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Chapter3 「政府の駒達 昨日の敵は今日の味方」

Chapter3 「政府の駒達 昨日の敵は今日の味方」


 米子とミントは男子トイレに入った。奥の個室の扉が閉まっていた。

「私達はヒナギクです。敵を殲滅しました。安心して下さい」

個室ドアが開いて黒いスーツを着た夜桜の男と紺色のスーツを着たスパロー8が出て来た。

「レッド1(ワン)だ。どういう状況だ?」

黒いスーツの男が言った。体が大きく、頭は短いスポーツ刈りで目が鋭かった。昔の戦隊ものの鞭を使うレッド役と刑事ドラマの刑事役を演じた俳優に似ていた。

《こちらギャラクシー、駐車場の敵は殲滅。マーズ応答せよ》

《マーズ了解。トイレでスパロー8とレッド(ワン)を発見。これよりそちらに戻る》


 大型観光バスが2台、猛スピードでサービスエリアに入って来ると大きくターンして急停止した。木崎達と距離は50m。バスの後方扉は既に開いていた。カーキブラウンの戦闘服を着た男達がバスの後方から飛び出した。

《こちらギャラクシー、新たな敵が出現! 数、40以上》


 『ファン ファン ファン ファン』 『ウーーー ウーーーーー』

パトカー5台と機動隊を乗せた護送車2台がサービスエリアに入って来た。

《こちらギャラクシー、全員撤収する。マーズ、ビーナス、早く戻れ!》

『ダダダダダダダダダダダダ』『ダダダダダダダダ』『ダダダダダダダダダダダダ』『ダダダダダダダダ』『ダダダダダダダダダダダダ』『ダダダダダダダダ』『ダダダダダダダダダダダダ』『ダダダダダダダダ』『ダダダダダダダダダダダダ』『ダダダダダダダダ』

カーキブラウンの戦闘服を着た男達が横一線に展開してパトカーと護送車に発砲している。

パトカー5台と護送車2台は停車した。パトカーのドアが開き、ドアを盾に警官が拳銃を発砲し始めた。激しい銃撃にパトカーはフロントガラスとサイドウィンドウのガラスとパトランプが砕け散り、ボディに次々と弾痕が空き、銃弾を受けたタイヤはバーストした。

ドアを盾にして拳銃を撃っていた警官も多くが被弾して倒れた。車のドアはライフル弾を防ぐ事はできない。護送車から盾を持った機動隊が降りて盾でバリケードを作っている。その数2個小隊で40人。黒い盾が並んでいくそばから倒れていく。日本の機動隊が装備する通常の盾ではライフル弾は防げないのだ。機動隊員の持つ盾は対投石用である。警官隊は動きを止めた。新たな敵の男達はレストランの入った建物に向かって歩き出し、一部が散開して木崎達に向かって来た。パトリックはM240を連射し、瑠美緯はHK416Cをセミオートで撃った。樹里亜もHOUWA-M1500で敵を狙撃する。敵もAK74を撃ってくる。警官隊も辛うじて拳銃で反撃しているが死傷者大勢出て、多くの者が地面に伏せている。タイヤがバーストしたパトカーは車高が低くなっていた。

「ミスター木崎、撤収だ! 敵が多すぎる! 樹里亜、瑠美緯、早く車に乗れ!」

パトリックが叫びながら運転席に乗り込んだ。樹里亜と瑠美緯も急いでハリアーに乗った。

敵の一団が速足で建物に入って行く。その数は20人。

《こちらギャラクシー、マーズ、ビーナス、早くしろ、間に合わないぞ、そっちに20人向かった》


 「残念ですがサクラチームは全滅です。生き残ったのは貴方だけです」

米子が言った。

「そんな、まさか・・・・・・」

レッド1(ワン)はその場にしゃがみ込むと頭を抱えた。

「私達ヒナギクは健在です。一緒に東京まで行きましょう。護衛対象が無事なかぎり任務は続行します」

「おい、あんた達も護衛なのか? 俺を守ってくれ。東京に連れてってくれ。苦労して手に入れた情報だ。日本や世界の運命が掛かってる情報なんだ!」

スパロー8が叫んだ。

「私達は護衛の別働部隊だよ。予備っていうか保険みたいなもんだよ。まさか夜桜の護衛が全滅するなんて思ってなかったよ。こんな危険な任務だとは思わなかったよ」

ミントが言った。

《こちらギャラクシー、新たな敵が出現! 数、40以上》

「新たな敵ってなんなの? ヤバいよ、40って冗談じゃないよ。戦争映画じゃないんだよ!」

ミントが叫ぶように言った。

《こちらギャラクシー、全員撤収する。マーズ、ビーナス、早く戻れ!》

木崎の声がインカムに響く。

「今出て行くのはまずいかもね。敵が多すぎる、守りきれない」

米子が言った。

「米子、どうする?」

「その情報ってそんなに価値があるんですか?」

米子がスパロー8に訊いた。

「ああ、詳しい事は言えないが、第3次世界大戦を止める事ができるかもしれない情報だ」

「大袈裟なんじゃないの?」

ミントが言った。

「大袈裟なんかじゃない! ウクライナ侵攻なんて序の口だ。台湾進攻や東欧侵攻、核ミサイルによる先制攻撃に関わる情報だ! 君達みたいな若い女の子には理解できないだろうがとにかく世界平和に重要な情報だ! だいたい君達は何なんだ? 10代の女の子だろ! 予備の護衛って、当てになるのか?」

「若いも何も女子高生だよ。バカにしないでよね。これでも新聞はちゃんと読んでるんだよ」

ミントが言った。

「女子高生!? はぁーー、最悪だ。女子高生の護衛? なんだこの状況? 深夜アニメじゃないんだぞ。はぁーーーー、もうダメだ」

スパロー8がため息を漏らす。スパロー8は中肉中背だった。髪の毛は天然パーマで、北海道出身のスープカレー好きのマルチタレントに似ていた。

《こちらギャラクシー、マーズ、ビーナス、早くしろ、間に合わないぞ、そっちに20人向かった》

「米子、ヤバいよ20人来るって!」


 木崎はハイエースの助手席からHK416Cをセミオートで連射した。元自衛官だけあって射撃は正確で敵を5人倒した。残った敵が姿勢を低くして近づいてくる。ハリアーの助手席の窓から瑠美緯がHK416Cを撃ち、後部座席の窓から樹里亜がHOUWA‐M1500で狙撃する。ハイエースとハリアーのボディにも敵の弾が当たり、弾痕が増えていく。

《こちらギャラクシー、マーズ、ビーナス、こっちはもうもたない! 退避する。お前達は逃げろ!》

《こちらマーズ、スパロー8の護衛を継続する》

《そんなもんほっとけ! 米子、ミント、逃げろ! 逃げるんだ! 逃げてくれ! 頼む!!》

木崎がインカムで叫んだ。

《木崎さん、私達はスパロー8を連れてサービスエリアを脱出します。東京で会いましょう》

《米子、どうするつもりだ?》

インカムの返事は無かった。木崎は助手席から運転席に移動した。ハイエースとハリアーは戦場のようになった前澤パーキングエリアから急加速して脱出した。

《サターンからギャラクシーへ、あの二人なら大丈夫だ。きっと切り抜けるぜ。俺は信じてる》

《そうだな。次のインターで降りる。とにかく夜桜の本部に連絡を入れよう》

木崎の目は涙で潤んでいた。


 米子とミントとスパロー8とレッド1は前沢サービスエリアの裏から外に出て、畑の中の細い道を歩いていた。敵は追ってこないようだ。一面畑が広がる風景で前方に緑の山が見えている。米子とミントは大きなリュックを背負い、HK416Cカスタムカービンはキーボードケースに入れて首から掛けている。赤いチェックシャツをズボンから出して腰に付けた弾帯を隠しているが、腰のあたり膨らんで見える。弾帯には拳銃の入ったホルスターとHK416C用の30発入り弾倉を3つ装着いている。

「私は沢村米子、18歳です。内閣情報統括室配下の組織に所属しています」

スマートフォンの地図アプリを見ながら米子が自己紹介した。

「私は高梨ミント、18歳。所属は米子と同じだよ」

ミントも名前を名乗った。

「俺は警視庁公安部配下の組織にいる。本名は言えないが、山田太郎とでもしておこうか。君達が噂のJKアサシンか」

レッド1(ワン)が言った。

「俺は外務省配下の組織に所属しいている。名前は鈴木一郎にしておこう。JKアサシンって何だ? 本当に護衛ができるのか? 女子高生だろ? チョベリバとかチョベリグとか言ってるんだろ? ブルマやセーラー服を売ったりさ」

スパロー8が疑問を口にする。

「今時チョベリバとかチョベリグなんて言わないよ。ブルマも履かないよ。極秘情報もいいけど世間の情報もアップデートしてよね」

ミントが呆れたように言う。

「JKアサシンは射撃や格闘の技術が高いと聞いている。俺達の仲間も随分殺られたはずだ。昨日の敵は今日の友ってやつか」

山田が言った。

「山田さんは夜桜だよね。悪いけど夜桜は30人くらい殺したよ。ディズニーランドで3人、有楽町で4人、神宮で21人だよ。でも仕掛けてきたのはそっちだよ」

ミントが言った。

「君たちは竹長さんも暗殺したんだろ? 二和会も潰したらしいな。半グレや闇バイトも随分殺したみたいだな」

「よく知ってるね。さすが公安配下の組織だね」

「おい、何の話だ? 俺を守ってくれるんだろうな?」

鈴木が不安そうに言う。

「安心して下さい。あなたを東京まで無事に送るのが私達の任務です」

米子が言った。

「女子高生だろ? まあ山田さんの話だと結構強いみたいだけどな」

「この後はどうするんだ? とにかく近くの警察署に行こう。保護してもらうんだ」

山田が言った。

米子のスマートフォンが振動した。

『米子です』

『木崎だ、無事か? 今どこだ? ミントは一緒か? 護衛対象は?』

『ミントちゃんも無事です。スパロー8と夜桜のメンバーも1人います。今は畑の中を歩いてます。近くの警察署に駆け込んで保護してもらうつもりです』

『それはダメだ! 誰も信じるな。サービスエリアのフードコートで攻撃して来たやつらはおそらくスリーパーだ。一般人を装った『レッドフォックス』の手下だ。会う人間全てに警戒しろ。それと、この件は俺達スペアの部隊に指揮権限が正式に委譲された』

『敵はスリーパーまで使ってるんですか? 指揮権限については了解しました』

『多分中国と北朝鮮系のスリーパーだ。ヤツらは本気だ。全力で来るぞ。なるべく人目に触れずに気仙沼まで移動しろ。俺達は気仙沼で待ってる。一般人の車を奪ってもかまわん。ジョージの分析では敵は偵察衛星を使ってる可能性があるそうだ。気を付けろ』

『わかりました。気仙沼を目指します』

『とにかく気を付けろ、今回の相手は今までの相手とは訳が違う』

『大丈夫です。気仙沼に着いたらフカヒレ料理を奢って下さい』

『わかった。店を探しておく』

『楽しみです』

スリーパーは対象国に潜入した工作員の一種で、潜入した国で何年も普通に生活を営み、本国の命令があればテロ活動や破壊活動行う工作員である。何もなければ潜入した国で普通に生活し、一生をそこで生きるのだ。日本はスパイ天国で多くのスリーパーがいるとされている。

「山田さん、警察署に行くのは止めます。今回の敵はスリーパーまで使ってるようです。誰も信用できません。徒歩で気仙沼を目指します。距離は50キロ位ですが幹線道路は避けて山の中を進みます」

「何だと? 歩いて気仙沼? 俺もさっき上に電話した。最寄りの警察署に行けとの指示だ」

「護衛の指揮は私が執ります。夜桜の護衛チームは壊滅しました。我々スペアの部隊に任務の指揮権が委譲されました。私達が任務を実行します」

「おい、ふざけるな! 指揮権は公安にある」

「一次攻撃で壊滅するような部隊は当てになりません」

「くそっ、確かに指揮権は委譲されたみたいだが君達で出来るのか?」

「最善を尽くします」


 米子達は畑の広がる良く晴れた景色の中を歩いた。

「米子、なんで私と米子は同じ服装なの?」

「敵に個体の識別をさせない為だよ。私とミントちゃんの区別がつかないようにしたんだよ。その方が戦いやすいよ」

「なるほどねー。それじゃペアルックも仕方ないね」

「なんか君達優秀そうだな。公安より当てになるかもな。さすが内閣情報統括室だ」

鈴木が言った。米子達は県道106号線を歩いていた。

「畑しかないね。退屈な風景だよ」

ミントが言った。

「平地なだけまだましだよ。もう少ししたら山に入るよ」


 前から走って来たパトカーが米子達の手前で停まり、太った警官と、痩せた警官の2人が降りて来た。パトカーのボディには『岩手県警』と書いてある。

「すみません、どちらに行かれるんですか?」

太った警官が訊いてきた。

「ハイキングです」

米子が答える。

「変わったグループですね。トレッキング姿の若い女の子二人とスーツを着た男が2人。服装がバラバラだ」

痩せた警官が言った。

「あの、私は警視庁公安部の警官です。階級は警部です。実は特殊な任務の最中でして、前沢サービスエリアで謎の集団に襲われて逃げてるんです」

山田が警察手帳を提示しながら言った。

「警視庁の方でしたか。襲撃事件の件は聞いています。大変でしたね。本官達は事件の関係者を見つける為に警邏中でした。みなさんを署で保護します。署までお送りいたします。パトカーをもう1台呼びましょう」

太った警官が敬礼をしながら言った後、スマートフォンを使ってパトカー1台の増援を頼んだ。

「どこの署ですか?」

米子が太った警官に訊いた。

「奥州警察署です」

太った警官が答えた。米子はスマートフォンの地図アプリで最寄りの警察署を確認したが確かに奥州警察署は存在した。山田と鈴木は警官に促されてパトカーの後部座席に乗った。痩せた警官がパトカーの運転席に乗り、太った警官は助手席に乗った。

「もう少しでもう1台パトカーが来ますので待ちましょう」

助手席の太った警官が言った。米子とミントはパトカーの横でもう1台パトカーを待つことになった。県道の両側は畑だった。

「ミントちゃん、私が合図したら助手席の警官を撃って。私は運転席の警官を殺るよ」

米子が警官に聞こえないように小さな声で言った。

「わかったよ。この警官、怪しいよね、警官の所作や臭いじゃないよ。訛りが無くて綺麗な標準語なのも変だよ」

ミントが小声で言った。米子はゆっくりとパトカーの正面に移動してパトカーに向き合うように立った。

「どうしたんですか?」

助手席の窓から太った警官が顔を出して言った。

「あなたの階級と所属を教えて下さい」

米子が言った。

「はあ、いいですけど。本官は岩手県警奥州署警邏課の須藤です。階級は巡査長です」

太った警官は淀みなく答える。

「拳銃番号を教えて下さい」

米子がさらに質問する。

「えっ? 拳銃番号?」

太った警官は意外そうな顔をして言った。

「拳銃を携帯していますよね。警察官なら自分の拳銃の拳銃番号は絶対に暗記しているはずです」

拳銃番号は8桁の数字で各拳銃に刻印されている。警察官は自分の所持する拳銃番号は必ず暗記している。拳銃番号を訊くのはニセ警官を見破るのに有効な方法だ。米子が追及すると太った警官は押し黙った。

「『本官』って2回言いましたよね、変です。拳銃のホルスターを左に着けているのは何でですか? 何で拳銃にランヤード(拳銃の釣り紐)を付けていないんですか? 何で応援を呼ぶときに所轄系の携帯無線機を使わなかったんですか?」

米子が畳みかける。太った警官の顔が引き攣る。

「あんた何言ってるのかわからん!」

太った警官が大きな声で言った。

「ちゃんと答えて下さい、車から降りて下さい!」

米子も大きな声で言った。

「おい、出せ! 撥ねろ!」

太った警官が運転席の痩せた警官に怒鳴りつけるように言った。痩せた警官がギアをパーキングからドライブに入れた。

「オッペケペーーー!!」

米子が合図を叫びながら腰のホルスターからSIG-P229を抜き、スライドを引いて弾をチェンバーに送り込んだ。ミントもホルスターからSIG-P226を抜いて素早くスライド引いた。

『バン バン バン』

米子の撃った357SIG弾が運転席の痩せた警官の顔面に命中した。痩せた警官は顔がグシャグシャになってハンドルから手を放してシートに沈んだ。

『パン パン』

ミントの撃った9mmソフトフォローポイント弾が太った警官の頭を吹き飛ばす。

「何をやってるんだ!」

山田が後部座席のドアを開けて勢いよく降りて来た。

「この2人、ニセ警官です」

米子が言った。

「何? 本当か?」

「警察官は自分の事を一人称で『本官』とは言いません。正しくは『本職』です。本官と言うのはテレビドラマの中だけです。それに拳銃のホルスターは左利きでも腰の右側に着けるのが決まりです。ランヤードを付けていない拳銃を携帯する事は有り得ません。フロントガラスの車検証シールは期限が過ぎてます」

「本官・・・ランヤード・・・車検証シール・・・そうか・・・。さすがだな。君達は強いだけではないようだな」

山田が呟くように言った。

「必要な知識を持つのも強さのうちです」

「なるほどねー、やっぱり米子は凄いよ。私も怪しいと思ったんだよ。米子が言うなら確実だと思って躊躇なく撃てたよ」

ミントが言った。

「ニセ警官だって? 君達は凄いな。頼もしいよ。まさにプロだ! この公安のおっさんよりよっぽど頼りになりそうだ」

鈴木が笑顔で言った。

「そうですか? 女子高生ですよ?」

「そうだよ。ただのJKだよーーん。気分はチョバチョブだよ」

米子とミントが皮肉を込めて言った。

「おっさんって、俺も公安の特別チームの所属だ! この娘達より経験は上だ。少し油断しただけだ。あんな襲撃を受けた後だからな」

山田が言った。

「だよねー、仲間を一瞬で19人も失ったら冷静でいられないよね。だから米子に任せなよ! それが一番確実だよ」

ミントが言った。

「とにかく歩きましょう。今後は会う人間全てに警戒して下さい。個人行動は厳禁です」



ニセ警官を見破った米子の観察力はいかがでしたか? 次回は山の中へ


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