの!』

『彼女が、お前のおじいちゃんと会う前からだよ!』

『・・・そんな前から?』

『あぁ! 俺と彼女は、子供の頃から凄く仲が良かったんだ! でもお前のおじ

いちゃんが彼女の心を奪ってからと言うモノ、、、俺の気持ちは彼女には届かな

かったんだ、、、!』

『でも、それとこれと関係ない話だよね! 殺人鬼仮面! 切り切りフランボー

にならなくても、、、。』

『・・・俺は彼女を恨んでいた、だけど? 彼女と同じ年ぐらいの女性たちを

見ると、、、何故か? 無性にムカついたんだよ!!!』

『・・・だから、殺したの?』

『あぁ!』






こうして、殺人鬼仮面! 切り切りフランボーを捕まえて、、、!

街は平和の日々を送っているけど、、、?



なんだか、、、?

僕は、ブラインドさんを憎む事は出来なかったんだ、、、。

ブラインドさんの寂しい気持ちも分かっていたからだ、、、!



・・・そして、僕はこの事件を解決した後。

おばあちゃんの言う通り、警察を辞めたんだよ!


今は、コンビニ店員をしているよ。

それと、お母さんとおばあちゃんと一緒に住んでいるんだよ!






最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ