1分程度で読める、掌編小説集です。「こちら」から、他の掌編小説を読みにいけます。
気持ちだけ、勢いだけ。
有名な作家が、「気持ちの不調で書けない時があった。けれど、そんな時期を乗り越えたからこそ今がある」
……といった話をすることは、よくあるだろう。
そうすると、「いやいやいや、美談みたいに言ってるけど、結局は俺らとは違って才能があったってだけじゃん」と言われたりする。
いや! 違うよ! 違くねぇんだよ!
俺も皆と同じだよ!
つらくて苦しくて吐きそうで!
自分に自信がどんどん無くなっていって!
本当にもう駄目だと挫折しそうになってばっかだったよ!
皆はな、今そこにいるんだよ!
そっから努力したらな、俺と同じところに辿り着くんだよ!
脇目も振らずに自分を信じろ!
逃げそうになる自分を引っ捕らえろ!
失敗を恐れている暇があるなら、成功を夢見て頑張れよ‼️
作家全員に才能があると思うなよ。
俺みたいに意地だけで書いているやつもいるんだ。
努力が必ずしも報われるとは限らないが、努力から逃げるやつは泣き言を口にする権利も無い。
頑張って良かった。そう言える人生のほうが良いだろう?
……と、言えるようになりたいです。