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366日の愛の花束  作者: 辛已奈美(かのうみなみ)
2月
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2月13日 エーデルワイス

アルプスの麓の小さな村で暮らす少女、リーザは、山岳ガイドの青年、ハンスに恋をしていた。ハンスは、その凛とした容姿と、山々を愛する情熱的な心に、多くの女性を虜にしていた。その中でも、リーザの気持ちは特に強く、村人にも知れ渡るほどだった。しかし、ハンスは、その想いに全く気が付いていないように、リーザや村人から見えた。実際は、気がついていて、リーザにも、村人にも何も言わずにいたのであった。


ある日、リーザは、ハンスの同業者から、ハンスが命がけの登山に挑戦すると聞かされる。ガイドをする上で、実際に見ておかないと、わからないことも多いから、という理由だそうだ。ハンスが挑戦する山事態も危険性があったが、ハンスが使う予定のルートは、その山の中でもさらに危険なルートで、成功率はかなり低いと言われていた。


リーザはハンスに、本当に挑戦するのか確認した。ハンスは何も言わずに、うなずいた。ただ、その目に強い決意を込めて。リーザは不安でいっぱいだったが、彼の夢を応援したいという気持ちの方が大きかった。だから、「戻ってくるのを待っている。頑張ってね。」とだけ伝えた。


登山から数日後、ハンスは無事に戻ってきた。しかも、彼は、山の頂上で、奇跡的に咲いていた、エーデルワイスを持っていた。ハンスは、村人が見ている前で、リーザに贈った。それは、彼が無事に生きて山から戻ってきた証であり、彼女への想いの証でもあった。


ハンスは、リーザに自分の気持ちを打ち明けた。「君の純粋で強い心は、このエーデルワイスのように、私の心を温めてくれる。君と一緒なら、どんな困難も乗り越えられる。今回も、君の強い思いがあったから、いつもよりも危険なルートに挑戦することができた。私は、君を愛している。一緒にいてほしい。」と。


リーザは、驚きと喜びで涙が溢れた。それは、彼女がずっと待ち望んでいた言葉だった。そして、ハンスの手を取り、アルプスの雄大な自然の中で、二人の愛は、エーデルワイスの花のように、永遠に咲き続けることを誓った。厳しい冬を耐え忍び、春の訪れとともに花開くエーデルワイスのように、二人の愛も、困難を乗り越えて、美しく力強く育っていった。











2月13日

誕生花:エーデルワイス

花言葉:初恋の感動

大切な思い出

科・属: キク科・ウスユキソウ属

和名・別名:西洋薄雪草

      セイヨウウスユキソウ






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