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where is happiness  作者: 白水 幸
第1章 eternity 永遠の…
9/16

07

「なんで来た。」


一点を見つめる少年の目付きは鋭いものになっていました。


「その姿でも随分鼻が利くんですね……

流石。羨ましい限りです」


現れたのは一匹の狼でした。

睨み付ける少年など気にしてもいないように少年に話しかけます。


「お前等はいつも血の臭いがするから。隠れたって無駄だ」


「"お前等"?おかしな事を言いますね。俺達、の間違いでしょう」


「違うっ!俺は、お前等なんかとは…」


「ああそうだな。オマエはオレ達とは違う。特別だ。」


激昂した少年の頭には大きな耳、手には長い爪。

体は毛に覆われ、その姿は狼へ変わりました。

その少年に声をかけたのは、柑子オレンジ色の瞳をもった、少年と瓜二つの姿でした。


「ああでも…感情に左右されやすいのは一緒か」


「っ!?なんでここに!」


「なんで?決まってるだろ。狩人が森に入るのは、獣を狩るためだからなァ

…さて、どっちから来る?」


「おっと、撃たれてはたまりませんね。ここは退散しましょう」


踵を返そうとした狼の足元に弾丸が放たれました。


「背中撃つような真似したくねーがなァ

獲物は逃がさないぜ?」


柑子色は本来オレンジとは読めません。

正しくはこうじいろ、と読みます。

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